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しるし2(詩集)

林檎

作者: さゆみ


林檎を丸ごとかじらないで

その赤は情熱を彩り

その中は蜜が溢れてる

瑞々しさが滴り零れる

そんな幻想を抱かないで


キラキラした楽園に飛び込めたの

ただ拘束から解き放たれたくて

自由の煌めきを浴びた

想い描いた風景画に酔う

でもそこが終点だとしたら

夢は止まるの

褐色の絵画

描き続ける腕は麻痺

自由に溺れ、驕り、打ち震える

自由は汚れ、乱れ、悪夢が憑依

自由を護るには強い心魂が須要

自由に支配された水と光は

自由の楽園の花を枯らすの


そこが安住と信じこまないで

踊る景色にしゃがみ込まないで

愛を確かめてもっと愛を欲して

そして真実を見極めて

本当に大切なものは何か

強かな風に流されてはいけない


林檎を丸ごとかじらないで

その赤は情熱を彩り

その中は蜜が溢れてる

瑞々しさが滴り零れる

そんな幻想を抱かないで



ごめん嘘


林檎をナイフなんかで切らないで

例え中がふやけていたとしても

例え茶色く傷んでいたとしても

例え毒が入っていたとしても

林檎は丸ごとかじるから美味しいの










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― 新着の感想 ―
[一言] はっきり言って詩単体では意味が分からなかった。ただボーカロイドが歌ってる詩は案外こういうのが多くて二次元病なのかと思えば作者の罠にハマってるかと思う。ちょっと辛口で悪いけど4.4の評価にしま…
[一言] 拝見いたしました。 林檎はさゆみさんご自身でしょうか。 ありのままの自分。 さりとて、よく見られたい欲求もある。 例え偽っても、よく見られたいと思っているのも自分自身に違いはない。 願わく…
2014/02/10 10:45 退会済み
管理
[一言]  さゆみさんの詩は女性らしくて綺麗な言葉が好きです。  綺麗と毒が共存しているこの詩はとても好きです。  小さな物語が完成しているなと思いました。  これからも楽しみにしています^^*
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