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エミナとの出会い?

物語はエルリースとエミナの出会いの物語、

幼い頃のエルリース視点で話は進みます。

両親が出かけ、一人になった私は、お母さんが作ってくれたお弁当をバックに詰め何時ものように森に向かう。


街の入り口、城門前で何時もの衛兵のおじさんに声をかけられる。


「エリスちゃん、あんまり奥まで行っちゃダメだよ?」


「行かないよ?お父さんとお母さんには内緒にしててね?」


「分かってるって、気を付けて行っておいでよ」


私はおじさんに手を振って城門を出る、今日は湖の方に行ってみよう、昨日お花畑でカルガモの親子が歩いてるのを見た、きっと湖の方に行った筈だ、カルガモの赤ちゃんを見たい。


湖に近づくと鳥のバタつく羽音と鳴き声が聞こえる。

「何だろう?魔物?」でもこの辺は魔物は出ないって、お父さんは言ってた。

でも何かが起こってる事は間違いない、少し緊張しながら湖に急ぐ。


景色が開けて湖が見渡せる、そこには女の人が湖に服のまま浸かっていた、私は足を止めて

その女の人を凝視する、あっ!振り返った!


綺麗.......思わず見惚れてしまう、歳は学園に通ってるお姉さん達と同じくらいだろうか?さらさらのセミロングの黒髪、整った小さな顔に強い意志を感じさせる黒い瞳、天上の女神様が現れたのかと思うほど、でも着ている真っ白なドレスアーマーに既視感がある。

そうだ!教会の絵本で見た!勇者様と同じ!


「勇者様?」


「君は誰?」


「私はエルリース、お姉ちゃんは勇者様ですか?」


「そうだけど?エルリースちゃんだっけ?此処が何処か分かる?」


勇者様何て神話の中のお話し、そうは思ってても現実からかけ離れた雰囲気を持つこの人物に聞かずにいられない、否定する言葉が返ってくる事を想定してたのに、思っても無い答えが返ってきた事に一瞬思考が止まる。


「.......え?本当に?本当に勇者様?本物の?」


「いや、だからそうだって.......所で此処は何処なのかな?」


「.......王都エミーナですけど?」


「ふぁ?.......エミーナ?え?何でその名前.......てか、クロスワールは?」


「クロスワールって神話で勇者様が作った国ですよね?」


「えっ?何?私が作った事になってるの?てか、今、神話って言った?」


「はい........神話の中に出てくるから.......」


「神話って.......じゃあもしかして.......それでエミーナって何?国の名前?」


「この国の王が勇者様、エミーナ様の名前を頂いて付けたって聞いてますけど?」


「マジか.......」


そう言って勇者を名乗る少女は湖から這い出して、清浄魔法を唱え服を乾かす。

そしてその場に腰を下ろした。


「あの?勇者様?」


「あー、その勇者様ってなんか.......エミナで良いよ?」


「エミナ?」


「なんかね、エミーナって間違いだから、私の旦那、一緒に冒険したエルフなんだけど、あいつがエミーナ、エミーナ言ってたから、みんな勘違いしてるんだけど私の名前、エミナだから」


「旦那様ってエルフの王子様ですか?」


「あー、そうそう!王子だね、そうだった」


「えっとエルリースちゃん?エルって呼んでも良いかな?」


「はい大丈夫です、所でエミナ?様?何で湖の中にいたんですか?」


「いや、お腹空いちゃって.......カルガモが居たからさ」


「!ダメですよ!赤ちゃんがいるのに!食べるんですか?」


「だってお腹すいて.......」


エミナのお腹がクーと小さくなった。

私はお弁当がある事を思い出す、徐にバックからお弁当を出してエミナの前に突き出す。


「お弁当、食べますか?」


「良いの?.......あっでもエルのご飯だよね?.......半分こ、しょっか?」


私はエミナとお母さんの作ったお弁当を半分に分け合った。

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