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ダイレクション

スピ系苦手な方はブラウザバック推奨。

あと、作者は口が悪いのでそれも注意。


久しぶりにフラワーエッセンスを買ってみた。


アラレタマのダイレクション。


前回フラワーエッセンスを購入したのはいつだったろうか。

もうちょっと記憶にないくらい前だ。


スプレータイプのものは1年くらい前。

飲むタイプはそれよりさらに前。



仕事が忙しくなって、いろいろ余裕がなくなって。

近所で買えるものではないので、なんとなく買うのを「今度、今度」と先延ばしにするうちに間がだいぶ空いてしまっていた。



わたしが普段、注文するのはアンジェリックエッセンスが1番多い。次は多分アラスカンエッセンスかハワイアンエッセンスだろうか。アラレタマシリーズは、おそらく初めてだと思う。

変わった花のエッセンスが多くて、試してみたいけれどなかなか出てこない、という印象のシリーズだ。


エッセンスを選ぶ方法はいくつかあるが、わたしはダウジングを使っている。


自分で選ぶのは難しい。

けれど人に選んでもらうのは申し訳ない。


ならば、効果が感じられなくても意味不明でも自分の責任、のダウジングでいいじゃないか、という感じだ。

わたしにとってフラワーエッセンスは楽しくも気楽な、効果があると思えばある、そういう趣味だった。




だから、今まで何を買ってどう感じたか何も記録に残していない。



ではなぜこうして文章にしているかというと、今回購入したフラワーエッセンス、これが本当に飲むのが辛いからだ。




フラワーエッセンスは、気のせいかもしれないが心と体に大きく負担がある事がある。

それでも、それはこれまでのわたしには「どんと来い!」と思えるようなもので、どんなに気持ちが落ち込もうが辛かろうが、それは全て良くなるためのステップでしかなかった。


「今落ち込んでも明日が良けりゃいいんだよ!」とばかりにガンガン飲んでいた。


まあ正直、それだけ追い詰められていたという事でもある。




だが、どういうわけか今回は違った。


自分で選んで自分を信じて注文したはずのそれが、とても飲みたくない。

本当に飲みたくないのだ。

とにかく嫌で嫌で仕方がない。


先月、3回目のワクチン接種を終えて以来、わたしは不思議なことに頑張る事が嫌でたまらなくなった。


今でも自分に様々な場面で「頑張れ、頑張れ」と言い続けてはいるが、頑張るという事がとにかく不快で仕方がない。



今までわたしはずっと頑張ってきただろう?

なぜまだこれ以上に頑張らなければならない?



わたしはこれまでもよく社会や神、人生というものに腹を立ててきた。

それはわたしが書く詩をお読みいただいた方にはご存じの部分もあるだろう。


だがそれは「やるけどな?頑張るけどな?だけどふざけんなっつーんだよ!!」という気持ちが底にあったものだ。


今はといえば、「やってられるかアホ。知らんわボケ」という感じなのだ。

自分で書いててやばいと思わないでもないが、まごうことなき本音である。


多分、これを自覚したのはワクチンの副反応が少ないと言っている医者の話を聞いたからだろう。




3度目のワクチンは非常に厳しかった。

体が回復し始めたと感じるまで2週間かかった。

その後の1週間はマイナス方向に引き摺られる気持ちや絶望感と戦った。


1回目と2回目は、熱こそ出ないもののとにかく体が辛くて、明らかに弱っていると感じたし、気持ちもひどく落ち込んだがこれほどではなかった。


そんな中で聞いた、「副反応は少ない」。


わたしは熱が出て1週間仕事を休む羽目になったが、病院には報告していない。

だって熱なら解熱剤で済むし。

「ワクチン打ってすごく体調悪くて落ち込むんですぅ」ってどんな迷惑な客やって話です。


わたしは、わたし達は頑張っている。

それを全部無かったことにはしてほしくない。


それはただのきっかけだったにすぎない。

そのお医者さんが副反応は少ないと言ったことに真剣に腹を立てたわけではない。ちょっとはムカついたが。

だが普段のわたしなら「データとして上がってないだけだろうけど、まあこのお医者さんもそんな事は分かって言ってるだろうしね」と思ってそれで終わりのはずの話だ。


ただ、わたしにはもう無理だった。



思えば、それまではわたしはなんとか頑張れていたのだ。

だから、「もうこれ以上は無理だ」と感じた今回、フラワーエッセンスに助けを求めたのかもしれない。





そうして助けを求めたはずのフラワーエッセンスを飲みたくないと感じるのだからどうしようもないが、こればかりは気持ちの問題なのでやはりどうしようもない。





わたしは文章を書くのが好きだ。


だから、今の気持ちを日記として残して置こうと思った。


初めてフラワーエッセンスを飲み始めてから、いろんな事が変わったと思う。

少なくとも以前のわたしなら、こうして書いたものを外部に発信しようなどとは思わなかった。


日記にしても、書くのは愚かな作業だと思っていたほどだ。

いつか自分が書いたものを誰かが読む。

そこには誰にも話していなかった秘密が書かれているかもしれない。

秘密は知られないよう、形に残さないのが1番だ。なら、なぜ日記など書く必要がある?


そう考えていた。


だが今は、あの頃の自分が何を飲んで何を考え、どう変わっていったか残しておけば良かったと思っている。


だから、この感覚を日記として残そうと、そう思った。




アラレタマ『ダイレクション』。


「目的」という日本語の名前が付けられたそのエッセンスは、


『人生で向かう先はどこなのか、自分のエネルギーや創造性、才能、そして情熱を使って何をするのか、それらをまとめて使って人生をどう変えたいのか、そういった疑問への答えであり、方向を示すものです。それは人生に意味を与えます。』(※ネイチャーワールド株式会社発行フラワーエッセンスカタログ「大自然からの贈り物」参照)


と説明されている。



フラワーエッセンスは薬ではないし、万能でもない。

この世にエリクサーなど存在しない。




これで何が変わるのかはわからない。

だがもしも変わるのであれば、その変化に気づく事ができるのであれば、こうして文字に残す意味もあろうというものだ。




ひとまず、文を書くことで落ち着いたのか、あの「もう頑張りたくない」という拒否感は治まったようで、今はフラワーエッセンスを入れた紅茶を飲んでいる。


昔、飲んでいたときのようなうきうきする感覚や、早く飲み終えて次を試してみたいという楽しくて仕方がない感覚はないが、何日か飲み続けるうちに変わればいいと思う。



ダウジングでエッセンスを選んで面白いのは、なぜそれがわたしに必要なのかさっぱり分からないものが出ることもあれば、恐ろしいほどにピッタリのものが出る場合があることだ。


ワクチン接種後の絶望感、それは「意味がない」という事だった。


「このまま行けばこの人生は意味がない」。


だから何だ。

何度も何度もその言葉と戦っていた。

全くもって度し難い。

意味が無ければ生きていてはいけないのか。自分で意味付けをすればいいだけではないか。


「誰も知らないけどわたしがいることで何かが良くなっているのよ。わたしも知らないけど」


そう思っていればいい。それの何が悪い。

繰り返し繰り返し浮かんでくる言葉と戦っていた。



だから、このエッセンスの『それは人生に意味を与えます。』という言葉には思わず笑ってしまった。




フラワーエッセンスは薬ではない。

それは魔法ではない。


けれど確かにわたしの友なのだろうと思う。


この友人と関わる事でわたしの中で何か変わるのか。

それを見つけられたらいいと思う。





次買って飲み始めたら更新します。


ダウジングで選ぶのってどうなの、と思った方もいるかもしれません。非科学的な、と。

でも動くんだからしょうがないじゃん。というのがわたしの認識です。

「考えるな、感じろ!!」(笑)

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