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1.男主視点

 「うちに来るか?」

 

 俺はそう言い、小さな猫を家に連れて帰った。

 

 

 バタン

 

 「!、お帰り。コーヒー入れたが飲む……?」

 「……」 

 「皐月、それは?」

 「……拾った。」

 「そうか、今動物病院を探すから。」

 「おう……(あれ?……)」 

 

 ちなみに言い忘れていたが、俺が居候しているのはこいつ、「橘 宗吾」の元。

 橘はどいうわけか、理由はわからないが、動物を飼ってもいいマンションに住んでいる。

 まぁ、別にいいことだが

 それよりも何も言わないことに驚いた。普通なら……

 

 “元の場所に戻してきなさい。”

 “うちでは飼えないの、わかってちょうだい”

 

 が、当たり前だ。

            クション

 

 取りあえず、こいつを拭いてやらないとな。



ゴシッ ゴシ

 

 ニャ!!

 「!、わりぃ。もう少しで終わるからな。」

 「………へー、そうやるのか。」

 「宗吾、後ろに立つな。」

 「悪い、友人が動物病院をやっているのを思い出したんだ。電話をしたら、「今すいているから来い」って。」

 「わかった、場所は?」

 「あぁ、そのことだが、私も行くよ。そんなに時間はかからない、近くだから。」

 

 猫を拭きながら宗吾と話す。皐月は居候の身でありながらこういったことは贅沢だと思う。

 

 二人で並んで動物病院へと向かう、皐月と宗吾。猫はとりあえずきれいな段ボールに少し使い古したタオルを入れて、軽くふたを閉め外に飛び出さないようにしてある。

 

 

 

 

 「んー、大きな外傷もないし、今の所大丈夫だが、何か気になるときは電話をしてくれ。取りあえず、栄養剤はうっとくから。」

 「はい」

 「………」

 

 動物病院について、診察をしてくれる先生。今は大事にまでいたってないということで、家に戻ることはできた。

 

 「………」

 

 だが、皐月は 不安で一杯だ。

 

 「皐月?」

 「ッ!」

 「大丈夫か?」

 「あぁ。」

 

 家に帰ってきたのに皐月は眉間に皺を寄せて、考えているのだろうか宗吾は心配になり声をかけるが、まるで皐月が怯えている子供のように見えた。

 

 誰が子供だ!!

 

 「心配ない、このマンションは犬・猫  ペットOKのマンションだからな。」

 「………」

 「……この猫、飼おうか。」

 「!、いいのか?!」

 「あぁ、そうするとこの子名前だけど……」

 「……俺こいつのごはん作ってくる。」

 「……(……意外と可愛いな皐月は)、!、お!気が付いたか!」

 「あんまり大声出すな。」

  ふーっ

 「あれ?」

 

 真剣な話をしていたのに、何だか宗吾の考えていることが……

 そうこうしているうちに猫が起き、体を伸ばす行為をし、あくびをするが、宗吾を見て威嚇をする。

 

 「まだ子猫で、警戒心が強いんだ。」 

 「へー、でもそれって、母親の方じゃないのか?」

 「確かに母親の方気が強いが子猫だってそれなりにあるさ。」


 取りあえず、今は心配なさそうだ。    今だけは

 

 「あぁ、すまない、遅れて。ほら、ご飯だよ。」

   

 

 

初めての第一話。

 私も猫を拾ったことがあります。母が猫を保護したということもありました。犬が拾ってきたこともありました。

 捨てる神あれば、拾う神もいる。落ちているものは拾いたくなる。後半の言葉は私が、母に言った言葉です。落ちているものがあればなんであろうと拾ってしまう癖があるんだと、わけわからないですが、すこしでもわかってもらえるとうれしいです。長ったらしくて、申し訳ございません。

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