表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/9

出会い

私は今馬車の中でパレス町で出会い一緒に学園に通うことになった少女と話している。


「名前はなんていうの?私はレスティア」


「はい。私はレムといいます。その、昨日は助けてくれてありがとうございます。一生貴方様について行きます」


「そういうのはもうやらなくていいといってるでしょ?あなたは自由になったのだから」


「分かりました。それで私もティアさんと一緒に学院に通うというのは本当なんですか?」


「えぇ、本当よ!それがどうかした?」


「いえ、私は平民なので魔力があまりなくて」


「それをいうなら私は人間じゃないわ」


「ーーはい!?今なんて言いました?」


「あら、聞こえなかったの?ならもう一度言うわよ。私は人間じゃなくて、吸血姫なのよ」


「吸血姫って吸血鬼の希少種じゃないですか。なんでそんな凄い人が私なんかと一緒にいるんですか」


「レム、自分を卑下するのはやめなさいな。それに私はあなたのこと気に入ってるのよ」


「気に入られてるのは嬉しいですけどーー」


「ほら、王都が見えて来たわよ!」


「本当だ!王都って結構広いですね」


「当たり前じゃない」


「レム、着いたよ」それにしても無人馬車は会話を聞かれる心配がないからいいな。お金の代わりに馬にはにんじんをあげるだけでいいし。


「試験は午後からだから時間になるまでギルドで依頼でも受けてようか」


「そうですね」そう言って私達はギルムへと入っていった。


「いらっしゃいませ!ようこそ王都冒険者ギルドへ。旅の方ですか?」


「違いますよ!午後から魔術学院の試験を受けるのでそれまで依頼を受けたいんですけどなにかいいのありますか?」


「分かりました。その前に冒険者ランクを教えて貰えますか?」


「マスターランクです」


「あの今なんて言いましたか?」


「マスターランクですよ」


「あはは、ですよね」


「ギルドマスターを呼ぶので少々お待ちください」


「お前がマスターランクの冒険者か、それでどこで冒険者登録した?」


「パレス町ですが。それがどうかしましたか?」


「パレス町だって!?なら大丈夫だな。あそこは俺の師匠がやってるギルドなんだよ」


「そうなんですね」


「それで依頼だっけか。何にする?」


「受けるつもりだったのですがこれから学園の試験があるので依頼はまた今度受けようと思います」


「そうかい!ちなみにMランクに上がるための試験はなんだった?」


「聖女様の護衛ですよ」


「なるほどな!今度似たような依頼捜しとくよ」


「本当ですか!ありがとうございます」


「おう!だから冒険者学園の試験頑張ってきな」


「はい!行ってきます」


「レム、おまたせ!試験受けに行こうか!」


「うん!」そして私とレムは冒険者学園へとやってきた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ