アルバイト?
読んで頂いている皆様ありがとうございます。
2月29日現在、登場人物に名前をつけたり、細々と修正を加えています。
ん?と思う部分が出てくるかと思いますので、?となったら前部を読み返して頂けると
大変助かります。宜しくお願い致します。
クリスとデートの翌朝。
朝の食堂の仕事も終わり、いつも通りコーヒーを飲みながら休憩中クリスが聞いてくる。
「マコちゃんは、今日、どうするの?」
「ハーブ摘みは、今日は、行かないの?」
今日もクリスのハーブ摘みに付き合うつもりでいたが、先日、花畑で魔物に襲われた事で、心配したおじさんとおばさんに禁止されたそうだ。
ハーブは暫く市場で買うみたい、僕は少し考えて。
「じゃあギルドに行こうかな?」
「何しに?」
「バイトしようと思って、お金も無いし」
「それなら私もバイトしようかな?昨日下着買ってお小遣い使っちゃったし」
「買わなければ良かったんじゃないの?」
「でも必要じゃない?」
「.....必要....は、必要だけどもアレは無いよね?」
結局昨日クリスが買ってた下着の殆どが僕用だった、フリルが沢山付いた、着ける人が着ければとっても可愛いのだろうけど、下着無いからしょうがないけどさ。
「可愛いければ良いんだよ!」
と、言う事で二人でバイト探しにギルドへ出掛ける。
何時ものように手を繋いで歩く、相変わらずチラチラとした視線を感じるけどスルー。
ギルドに着いて中に入る、相変わらず多くの人がいるのを掻き分けて、お仕事が掲載されている掲示板の前まで行く、お掃除代行やペット探しに飲食店の従業員募集まで様々な仕事がある中、この間は見ていなかった別の掲示板がある事に気付いた。
「クリス?あの掲示板はなに?この前、見てないよね?」
「ああ、冒険者の為の情報掲示板だから、私達には関係ないよ?」
「見に行っても良い?」
「見てもしょうが無いのに.....」
そう言いながらもクリスは、渋々見に着いて来てくれる。
冒険者の掲示板を見てみると、懸賞金が掛かったお尋ね者や魔物の出没情報、近くの農村からの魔物討伐依頼や商人の護衛なんかが乱雑に貼ってあった。
その中の端の方に『魔石基準買い取り価格表』を見つけた。
「クリス?シルバーウルフ5000Gって書いてあるよ?こないだの服は10000G位?」
「そうだね、でもジェシーの服はオーダーだから本当はもっとするよ!」
確かに服を作るのをクリスが頼んでいた時、魔石と薬草を渡して足りないけど、と言ってた。
本当はいくら位するんだろう。
因みに、こちらの通貨はGになってる、ゲーム内の通貨と同じ。
宿屋のモーニングセットが500Gだから、日本の物価ぐらい、物によって高低は有るけど。
通貨も、デザインは違っても日本の物と変わらない、コインもあれば紙幣もある。
でも、魔石って思っていたより高いね。
「ねえクリス?魔物を狩ったら結構、儲からない?」
「あっ?魔物狩りなんてマコトにゃムリだろ!」
突然背後から声をかけられた。
「「ダームさん!」」
振り返ると『銀狼』メンバーがいつのまにか背後に立っていた。
「ムリって言うか....マコちゃんウルフ倒したよ!魔法でバァーって!二頭も!」
「本当か?魔法なら納得はできるが、ウルフ倒す位なら大した魔力だが.....討伐に出るのは、辞めといた方が良いぜ」
「なんでですか?」
倒したと言っているのに、何がダメなんだろうと思い、ちょっとムッとして聞く。
「マコトはその格好で討伐に行くのか?」
「!...........」
「防具持ってねぇんだろ?下手すりゃ死ぬぞ!それによー.....」
「.....何ですか?」
「言いたかねえが、魔物よりも.....何だ.....」
ダームさんは、口ごもって目をそらす。
魔物よりも危険な生物がいるんだろうか、もしかしてドラゴンとか。
そう思いながら小首を傾げて言葉の続きを待ってると、ダームさんは頭をかいて。
「だからヤローだよ!オメーその内、襲われんぞ!」
言われた言葉に一瞬考えが追っつかない。
ポカーンと口を開けて。
「何言ってるの?このオジサン?」
つい、つるっと言葉に出てたみたい、今度はダームさんの方がポカーンとしてる。
でも、確かに防具無いと無理かも、頬っぺた掠っただけでメチャクチャ痛かった。
今着てる服なんて防御力、紙だし。
「とにかくオメーみたいなチビっ子には無理だから辞めとけ!」
そう言ってダームさん達は去っていく。
今の状態じゃ無理かなと諦める。
魔物狩りは儲かりそうだけど、装備を整えるにはお金がいる。
取り敢えず安全なバイトをして軍資金を得てから、まず防具かな。
急がば回れって言うしね。
気を取り直して、普通のお仕事掲示板を見に戻る。
その中で、急募の文字が目に入った。
剥がしてよく見てみると、家事手伝い、審査があります、詳しくはギルド職員に、とある。
短期だし、時間も合う、お給料も結構高い。
「クリス?コレどう思う?」
「あー、イスドール家か、貴族のお屋敷の.....お手伝い?」
僕は貴族と聞いてラノベの知識から即答する。
「貴族?!ダメだね!」
「何で即答?」
「だって貴族は!気に入らないと鞭打ったり殺されたりするよ?!」
「マコちゃん.....それ?何処情報?そんな貴族いないよ?そんな事したら捕まるよ?」
「そうなの?」
「そうよ!!取り敢えず審査ってあるから聞いてみる?」
早速、窓口に行くとエルフのサーニャさんがいた。
先程の依頼表をみせ審査が何なのかきいてみる。
サーニャさんは依頼票をチラリと見て直ぐに。
「お二人なら審査OKです、何時から働けますか?」
「審査良いんですか?」
「大丈夫です、何時からにしますか?」
何も聞かれたりしてないけど、この審査って何。
取り敢えず良いと言ってるから良いのかな。
「今日からでも大丈夫です」
サーニャさんはそれだけ聞くと、直接屋敷に伺うように、仕事内容は屋敷のメイドに尋ねるように言うと頭を下げる。
メイドさん居るのに何の手伝いがいるのだろうか。
屋敷の場所はクリスが知っていると言うので早速行ってみる事にした。
ブックマーク、ご感想ありがとう御座います。大変励みになります。
物語はこれから更に人物同士の繋がりやヒント、重要人物の登場とキーとなる指輪の秘密を描いて行きたいと思います。
マコトとマコの繋がり、ミコトとマコト、マコの繋がり、はたしてミコトは敵なのか、味方なのか。
この世界と指輪の関係とは何なのか、マコトの父マサトは何を知っているのか。
様々な謎を孕みつつ、マコトの凶悪的な迄の可愛さをお伝え出来るように頑張ります。
どうぞブックマーク、ご感想お願い致します。 作者




