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【連載版】転生したら欲しがり妹だった~欲しがり妹の商会長  作者: 山田 勝


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17/18

最終話 お姉様ズルイの~~

 ☆☆☆王都北門エレガント駅馬車営業所


 ふう、都落ちは、北が似合うぜ。


「あ、もしかして、お客様!」

「エレガント魔獣ランドの行路になりますが」


「そーなの。お使いなの~~」


「ここは、往復銀貨4枚になりますが」


「あるの~~~」


 チャリン!


「「「ようこそ。エレガント駅馬車に!」」」



 ガタガタガタ~~~


 窓が広い。景色が見える。外装が派手だと思ったけど、中はシックで落ち着く。いいな。この座席、しかし、客は私、一人だ。


「食事になります」


 まあ、中々だ。


「おバイオリンを弾きます。演奏者はエレガント子爵夫人です」


 ♩~~~~~♩


 エレガント子爵?うさんくさい名だけど、中々、上手いな。


 何を考えているのだ。もう、商会の事は考えなくても良いのに、


 パチパチパチ~~~


「お上手なの~~~」


「どういたしまして」


 少し、話を聞くか。


「ええ、ゴブリン注意報の時に、メアリー商会にお客様を取られて、駅馬車を売りにだしましたのよ。今はエレガント家が経営する魔獣ランド、一本の行路にしておりますの」


 ほお、引き際も良い。


「グスン、グスン、グスン、それで、外装だけ派手と、芸人にネタにされているのよ」


 うわ。私もトムの時にされたな。その後も散々ネタにされた。

 今は、調べもしないが、何とも言われていないだろうな。


 でも、芸人がワザワザたかるって事は、見込みがあるのだ。

 零細にはたからないし、大手もネタにしない。それに、芸人に、経営など出来ないだろう。


 ネタにして反応がありそうで、大丈夫そうな所を狙っているのだ。全く力がないわけではない。


 どうするか、幼女のアドバイスなど聞く方がおかしいし、そもそもホイホイとアドバイスを聞く方もおかしい。

 求められて発言をするものだ。


 ここは褒めよう。


「すごいの~~、内装は良かったの~~、料金倍の銀貨8枚でもよかったの~~」


「え、でも、お客様がこないから、料金をさげておりますのよ」


 食いついたな。


「お高く設定すると、もしかして、と思って来る人がいるかもしれないの~~、リピーターになるかは、貴女しだいなの~~~」


「そうね。どうせ、廃業しようと思っていたから、やってみるわ!」




 ・・・・・



 ☆☆☆エレガント魔獣ランド、土産物売り場。



「おお、この子は、たしかに、うちから、養子に出した子だね」

「グスン、変なお兄ちゃんに剣でさされたの~~~」

「皆まで言うな。生地は残っている。手術をするよ。この子のお名前は?」

「ミディちゃんなの。有難うなの~~~」




 ☆


 5歳のころ、家族旅行で、エレガント魔獣ランドに行った。アクアドラゴンと、地竜と魔グリズリーがいる遊園地だ。最後の私が参加した家族旅行だ。


 ミディちゃんは、正確には、知能が高い魔グリズリーだ。


 その時、オリビアの王族との婚約が決まって、親子3人で遊んでいたな。

 二番目の子は、男の子が欲しかったみたいで、ないがしろにされたのだ。


 寂しそうに、家族の後をついていたら、


 お土産物屋さんのお婆さんがヌイグルミをくれたのだよな。


『お嬢ちゃん、この子を養子にしてくれないか?』

『え、でも、お小遣いないの~~~』


『だから、養子じゃ、その代わりしっかりお世話をするんだよ。この子が、お嬢さんのところに行きたいと、ずっと、戸棚から見ていたんじゃ』


『わーい、有難うなの~~~、お名前は、ミディちゃんにするの~~~』


 ああ、そうか、前世の記憶を思い出すまで、ミディちゃんに、慰めてもらっていたんだ。

 いや、今もだ。


 魔獣ランドをまわろうか。



 ☆アクアドラゴンの湖


「あ、お客様が来たよ!レディちゃん。顔を出して!」


 バシャ!

「ウオオオオーーン!」(こんにちは)


「こんにちはなの~~~」


 案内の子は、魔族か。ドラゴンを扱える種族だ。魔族から人族に降った部族もいたと聞いた。




 ☆地竜牧場


「クゥ、クゥ!」(お客様だ。集まれ!)


「こんにちわなの~~触りたいの~~~」

「クゥ!」(どうぞ!)


 こ、これは、私は雀のようなティラノサウルスの復元図に異議を申し立てる。

 これぞ、恐竜、ノドサウルスみたいだ。




 ☆魔グリズリーの檻


「ガオー!ガオー!」(こういうの好きなんだろ)


「おお、すごいの~~~」



 支配人に聞いた。

 エレガント子爵だ。


「はあ、客が来ない。昔は、そこそこ来ていたのだがな」


「どーして、来なくなったの~~~」


「過激な撮り魔獣の方々が、檻に入ったり。無茶な撮影をするから、問題になったよ。注意しても奇声を発してね」


 ああ、そうか、一部、不良魔道写真家がいるって聞いたな。


「なら、安全をアピールしたら~~~」

「安全だよ」

「違うの~~目に見える形にするの~~~」


「どーするんだ?」





 ☆☆☆数ヶ月後



「いらっしゃいませなの~~~~」


 パタパタ~~~


「串焼き三つ下さい」


「はいなの~~」


 今、私は、園内で串焼きの屋台のバイトをやっている。


「お嬢さん。ヌイグルミを背負っているね。可愛い子ですね」

「有難うなの~~、ミディちゃんなの~~」



「お客様、ここの園内、柵は黄色で塗られています。この柵には絶対に触らないで下さい!」


「「「はい!」」

「なるほど、この柵を乗り越えたら、客の責任だな」



 駅馬車の値段をお高く設定したおかげで、客層が良くなった。

 そこそこ、お客様が来るようになった。


 変な撮り魔獣は来なくなった。


「やあ、メアリーちゃん。串焼き一本を頼むよ」

「はいなの~、ハンスさん。撮りに来たの~~」


「そうさ。変な撮り魔獣が多くなってね。こっちで、のんびり撮影するよ。奴ら、魔族領にも行きそうで困りものだよ。でも、最近、魔道車を撮るとか言っていたから、王都に集まっている。不穏だ」



 ☆☆☆数ヶ月後



「メアリーちゃん!有難う。あれから、採算は取れるようになったわ。次はどうしたらいいかしら」


「ここでお値段をお安くするの~貸し切りで4人家族で、往復銀貨20枚とか、客層は中間層狙いなの~~~」


「有難う。メアリー商会のメアリー様と同じ名前で同じ才覚ね」

「違うの~~、夫人の努力の賜物なの~~」


 私は口しか出していない。


 今年で12歳か。幼女も卒業だな。年を取ったものだ。


 ヒュ~~~、パタ、パタ


 新聞だ。


 何々、王都、路面魔道車開通、市場と商業ギルドの路線?夢の高速時代、時速40キロ!


 何、あの王都で時速40キロ、始めは、馬車と同じ速度で、次に15キロから20キロで走って、市民にならしてからじゃないと、安全対策は?

 そうか、時速はまだ決まっていなかった。


 次の記事は?

 過激な魔道写真家モドキは、魔獣から魔道車へとターゲットが変わったから注意と、警鐘を鳴らす魔道写真家のハンス。

 メアリー商会、安全は大丈夫か?


 あのハンスさんだ。この意見は聞くべきだ。


 開通日に事故・・・



「メアリー探したよ」


「・・・誰なの~~~」


「マークだ。マークガレーだ!」


 ・・・あ、王子か。


 ザワザワザワ~~~~、


「もしかして、変態?」

「看板娘を守れ!」


「おい、やめろ!私は、変態じゃない!」


「皆、やめるの~、この人は、メアリーの・・・」


 この関係性を何て言えばいいのか?言葉に詰まる。王子とは言えないしな。

 いや、はっきり言おう。


「王子様なの~~」


「「「!!メアリーちゃんの王子様!」」」

「もしかして、婚約者?」


「スパダリだよ。メアリーちゃんは、実家を追い出されて来たんだ。迎えに来たんだ!」


「初めて、スーパーダーリンを見た。溺愛だ!変態と噂されていたけど、実は誠実な王子様でした。溺愛されて、ハッピーですだ!演劇そっくりだ」



 ああ、面倒くさい。


 ・・・休憩室で、話を聞いた。皆、聞き耳を立てているな。


「探したぞ。分かるぞ。急に息を吹き返した路線があればな。そして、その先に、息を吹き返した魔獣ランドがあればな!発展をたどってきたぞ!」



「陛下の誕生日に開通式がある。さあ、一緒に行こう」

「・・・行く!」


 イギリスで初めての開業の日に、事故が起きたのだ。


 行かなきゃ。


 ヒヒ~~ン


「さあ、特別の馬車を用意しましたわ。メアリー様は、メアリー商会のメアリー様よね。薄々感じていたわ。王子様とのロマンスですわーー」


 あれ、何故、空き缶をロープでつないで、音が出るようになっている?


「スピードでないの~」

「フフ、場内だけのお披露目ですわ」


「「「「ワワワワワワワワワーーーー」」」


 何故、歓声をあげる?




 ☆☆☆王都商業ギルド


「ホホホホ、ご招待頂き有難うございます」

「法王様、来て頂き有難うございます」


「商会長代理のエリザベスと申します」

「ほほ、代理?」

「ええ、本当の立役者は別にいますの」


 メアリー、どこにいるのよ。

 この席にいるのは、貴方なのよ。

 マークも遅いわね。


 ザワザワザワザワ~~~


「メアリー様だ!」

「商会長!」

「ピンクの使者様!」

「義姉上、メアリーを連れてきました」

「メアリーどこに行っていたの。でも良かったわ!」

「ほお、あの子が、外典のピンクの衣をまといし者・・か」


 私は、法王猊下と陛下の前で、拙いカーテシーをした。


「中止をお願いするの~、安全対策が不十分なの~~」


「おい、待て!」


 エドモンドだ。猊下と陛下の前に立ち塞がった。


「フン、俺は敵前逃亡した者は信用できない。逃亡兵は死刑だ」


「死刑でいいの~、でも、聞いて欲しいの~!」


 ・・・どうせ、欲しがり妹だ。破滅するまで、


「兄上、聞いてやって下さい!」


「ほお、この娘の口上にいっぺんの迷いがあれば、お前は廃嫡だぞ」

「ええー」


「「「マークさん。そこは頑張るニャン!」」」

「マークさん。王子クビになったら、メイド猫喫茶で雇うよ!」


「ええい、ままよ。兄上、聞いてやって下さい!」



「メアリーよ。お前の言う安全とは、おかしい。なら、魔道自動車を作らなければ良かったではないか?なければ事故は起きまい」


「リスクの問題なの~、歩いても事故は起きるの~生きるために安全を考えるの~お武家様は、生き残るために~、鎧を着るの~~それと同じなの~」


「であるか、この式典を中止すれば、我国の沽券に関わるぞ」


「式典で事故が起きれば~、沽券どころじゃないの~」



「なら、逃げ出したお前の責は?」

「エド!私の義妹、いえ、本当の妹よ!」


「分からない~、私を処刑台に・・・・」


 プルプルプル~~


 足が震えている~~


「欲し~~の!事故のない開通式が欲し~~の!欲し~~の!そのためなら、身の破滅もいいの~~!欲しがり妹は、破滅するの~!」


「であるか。・・・・ククククク、アハハハハ、なら、その身は、王宮預かりとする。猊下!陛下、王太子として、中止を奏上します」


「うむ。なら、ワシは、再開まで、観光を楽しむぞ」

「猊下がそう言うのなら、そうしよう。事故が起きないようにな。メアリー嬢」


「はいなの~!」



 ・・・フウ。


「「「メアリー様!」」」


「皆、心配かけて、ごめんなさいなの~」


「「「心配をかけて下さい!」」」

「ついでに、踏んで下さい!」

「罵りも追加して欲しいなりーー」


「時速40キロの見直しなの~、フランク商会に依頼して警備を出してもらうの~」


「「「はい!」」」

「実は~、時速40キロではありません」


「ハニャ?ケン・・」


 え、時速40キロは、私を呼ぶための嘘?エリザベス義姉様の策略?


「商会員を叱らないでちょうだい。私の策よ。貴方、人の命を一番に考えていたでしょう?だから、新聞に載せれば来ると思ったのよ。フフ」


「「「申し訳ありません」」

「でも、メアリー様、ご自身で計画を確認して下さい」


 フ、これが、束縛される幸せか?


 見直したが、完璧だ。


 結局、一週間後、開業した。




 ☆☆☆開通日


「プギューーーーー!」

「金だ!金だ!!」

「おい、入らせろ?!」


「あん?お前ら、人間の言葉を話せや」

「ここはフランク商会のシマだ」

「魔道車に近すぎじゃ、ボケ!」


「「「ピギーーーーー」」」


「ピキーじゃねえよ!!」


「やめろ~、俺たちみたいに、ルールを守って、撮り魔道車やれよ」

「そうだ、我々はルールを守って撮っている。恥ずかしいぞ!」



 やっぱり、過激な撮り魔道車たちは問題を起こしていた。



「フウ、これで大丈夫なの~」

「さあ、メアリー様、王宮へ」


「フへ?王妃殿下」


「王子妃教育が始まります。マークが廃嫡をかけたのですもの。ね?」


「やーなの。お義姉様に迷惑をかけるの~~」


「フフフ、欲しがり妹は、姉に迷惑をかけて、ナンボでしょ?」


 その時、お姉様とお父様、お母様が、観衆の中から、現れやがった。


「あの、ジャスティンとは婚約破棄をしました。どうか、私をメアリーの代わりに、マークガレー殿下と婚約させて下さい。メアリーでは役不足です」


「おお、メアリーよ。父だ」

「メアリー、お母様ですよ」


 やめれ、この流れは、大阪夏の陣の、大坂城のように、外堀を埋められる。

 ここに現れるのは?


「であるか。なら、我と問答をせよ。発言に、一片の迷いがあったのなら、処刑だぞ」


 エドモンドだ!こわこわ王子だ。


「いいえ。やっぱり良いです」

「「ヒィ、やっぱり良いです!」」


 頑張れよ!!


 商会だけでも重い責任なのに、王子妃だなんて、


「グスン、グスン、待って、お姉様、ここは頑張るの~~欲しがられ姉は、追放されて、不思議な力を出すの~~!」


 ああ、まるで、サッカー少年が、ボールを追いかけるように、逃げて行く。


「お姉様はズルいの~、お姉様は、ドラゴンのような重い責任から逃れて、自由になったの~、お父様とお母様もズルいの~~、頑張るのやめたら、死合い終了なの~~」


「アハハハ、マークはどこだ?」

「そうね。まだ、11歳ですもの。エリザベス、メアリーの商会を、貴族学園卒業までお願いしますわ」

「はい、王妃殿下、必ずや」


「うむ。住まいは王宮にしよう。待遇は、王女に準ずる。いや、王女だ。いずれ王族になるのだからな。徐々に慣れていけば良い」


 ヒィ、逃げなきゃ!

 と思ったら、馬車で前を塞がれた。トム!とフラワだ。


「ヒヒ~~ン、ブホブホ!」(ちょいとお待ち下さい。お嬢様)

「メアリー様、王宮までお送りします。メアリー様は駅馬車娘です。駅馬車で王宮に行くのが筋ってもんです。中に、愛しのスパダリが乗っていますよ!」

「いや、私は乗れって言われたから・・」


「あら、いいわね」

「であるか。部下に慕われるとは、ますます良い」


「「「「ワワワワワワワワワー」」」

「未来の王子妃の誕生だ!」

「支配して!」

「雑魚って罵って欲しいなり!」


「おい、変態が増えているぞ!」


 トム!やっぱり、研修に出していたこと恨んでいたのか??!


 私は、こうして、まるで、飛翔するドラゴンの背中に乗ってしまったようだ。巨大な流れ。降りられない・・・








 ☆☆☆264年後


 ☆メアリーランド、メアリー城(旧ローゼン城)星見台


「欲しがり妹座が煌煌と輝いているか。末妹、クララベル、大学卒業につき。継承者レースが始まるのを見守っているかのようだ・・・」


「お父様、是非、長女たる私に!」


 モグモグ~

「お姉様は、ズルイ~、ここは次女たる私に」


「・・・・・・」



「・・・これより、欲しがりの心を問う。どうやって、欲しがり道を広める?

 この羽の靴に誓って、本心を述べよ。まずは、欲しがり三姉妹長女、ギャロライン・・・」


「私は、ドレスを着て、イケメンにエスコートされて、パーティに出席します。男も女も私を見て、羨ましがるでしょう。欲しがりとは、羨望!これが、私の欲しがり道です」


「・・・次。次女、オークリー」


 モグモグモグ~~


「あたしは、パーティに、珍しい食べ物を沢山用意します。食べたいな~~って気持ちが、欲しがりの心です。ズバリ、食欲です!」


 ・・・どれも、足りていない。始祖様は、どんな気持ちだったか?


「次、三女、クララベル」


「クククク、アハハハハ、お姉様方は俗物だ。お姉様達のは、『渇望』だ。欲しがりの心を問うことに意味がありません。欲しがりの心とは、深淵にして未だ底が見えない。個にして全、全にして個、全ての人に共通するが、個性があるもの。我、未だに、欲しがり山の麓まで到達していません」


「「何ですって!」」


「欲しがりとは、道で示すもの。道とは、これすなわち、行動だ。私に、エレガント魔獣ランドの経営を任せて下さい」


「まあ、私がやっても、立ち直らなかったのよ」

 モグモグ

「あたしがやっても客は来なかった」


「あんたじゃ無理」

 モグ、

「あれ、ピーナツ切れた!ウモーーーー!引き返す!」

「これ、オークリー、暴れるな!帰るな!」



「まあ、良かろう。クララベルに任す。見事、採算が取れたら、次期総帥だ」


「はい、お父様、でも、私は、欲しがりの心を示すだけ。立ち直りは二の次です」







 ☆☆☆エレガント魔獣ランド


 前を臨めば、借用書♩右~と左はクレームの山~♩

 地獄に行くのは死んでから、だけーど、この世も借金地獄♩


 っと、

「クララベル様、資材が到着しました」


「スミスさん。有難う。シフトの変更と、作業工程は私がやっておいたから、確認だけしておいて」

「はい、クララベル様」



 現場に出るか。

 お、いいね。ここまで、愚痴が聞こえてくる。




「あ~、また、欲しがり一族が来るって」

「キャロライン様は、園内に宝石とドレスの店を作った。客がくるわけがない」

「オークリー様は、一食、一万メアリー(一万円)のコース料理を園内のレストランに出した。ファミリー向けだぞ。ここ」


「「「はあーーーー」」」


 盛大なため息だね~~


 フフフフ、いいね。



「おい、お前達!」


「「「!!!」」」

「新CEO!」

「あれ、何でつなぎを着ているのですか?」


「フフフフ、お前達、園内のペンキを塗りなさい。でないと、勤務評定に、男は、チンをボリボリかいてサボっていた。女は、臭い屁をこいていたと書くよ!!」


「「「ヒドイ!」」」


「さあ、園内を、少しずつ綺麗にするよ。道具とペンキは用意した。つなぎに着替えてこい!我は綺麗な園を欲しているぞ!欲しーーーぞ!」


「まあ、塗装がはげているのは、ちょっと、と前から思っていたから、やってみるか?」

「「はい」」



 フフフ、大メアリー様とダンスするぜ!!!


 ・・・メアリー財閥、総帥、クララベルの代で、地球のロックフェラー級の世界財閥に成長することになった。

 陰謀論の格好の標的になったが、現在も続いている。

 会社は誕生し、発展し、停滞し、堕落する。しかし、中興の祖が現れて息を吹き返すこともあるのだ。


 何故なら、欲しがりの心は永遠だからだ!








皆様、最後まで、お付き合い頂き有難うございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 終わっちゃたぁ~ メアリー楽しかったよ~
[良い点] 完結おつかれさまです。 最後までハラハラドキドキの展開が続いて楽しかったです。 文章の勢いがあって、熱量を感じました。 最後はハッピーエンドにまとまって読後感もよかったです。
[一言] ハングリー精神、大事。
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