最終話 お姉様ズルイの~~
☆☆☆王都北門エレガント駅馬車営業所
ふう、都落ちは、北が似合うぜ。
「あ、もしかして、お客様!」
「エレガント魔獣ランドの行路になりますが」
「そーなの。お使いなの~~」
「ここは、往復銀貨4枚になりますが」
「あるの~~~」
チャリン!
「「「ようこそ。エレガント駅馬車に!」」」
ガタガタガタ~~~
窓が広い。景色が見える。外装が派手だと思ったけど、中はシックで落ち着く。いいな。この座席、しかし、客は私、一人だ。
「食事になります」
まあ、中々だ。
「おバイオリンを弾きます。演奏者はエレガント子爵夫人です」
♩~~~~~♩
エレガント子爵?うさんくさい名だけど、中々、上手いな。
何を考えているのだ。もう、商会の事は考えなくても良いのに、
パチパチパチ~~~
「お上手なの~~~」
「どういたしまして」
少し、話を聞くか。
「ええ、ゴブリン注意報の時に、メアリー商会にお客様を取られて、駅馬車を売りにだしましたのよ。今はエレガント家が経営する魔獣ランド、一本の行路にしておりますの」
ほお、引き際も良い。
「グスン、グスン、グスン、それで、外装だけ派手と、芸人にネタにされているのよ」
うわ。私もトムの時にされたな。その後も散々ネタにされた。
今は、調べもしないが、何とも言われていないだろうな。
でも、芸人がワザワザたかるって事は、見込みがあるのだ。
零細にはたからないし、大手もネタにしない。それに、芸人に、経営など出来ないだろう。
ネタにして反応がありそうで、大丈夫そうな所を狙っているのだ。全く力がないわけではない。
どうするか、幼女のアドバイスなど聞く方がおかしいし、そもそもホイホイとアドバイスを聞く方もおかしい。
求められて発言をするものだ。
ここは褒めよう。
「すごいの~~、内装は良かったの~~、料金倍の銀貨8枚でもよかったの~~」
「え、でも、お客様がこないから、料金をさげておりますのよ」
食いついたな。
「お高く設定すると、もしかして、と思って来る人がいるかもしれないの~~、リピーターになるかは、貴女しだいなの~~~」
「そうね。どうせ、廃業しようと思っていたから、やってみるわ!」
・・・・・
☆☆☆エレガント魔獣ランド、土産物売り場。
「おお、この子は、たしかに、うちから、養子に出した子だね」
「グスン、変なお兄ちゃんに剣でさされたの~~~」
「皆まで言うな。生地は残っている。手術をするよ。この子のお名前は?」
「ミディちゃんなの。有難うなの~~~」
☆
5歳のころ、家族旅行で、エレガント魔獣ランドに行った。アクアドラゴンと、地竜と魔グリズリーがいる遊園地だ。最後の私が参加した家族旅行だ。
ミディちゃんは、正確には、知能が高い魔グリズリーだ。
その時、オリビアの王族との婚約が決まって、親子3人で遊んでいたな。
二番目の子は、男の子が欲しかったみたいで、ないがしろにされたのだ。
寂しそうに、家族の後をついていたら、
お土産物屋さんのお婆さんがヌイグルミをくれたのだよな。
『お嬢ちゃん、この子を養子にしてくれないか?』
『え、でも、お小遣いないの~~~』
『だから、養子じゃ、その代わりしっかりお世話をするんだよ。この子が、お嬢さんのところに行きたいと、ずっと、戸棚から見ていたんじゃ』
『わーい、有難うなの~~~、お名前は、ミディちゃんにするの~~~』
ああ、そうか、前世の記憶を思い出すまで、ミディちゃんに、慰めてもらっていたんだ。
いや、今もだ。
魔獣ランドをまわろうか。
☆アクアドラゴンの湖
「あ、お客様が来たよ!レディちゃん。顔を出して!」
バシャ!
「ウオオオオーーン!」(こんにちは)
「こんにちはなの~~~」
案内の子は、魔族か。ドラゴンを扱える種族だ。魔族から人族に降った部族もいたと聞いた。
☆地竜牧場
「クゥ、クゥ!」(お客様だ。集まれ!)
「こんにちわなの~~触りたいの~~~」
「クゥ!」(どうぞ!)
こ、これは、私は雀のようなティラノサウルスの復元図に異議を申し立てる。
これぞ、恐竜、ノドサウルスみたいだ。
☆魔グリズリーの檻
「ガオー!ガオー!」(こういうの好きなんだろ)
「おお、すごいの~~~」
支配人に聞いた。
エレガント子爵だ。
「はあ、客が来ない。昔は、そこそこ来ていたのだがな」
「どーして、来なくなったの~~~」
「過激な撮り魔獣の方々が、檻に入ったり。無茶な撮影をするから、問題になったよ。注意しても奇声を発してね」
ああ、そうか、一部、不良魔道写真家がいるって聞いたな。
「なら、安全をアピールしたら~~~」
「安全だよ」
「違うの~~目に見える形にするの~~~」
「どーするんだ?」
☆☆☆数ヶ月後
「いらっしゃいませなの~~~~」
パタパタ~~~
「串焼き三つ下さい」
「はいなの~~」
今、私は、園内で串焼きの屋台のバイトをやっている。
「お嬢さん。ヌイグルミを背負っているね。可愛い子ですね」
「有難うなの~~、ミディちゃんなの~~」
「お客様、ここの園内、柵は黄色で塗られています。この柵には絶対に触らないで下さい!」
「「「はい!」」
「なるほど、この柵を乗り越えたら、客の責任だな」
駅馬車の値段をお高く設定したおかげで、客層が良くなった。
そこそこ、お客様が来るようになった。
変な撮り魔獣は来なくなった。
「やあ、メアリーちゃん。串焼き一本を頼むよ」
「はいなの~、ハンスさん。撮りに来たの~~」
「そうさ。変な撮り魔獣が多くなってね。こっちで、のんびり撮影するよ。奴ら、魔族領にも行きそうで困りものだよ。でも、最近、魔道車を撮るとか言っていたから、王都に集まっている。不穏だ」
☆☆☆数ヶ月後
「メアリーちゃん!有難う。あれから、採算は取れるようになったわ。次はどうしたらいいかしら」
「ここでお値段をお安くするの~貸し切りで4人家族で、往復銀貨20枚とか、客層は中間層狙いなの~~~」
「有難う。メアリー商会のメアリー様と同じ名前で同じ才覚ね」
「違うの~~、夫人の努力の賜物なの~~」
私は口しか出していない。
今年で12歳か。幼女も卒業だな。年を取ったものだ。
ヒュ~~~、パタ、パタ
新聞だ。
何々、王都、路面魔道車開通、市場と商業ギルドの路線?夢の高速時代、時速40キロ!
何、あの王都で時速40キロ、始めは、馬車と同じ速度で、次に15キロから20キロで走って、市民にならしてからじゃないと、安全対策は?
そうか、時速はまだ決まっていなかった。
次の記事は?
過激な魔道写真家モドキは、魔獣から魔道車へとターゲットが変わったから注意と、警鐘を鳴らす魔道写真家のハンス。
メアリー商会、安全は大丈夫か?
あのハンスさんだ。この意見は聞くべきだ。
開通日に事故・・・
「メアリー探したよ」
「・・・誰なの~~~」
「マークだ。マークガレーだ!」
・・・あ、王子か。
ザワザワザワ~~~~、
「もしかして、変態?」
「看板娘を守れ!」
「おい、やめろ!私は、変態じゃない!」
「皆、やめるの~、この人は、メアリーの・・・」
この関係性を何て言えばいいのか?言葉に詰まる。王子とは言えないしな。
いや、はっきり言おう。
「王子様なの~~」
「「「!!メアリーちゃんの王子様!」」」
「もしかして、婚約者?」
「スパダリだよ。メアリーちゃんは、実家を追い出されて来たんだ。迎えに来たんだ!」
「初めて、スーパーダーリンを見た。溺愛だ!変態と噂されていたけど、実は誠実な王子様でした。溺愛されて、ハッピーですだ!演劇そっくりだ」
ああ、面倒くさい。
・・・休憩室で、話を聞いた。皆、聞き耳を立てているな。
「探したぞ。分かるぞ。急に息を吹き返した路線があればな。そして、その先に、息を吹き返した魔獣ランドがあればな!発展をたどってきたぞ!」
「陛下の誕生日に開通式がある。さあ、一緒に行こう」
「・・・行く!」
イギリスで初めての開業の日に、事故が起きたのだ。
行かなきゃ。
ヒヒ~~ン
「さあ、特別の馬車を用意しましたわ。メアリー様は、メアリー商会のメアリー様よね。薄々感じていたわ。王子様とのロマンスですわーー」
あれ、何故、空き缶をロープでつないで、音が出るようになっている?
「スピードでないの~」
「フフ、場内だけのお披露目ですわ」
「「「「ワワワワワワワワワーーーー」」」
何故、歓声をあげる?
☆☆☆王都商業ギルド
「ホホホホ、ご招待頂き有難うございます」
「法王様、来て頂き有難うございます」
「商会長代理のエリザベスと申します」
「ほほ、代理?」
「ええ、本当の立役者は別にいますの」
メアリー、どこにいるのよ。
この席にいるのは、貴方なのよ。
マークも遅いわね。
ザワザワザワザワ~~~
「メアリー様だ!」
「商会長!」
「ピンクの使者様!」
「義姉上、メアリーを連れてきました」
「メアリーどこに行っていたの。でも良かったわ!」
「ほお、あの子が、外典のピンクの衣をまといし者・・か」
私は、法王猊下と陛下の前で、拙いカーテシーをした。
「中止をお願いするの~、安全対策が不十分なの~~」
「おい、待て!」
エドモンドだ。猊下と陛下の前に立ち塞がった。
「フン、俺は敵前逃亡した者は信用できない。逃亡兵は死刑だ」
「死刑でいいの~、でも、聞いて欲しいの~!」
・・・どうせ、欲しがり妹だ。破滅するまで、
「兄上、聞いてやって下さい!」
「ほお、この娘の口上にいっぺんの迷いがあれば、お前は廃嫡だぞ」
「ええー」
「「「マークさん。そこは頑張るニャン!」」」
「マークさん。王子クビになったら、メイド猫喫茶で雇うよ!」
「ええい、ままよ。兄上、聞いてやって下さい!」
「メアリーよ。お前の言う安全とは、おかしい。なら、魔道自動車を作らなければ良かったではないか?なければ事故は起きまい」
「リスクの問題なの~、歩いても事故は起きるの~生きるために安全を考えるの~お武家様は、生き残るために~、鎧を着るの~~それと同じなの~」
「であるか、この式典を中止すれば、我国の沽券に関わるぞ」
「式典で事故が起きれば~、沽券どころじゃないの~」
「なら、逃げ出したお前の責は?」
「エド!私の義妹、いえ、本当の妹よ!」
「分からない~、私を処刑台に・・・・」
プルプルプル~~
足が震えている~~
「欲し~~の!事故のない開通式が欲し~~の!欲し~~の!そのためなら、身の破滅もいいの~~!欲しがり妹は、破滅するの~!」
「であるか。・・・・ククククク、アハハハハ、なら、その身は、王宮預かりとする。猊下!陛下、王太子として、中止を奏上します」
「うむ。なら、ワシは、再開まで、観光を楽しむぞ」
「猊下がそう言うのなら、そうしよう。事故が起きないようにな。メアリー嬢」
「はいなの~!」
・・・フウ。
「「「メアリー様!」」」
「皆、心配かけて、ごめんなさいなの~」
「「「心配をかけて下さい!」」」
「ついでに、踏んで下さい!」
「罵りも追加して欲しいなりーー」
「時速40キロの見直しなの~、フランク商会に依頼して警備を出してもらうの~」
「「「はい!」」」
「実は~、時速40キロではありません」
「ハニャ?ケン・・」
え、時速40キロは、私を呼ぶための嘘?エリザベス義姉様の策略?
「商会員を叱らないでちょうだい。私の策よ。貴方、人の命を一番に考えていたでしょう?だから、新聞に載せれば来ると思ったのよ。フフ」
「「「申し訳ありません」」
「でも、メアリー様、ご自身で計画を確認して下さい」
フ、これが、束縛される幸せか?
見直したが、完璧だ。
結局、一週間後、開業した。
☆☆☆開通日
「プギューーーーー!」
「金だ!金だ!!」
「おい、入らせろ?!」
「あん?お前ら、人間の言葉を話せや」
「ここはフランク商会のシマだ」
「魔道車に近すぎじゃ、ボケ!」
「「「ピギーーーーー」」」
「ピキーじゃねえよ!!」
「やめろ~、俺たちみたいに、ルールを守って、撮り魔道車やれよ」
「そうだ、我々はルールを守って撮っている。恥ずかしいぞ!」
やっぱり、過激な撮り魔道車たちは問題を起こしていた。
「フウ、これで大丈夫なの~」
「さあ、メアリー様、王宮へ」
「フへ?王妃殿下」
「王子妃教育が始まります。マークが廃嫡をかけたのですもの。ね?」
「やーなの。お義姉様に迷惑をかけるの~~」
「フフフ、欲しがり妹は、姉に迷惑をかけて、ナンボでしょ?」
その時、お姉様とお父様、お母様が、観衆の中から、現れやがった。
「あの、ジャスティンとは婚約破棄をしました。どうか、私をメアリーの代わりに、マークガレー殿下と婚約させて下さい。メアリーでは役不足です」
「おお、メアリーよ。父だ」
「メアリー、お母様ですよ」
やめれ、この流れは、大阪夏の陣の、大坂城のように、外堀を埋められる。
ここに現れるのは?
「であるか。なら、我と問答をせよ。発言に、一片の迷いがあったのなら、処刑だぞ」
エドモンドだ!こわこわ王子だ。
「いいえ。やっぱり良いです」
「「ヒィ、やっぱり良いです!」」
頑張れよ!!
商会だけでも重い責任なのに、王子妃だなんて、
「グスン、グスン、待って、お姉様、ここは頑張るの~~欲しがられ姉は、追放されて、不思議な力を出すの~~!」
ああ、まるで、サッカー少年が、ボールを追いかけるように、逃げて行く。
「お姉様はズルいの~、お姉様は、ドラゴンのような重い責任から逃れて、自由になったの~、お父様とお母様もズルいの~~、頑張るのやめたら、死合い終了なの~~」
「アハハハ、マークはどこだ?」
「そうね。まだ、11歳ですもの。エリザベス、メアリーの商会を、貴族学園卒業までお願いしますわ」
「はい、王妃殿下、必ずや」
「うむ。住まいは王宮にしよう。待遇は、王女に準ずる。いや、王女だ。いずれ王族になるのだからな。徐々に慣れていけば良い」
ヒィ、逃げなきゃ!
と思ったら、馬車で前を塞がれた。トム!とフラワだ。
「ヒヒ~~ン、ブホブホ!」(ちょいとお待ち下さい。お嬢様)
「メアリー様、王宮までお送りします。メアリー様は駅馬車娘です。駅馬車で王宮に行くのが筋ってもんです。中に、愛しのスパダリが乗っていますよ!」
「いや、私は乗れって言われたから・・」
「あら、いいわね」
「であるか。部下に慕われるとは、ますます良い」
「「「「ワワワワワワワワワー」」」
「未来の王子妃の誕生だ!」
「支配して!」
「雑魚って罵って欲しいなり!」
「おい、変態が増えているぞ!」
トム!やっぱり、研修に出していたこと恨んでいたのか??!
私は、こうして、まるで、飛翔するドラゴンの背中に乗ってしまったようだ。巨大な流れ。降りられない・・・
☆☆☆264年後
☆メアリーランド、メアリー城(旧ローゼン城)星見台
「欲しがり妹座が煌煌と輝いているか。末妹、クララベル、大学卒業につき。継承者レースが始まるのを見守っているかのようだ・・・」
「お父様、是非、長女たる私に!」
モグモグ~
「お姉様は、ズルイ~、ここは次女たる私に」
「・・・・・・」
「・・・これより、欲しがりの心を問う。どうやって、欲しがり道を広める?
この羽の靴に誓って、本心を述べよ。まずは、欲しがり三姉妹長女、ギャロライン・・・」
「私は、ドレスを着て、イケメンにエスコートされて、パーティに出席します。男も女も私を見て、羨ましがるでしょう。欲しがりとは、羨望!これが、私の欲しがり道です」
「・・・次。次女、オークリー」
モグモグモグ~~
「あたしは、パーティに、珍しい食べ物を沢山用意します。食べたいな~~って気持ちが、欲しがりの心です。ズバリ、食欲です!」
・・・どれも、足りていない。始祖様は、どんな気持ちだったか?
「次、三女、クララベル」
「クククク、アハハハハ、お姉様方は俗物だ。お姉様達のは、『渇望』だ。欲しがりの心を問うことに意味がありません。欲しがりの心とは、深淵にして未だ底が見えない。個にして全、全にして個、全ての人に共通するが、個性があるもの。我、未だに、欲しがり山の麓まで到達していません」
「「何ですって!」」
「欲しがりとは、道で示すもの。道とは、これすなわち、行動だ。私に、エレガント魔獣ランドの経営を任せて下さい」
「まあ、私がやっても、立ち直らなかったのよ」
モグモグ
「あたしがやっても客は来なかった」
「あんたじゃ無理」
モグ、
「あれ、ピーナツ切れた!ウモーーーー!引き返す!」
「これ、オークリー、暴れるな!帰るな!」
「まあ、良かろう。クララベルに任す。見事、採算が取れたら、次期総帥だ」
「はい、お父様、でも、私は、欲しがりの心を示すだけ。立ち直りは二の次です」
☆☆☆エレガント魔獣ランド
前を臨めば、借用書♩右~と左はクレームの山~♩
地獄に行くのは死んでから、だけーど、この世も借金地獄♩
っと、
「クララベル様、資材が到着しました」
「スミスさん。有難う。シフトの変更と、作業工程は私がやっておいたから、確認だけしておいて」
「はい、クララベル様」
現場に出るか。
お、いいね。ここまで、愚痴が聞こえてくる。
「あ~、また、欲しがり一族が来るって」
「キャロライン様は、園内に宝石とドレスの店を作った。客がくるわけがない」
「オークリー様は、一食、一万メアリー(一万円)のコース料理を園内のレストランに出した。ファミリー向けだぞ。ここ」
「「「はあーーーー」」」
盛大なため息だね~~
フフフフ、いいね。
「おい、お前達!」
「「「!!!」」」
「新CEO!」
「あれ、何でつなぎを着ているのですか?」
「フフフフ、お前達、園内のペンキを塗りなさい。でないと、勤務評定に、男は、チンをボリボリかいてサボっていた。女は、臭い屁をこいていたと書くよ!!」
「「「ヒドイ!」」」
「さあ、園内を、少しずつ綺麗にするよ。道具とペンキは用意した。つなぎに着替えてこい!我は綺麗な園を欲しているぞ!欲しーーーぞ!」
「まあ、塗装がはげているのは、ちょっと、と前から思っていたから、やってみるか?」
「「はい」」
フフフ、大メアリー様とダンスするぜ!!!
・・・メアリー財閥、総帥、クララベルの代で、地球のロックフェラー級の世界財閥に成長することになった。
陰謀論の格好の標的になったが、現在も続いている。
会社は誕生し、発展し、停滞し、堕落する。しかし、中興の祖が現れて息を吹き返すこともあるのだ。
何故なら、欲しがりの心は永遠だからだ!
皆様、最後まで、お付き合い頂き有難うございました。




