その8 天使の休息。
ん〜…。がんばってるつもりだよ?更新にばらつきがあるのは菜ッ子が気紛れだからだよ?…ごめんなさい。石を、石を投げないで、ああ!岩は!岩はイヤ!イヤ〜〜〜…。「反省など無い!不定期更新が菜ッ子のポリシーだ…」
事件の終結…
新たな同士も加わり、カルマ達にとってはやっと普通の学校生活がはじまることとなる…。
しかしカルマは…。
Turn "KEITA"
…むう。
「陽美、離れてくれないか?」
「いやッス♪」
「…周りの視線が痛い。特に二人」
俺はどこで食事をしようか考えていた所を姉さん達に拉致され、屋上へ連れていかれた。
そこまではいい。(運悪く)そこには仲野と陽美がいた。
優華の機嫌が(なぜか)著しく悪くなるから一緒の時はあまり会いたくない…
仲野や陽美は別に嫌いではないのだが。
「兄さん、離れてほしいならもっと強く言うべきです」
「わ、私も隣に〜…な、な〜んて」
「仲野。悪いが収拾がつかなくなるから無理だ。陽美、離れてくれ…いや、離れろ」
「いやッス♪」
なぜ…?
「弟がモテるというのは鼻が高いものね〜」
「殴るぞ姉さん」
「イヤン恐い」
ちくしょう…
学校生活というものがこんなに想像と違うとは…。
「…」
…優華。
頼む、しんどいからやめてくれ…たとえそれが俺に向けられていないものだったとしても…
…皆、昼食は楽しく食べることをオススメしよう。
授業は今日も静かに終わり、とても平和だ。安息の時間は授業中なのかもしれん。
「…ふむ、最近はやることが無いな…」
妖魔はめっきり数が減ってきた。
ブレイドを筆頭とするミカエルが大規模に動いてくれたおかげだ。
「…つまりは仕事が無い」
というわけで放課後はヒマだ。まぁ、学校が終わってすぐはいつもヒマなのは変わらんがな。
つまりはこの時間から夜にかけてヒマなわけだ。
「…」
それよりも…この任務には俺がいる必要は無いはずなのに…いまだに俺達に他の任務や、本部に戻れという命令が無い。
まだ任務が残っているというのだろうか。
「…む?」
「はぅ…」
あれは仲野…か?
ものすごい量の本を持っているな…感服する。
…って、違う。
「よっ…と」
「ひゃっ…?あ、啓太さん」
一冊一冊は軽いが、これが積み重なると確かに重い。それに持つ人が女の子となると…
「あ、あの…すいません」
「まぁ、気にするな。しかし、これを一人で持たせようとするなんてな」
「それが…先生が出来る!って張り切ったのはいいんですが…先生がぎっくり腰になっちゃって…」
「む…それで仲野が運ぶことになった…と?」
「そうなんです…」
なんと…
「あ、先輩。ここです」
「む?そうか」
「…」
…両手が塞がってるから開けられない…という感じが見て取れる。
…やはり、この子はどうしても頼りない感じがあるな。
「ほら」
「え?」
「とりあえず持っているのを俺の上に乗せろ。開けられないだろう」
「え、あ。はい」
…む。
鍛えておいて損は無いな。体というものは。
「啓太さん、助かりました。ありがとうございました」
「礼には及ばん。ではな」
「はい。さようなら…」
さて、これからどうするか。
…選択肢?何を言っている。
…メッセージ欄のところ?む。下にあるこれか?しかし、なんでこんなものが?
って、三つあるが全部…
『どこかの部活を見に行こう』
『どこかの部活を見に行こう』
『どこかの部活を見に行こう』
…なんだこれは。
もはや強制じゃないか。
どうする?って、いや、選ぶ必要ないだろう。
時間は無制限?じっくり悩め?場合によっては攻略本、又は攻略サイトの閲覧している時間も…って、いや、答えがわかってるのだろう?
大体、人生に攻略サイトも本もくそもないだろう?
あると思ったら大間違いだぞ?人生は甘くないぞ?
「…ふむ。だが、どうこう考えていたって強制だから仕方ないのだろう」
律儀に守る必要も無いのだが。