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アレクサーシス?

「じゃあ!行きますよ!」


声をかけると同時に、腰を落として地面を蹴り、一足飛びにアレクの懐に飛び込む。

アレクは驚愕の顔をして僕を見下ろす。

僕はそのまま下から上へ、防具のある胴元へ剣を振り抜くが、間髪入れずにアレクは、剣を抱える様に僕の斬撃を防ぐ。

ギャイーン!金属と金属が打ちあう音が響き、僕の剣はアレクの防具寸前で止められた。

僕は無理やり押し込む事はせずに後ろに跳びのき、元の位置で元の様に構え直す。


アレクは驚愕の顔を一度エルリースに向ける。

そして僕に向き直り剣をかまえる。


構えたのを見計らって僕は飛び込む、アレクは横薙ぎに剣を振るうが、剣のリーチギリギリで止まりジャンプ。

アレクの頭上を回転しながら越して、頭が下になった状態から剣を横薙ぎに振るう。

アレクは、振り抜いた剣の遠心力を使うように体を捻らせ、そのまま斜めに構えた剣でガードする。


アレクの剣の上を僕の剣が擦れながら滑る。

振り抜く反動で体をもう一回転させて、着地と同時に地面を蹴り、距離を取り直ぐに振り返る。


相対したアレクは、直ぐに剣を構え直し、僕も下段に剣を構え直す。

僕が構え直したのを見て、アレクは口を開く。


「私が少し侮り過ぎていた様だ、マコト様がこんなにお強いとは、不本意ながら本気で掛からせて頂きます、私が勝ったらどうか結婚を前提にお付き合い頂けませんか?」


「嫌です!さっきから男の子だって言ってるでしょう!」


「またまた!そんな嘘では誤魔化されませんよ!美しく強い!最高の嫁では無いですか!騎士団長の私の所に嫁げは何も不自由する事はありません!何を迷う事があるのですか?」


「人の話、聞いて!男の子」


「では行きます!」


僕が言い終わる前に、アレクは切り掛かって来た!上段から片手で剣を振り下ろして来る。

下から上へ剣を弾き落とそうと渾身の力を込める。

その時、アレクの剣を持ってない方の手にチラリと目が行く。

なんだか光ってる?ヤバイ!魔法だ!


「シールド!」


「ファイヤーボール!」


直後、至近距離で放たれた火の玉は僕の体スレスレに現れた薄透明の魔法陣に阻まれ爆散する。


同時に余波に巻き込まれない様に二人とも飛び退く。


「な!ズルい!魔法使って良いとか言ってなかったよ!!それに僕が避けてたらどうするの?!他の人に当たったら危ないじゃん!!!」


「使える物は使うのが勝負の鉄則!最初から魔法は禁止しておりませんよ?マコト様もどうぞお使いになって、それにどんなに魔法を使ってもそちらの白線の外には影響がありませんので、最初に説明しませんでしたか?」


ふと見ると戦ってた周りには白線が引いてあった!この周りは大丈夫?聞いてないよ!


「頭にきた!良いんだね?!使うよ魔法!」


「どうぞ、どうぞ」


「.......スタン」


唱えたと同時に雷がアレクを襲いアレクはなすすべもなくパタリと倒れこんだ。


終わった、流石騎士団長、!剣は強かったね、あのまま剣だけで戦ってたらどうなってたかな?ふとクリス達の方を見ると、いつのまにかテーブルが用意されお茶とケーキを二人で楽しんでる。


エルリースに手招きされ、椅子を勧められて席に着く。

直ぐに僕の分のお茶とケーキが用意されたので、お茶に口をつける。


ほぅ、と息をつく僕にエルリースは探る様に僕を見ながら問いかける。


「ねぇ、マコちゃん?あの魔法ってどこで覚えたの?」


突然の問いかけに僕は一瞬固まる、スタン魔法は特殊?多分電気の概念が無さそうなこの世界、異質なのかも知れない逆に探る様に問いかけてみる。


「どうしてそんな事聞くんですか?」


「前に一度だけ見た事あるのよね、私は覚えられなかったのだけど.......」


そう言いながらエルリースはジッと僕の瞳を見つめる。

勇者かな?きっとエミナの事を言ってるよね?


「勇者.......エミナ様?ですか?」


「.......マコちゃんはエミナって呼ぶんだ?」


しまった!この世界では一般的にはエミーナ呼びだよね?発音し慣れてるからついエミナ呼びになった。


「トっトウコさんが言ってたから!」


「そう?それにマコちゃんはエルフの血が混じってるよね?」


「え?なんで?絶対そんな事はあり得ませんけど?」


「だって貴方のその陶磁の様な白い肌、エルフの血以外あり得ないもの.......」


その話を聞いてクリスが思い出した様に口を開く。


「そう言えばマコちゃんエルフ文字読めたよね?」


その言葉に僕はクリスをジッと見つめる、クリスはその視線の意味に気付いたのか言葉を濁す様に曖昧に問いかけてきた。


「.......その.......マコちゃん.......もしかして、いないの?」


僕は小さく頷く、僕のいた世界にエルフはいない、だからあり得ない。

クリスは誤魔化す様にエルリースに言い募る。


「お姉ちゃん!突然変異もあるよ!希少種だよきっと!」


「僕、謎の生物と違うから.......」


その様子をエルリースは黙って見ていたが、突然手を叩いて。


「そうだね!折角なのにね!じゃあ!お姉ちゃんの部屋に行こう!!!」


満面の笑みで言うエルリースと対照的にクリスは笑顔を痙攣らせてる。

え?エルリースの部屋に何があるの?ちょっと怖いんだけど?

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