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その3の3 妹が感情を剥き出し?にした日。

PSPのスパロボやってて遅くなった。アクセル隊長かっこいいね。ところで、優華の兄の呼び方が「お兄ちゃん」から「兄さん」に変わってます…書き直せ?やだよそんなの。

「すいませんご迷惑かけちゃって…」

「いや、構わない。見過ごせなかっただけだ」


不良を背中におぶって保健室へ向かう啓太達。


「そ、それでも私が助かったのは事実ですよ。なにかお礼を…」

「いや、あまり気にするな」


和気靄々と話している後ろで少しの殺気を含んだ不機嫌オーラを放っている女の子が一人。


「兄さん…姉さんはあの場で待っていろと言っていたはずでは?」


普段より低い声で優華は啓太に話し掛ける。


「…あの、この人は?」

「妹だ。優華という…あ、俺の名もまだだったな。俺は藤原啓太だ」

「藤原啓太さんですか。私は仲野鈴なかのりんと言います…」


啓太は気付いていない。

さっきっから敵対心を剥き出しにしていることを。


「…」

(この女…カルマにあんなに近づいて…いますぐ血祭りにあげてやろうかコラ…)

「…」

(優華…妹だっていうけど…なんとなくわかる。この人はライバルだ…)

「…」

(…心なしか空気が変に…)


啓太はなぜこんな空気になっているのか理解ができていなかった。


「…あ!ほ、保健室についたみたいだな。俺たちは姉さんを待たなきゃいけないから…事情は君から話してくれ」

「え!?あ、はい!」

「に、兄さん!?待ってください!」


戦場で感じるのとは違う殺気に耐え切れなくなった啓太は逃げるようにその場を後にした。


「啓太さん…か」


後には鈴の、恋する乙女が残っていた。



「優華、殺気を向けるのはよしなさい」

「悪いのは兄さんですよ」

「…俺が何をしたというのだ…」

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