その3 登校しようそうしよう。
三話にてようやく学校到着。やばいぜぇ〜…。それと、啓太はかっこいいではなく、可愛い部類に入るみたいですね。
「優華、忘れ物は無いか?」
「ありません」
「姉さんも?」
「あたりまえじゃな〜い。弟に心配されるまでもない」
7:00
研究所を出る。
啓太達は妖魔狩りの後、すぐにこの研究所に来ていた。
「頭がガンガンする…」
「仕方ないわね。学校での勉強なんて私たちはしてなかったから」
「私達が使ったのは『強制記憶装置』脳に記憶を焼き付ける機械。今回は学力不足を補うために、必要な知識を焼き付けた」
「…優華。合っているがどうした?誰と話した」
「モニターの向こう」
啓太はこれ以上この話題に触れるのは危険と判断した。
「それにしても…花ヶ丘高校かぁ」
啓太達のもう一つの任務。住人を不安にさせないように啓太達も住人に成り済ます。
啓太達の年令でいうと学生になるので、学生となって過ごすことになった。
「んで、これがその学校ってわけか」
白い校舎、広い校庭、並木道。
学校に行ったことが無かった啓太達にとっては新鮮だった。
「まずは校長先生に会いに行きましょ。挨拶しなきゃ」
「ああ、わかった」
「ねぇ、あんな男の子いたっけ?」
「うーん…あんな美少年なら一目見ただけでおぼえるけどなぁ…」
「なぁなぁ!今の子可愛くね!?」
「ああ…朝から目がさっぱり覚めたぜ…」
「あの髪の長い人いいなぁ…」
「いやいや、ここはあのショートカットの女の子でしょう」
「美男美女のグループの登校…」
「あの部分だけ空気が違うぜ…」
啓太達はこんな会話があったことを知らない。