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美女藹藹  作者: 優朔
5/5

 藹藹



「佳ねぇ。またパリに行くの?何回目よ」

「まだ四回よ」

「まだって…」

「まるで通い妻みたいだねぇ」

「いや、押しかけ女房でしょ」

「幸子も樹もひどい!もう樹のおっぱいで慰めてもらうしか」

「言ったでしょ!お触り禁止!今度触ったら千円とるよ」

「…それもどうかと思うよ、樹」

「幸ねぇの触ってよ!」

「そんなのおもしろくないじゃぁない」

「人をおちょくるなぁぁぁぁあ!」

「通い妻って言えば、雪子、芳幸くん元気?」

「元気」

「あー早く結婚しちゃえばいいのに」

「…」

「え、なにもしかしてようやくプロポーズオッケーしたの?!」

「(…今度挨拶しに来る)」

「早くいいなさいよ!いつよ、私仕事休むわ」

「私も!学校休む!バイトも代わってもらう!」

「いや、あんたたちはいなくていいよ。二人とも仕事しなさい」

「「えぇぇぇぇぇぇぇえー!!」」

「ちょっと、声が大きい」

「あぁぁぁ、でも、ようやっとかぁ」

「まぁ、もうすでに芳幸くんは家族みたいなものだしね。私が小学校の時からの付き合いでしょう?」

「ほんとだよ。雪ねぇが焦らしてるせいで愛想尽かされちゃったらどうしようって私心配で心配で…!」

「…樹。この前仕事帰りに見かけたけど隣にいてた男の」

「ああああああ!あっ私、レポート締め切り明日までだったんだ!」

「「……」」

「あっじゃあ、日にちちゃんと決まったら言ってね、じゃあ!」

「…樹のおっぱいを揉める男がようやく現れ」

「佳乃」

「…ごめんなさい」






* * * * * * *


芍薬、牡丹、百合


みなそれぞれいと美しきかな


* * * * * * *



完結です。


暗ーい話とかねちねちしたネタしか思い浮かばなくて、ライトな話に挑戦したくて書いたお話です。が、難しかった...

ド素人丸出しですが、最後までお付き合い下さいまして、本当にありがとうございました。



『立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花』美人の姿を形容することば。(広辞苑)

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