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その2 これ某狩りゲーのフ〇フルって奴じゃね?

「ふぅー…」


カルマ…もとい啓太は荒縄を引っ張っている。その先には奇妙な生物が縛られている。


「しかし…変な物作ったもんだな…」


ブヨブヨの皮に鋭い牙。

大きさから見ても地球上に存在するような生物ではない。


「お」


携帯電話が小刻みに震えだす。啓太が折りたたんである携帯を開くと、画面には日向の名前が表示されていた。


「姉さん、どうした?」

『けいちゃん順調?』

「ああ、まぁ…今夜中に仕留められそうなのは今背負ってる一匹くらいだ」

『そうなの?優華ちゃんはもう二匹仕留めたって。小型の』

「俺のは大型だったから…いや、言い訳は見苦しいな」

『ん〜…あ、そうそう。私は巣を見つけたの。だからざっと…十匹ってところかしら』

「マジかよ…もう勝てねーじゃねーか…お?」


啓太が電話をしながら歩いていると土手に出た。

そこには啓太が背負っている生物の小さいのが群れていた。


「姉さん、一旦切るぞ。塊見つけた」

『え!な、何匹?記録塗り替えられるかも?』

「五匹」


啓太は一方的に電話を切ると、腰に付けていたサバイバルナイフを抜き、小さい生物の群れへと走っていく。


「これも住民の安息のため。悪いが狩らせてもらう!」


小さい生物は啓太に気付き、威嚇をはじめる。が、啓太はそんなこと気にせずに加速していき、一番前にいた生物をナイフで切り裂く。


一匹


生物が二匹飛び掛かってくる。啓太は身を屈めて避け、上を通り過ぎていく生物を突き刺す。


二匹


もう二匹飛び掛かってくる。啓太はそこに刺さった生物ごとナイフを振った。すると刺さっていた生物がすっぽ抜けてもう一匹の生物にぶつかり、攻撃のタイミングがずれる。

そしてナイフを振りながらステップを踏んで避ける。そして、生物が啓太の一歩手前で地面に落ちる。そのスキを逃さずに突き刺す。


三匹


しかし、後ろから一匹迫ってきている。

だが、啓太はそれを察知し、もう一本、今度は小さいナイフを取り出し、後ろに構える。

後ろから迫ってきていた生物に刺さる。そして、そのまま目の前に叩きつけ、サバイバルナイフを突き刺す。


四匹


最後、距離をとっていた生物に小さいナイフを投げる。生物は跳ね飛んで避ける。が、ナイフをもう一本取出し、飛び上がった生物に投げ付ける。

空中で避けることはできずに頭に突き刺さる。


五匹


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