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13,


「へぇー、お隣さんね。」

 「あぁ、多分小説家か、デザイナーだと思うんだ。」

 「なんで?」

 「んー、手の小指インクで汚れていたんだ。」

 

 翌日の昼食。

 皐月は昨日合った事を話していた。

 

 「それにしてもよく見ていたね。」

 「あぁ、俺が潔癖症っての忘れてない?」

 「……」

 

 忘れているだろうが皐月は潔癖症で一番多く触れる手だけは「ちゃんと洗え」っといってくるほど、雑巾やそういった汚れは嫌いらしい……

 一度だけ宗吾の手がインクまみれで触ってこようとしたときは目つきが変わりそのあとどうなったかは覚えていないがなぜか風呂場にいた。 

 ちなみに皐月はバイトをたくさんというほどやっており動作眼は良い。

 

 「すまん……」

 「いや、ベつにいいよ。それより……」

 「?」

 「アリアがご飯を食べてないんだが………」

 「え?」

 

 いつもなら飼い主たちと共に昼食を食べるのだが今は食べていない。というよりも昨日の昼も食べていない。

 昨日の夜・今日の朝はちゃんと食べていたが半分も残している。

 

 ニャップ(ゲプッ)

 「……病気か?」

 「いや、おやつの箱を開けた形跡があるから多分……」

 「……食べ過ぎ?」

 「病気じゃないならいいが……」

 

 心配する宗吾と皐月。

 

 だが、その隣では

 

 「今日ねー、猫に会ってさ。」

 「へー、珍しいな。」

 「うん。それでね乾燥のかにかま合ったじゃない。」

 「あぁ。(つまみ用の)」

 「小袋を一つ開けちゃった。」

 「へぇ…………って、え!?」

 「?、どうしたの?(ハル)?」

 

 楽しそうに一日の事を話すが、突然の言葉に遥は驚く。

 おやつとして一袋あげるのはあまりありえない。あげすぎると主食を食べなくなり、栄養がかたよる。

 まぁとりあえず、

 

 「隣!あげすぎはやめろ。」

 「え!?な、なんで?」

 

 「猫にあげすぎは危険だからだ!!」

 

 

 


 「とりあえず、病院に連れていくか?皐月」

 「あぁ、何とも言われなきゃいいけど。」

 「確かに。」

 

 

 「うん、わかった。」

 「本当に気を付けろよ。」

 「はーい。」


 

 

 

 

 “何だこれ……”

 “面白いね”

 “いやー、おいしかった。”

 

 ““アリアってどこかおかしいね……””

 にゃあー?

 

 この生活変わっていく?

 

 

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