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パーティーを組んでいざ冒険へ!

「ここが最初の町っていうか悠斗が言ってた噴水広場か…魔法使いの人と初期装備は変わらないっと、良かった。違ったらかなり目立っちゃう」


そんな事を呟きながら悠斗を探すと片手剣を装備している人混みの中に悠斗の顔が見えた。向こうも気付いたらしい


「よお、お前のこっちでの名前は?」


「こっちではヨルって呼んで。そっちは?」


「俺か?こっちじゃユウって言う名前だ。よろしく」


「それよりさっきからこっちを見る視線が多いような?」


そう、さっきからこっちをチラチラと見る。止めろとは言わないけど…まあ、いいか。


「相変わらずだな…。まあ良いさ。早く狩りに行こうぜ」


早く行きたくてうずうずしているユウを見ていると自然と笑みを浮かべてしまう。


「良いよ。えーとパーティー招待して。ユウがリーダーで良いでしょ」


「わかった。…よし。送ったぞ?」


ピコン!プレイヤーYUUからパーティー招待が届きました。了承しますか? YES|NO


YESを押して。《始まりの草原》と書かれたゲートを潜る。そこには緑があった。


「おお!すっげー。あれはスライムか?あっちには草のモンスターがいるぜ!」


ゲーマーとしては目の前で動くモンスターは心が踊るのだろう。眼がキラキラしている。本当に嬉しいのだろう。私の腕を掴んで今にも走り出しそうである。


「はいはい、そんなに引っ張らなくても逃げないから」


と言っても小さい頃からユウのゲームに付き合ってきたので私もゲームはかなりしていた。つまり何が言いたいのかと言うと、私も早く戦ってみたいということだ。



「まずは俺だけであの草のモンスターと戦ってみるわ」


「じゃ私はあのスライムかな?」


そう言って私はスライムと向き合う。出てくる前に習得出来る初期スキルは習得した。取ったのは《竜化・lv.1【チビドラ】》《占い・lv.1》《マルチロック・lv.1》《初級闇属性魔法・lv.1》《初級回復魔法・lv.1》の5つ。今回使うのは《初級闇属性魔法》だ。魔女と言ったら的なイメージで取ったことは否めない。


「【ダークボール】!」


ボン!


敵のスライムのHPゲージの半分ちょっとを削った。もう一度当てるとパキャン!と粒になって消えた。ユウの方はと言うと、


「ラスト!」

パキャン!


どうやらユウも倒せたらしい。


「どんな感じだ?」

「それなりに戦えることがわかったわ。ここら辺のスライムは初級魔法2発といったところよ」


最も攻撃に優れている闇属性魔法だからと言うのが手前につくが。属性によって得意分野はかなり変わってくる。光と火と闇は攻撃に土や水は足止めや防御、風は先の属性程ではないが攻撃と物を動かすことが出来るらしい。特に闇属性は光以外の他属性モンスターには威力×1・5倍になるらしい。属性相性は以下の通りだ


光属性 3倍→ 闇属性

       ↓1・5倍

火属性→土属性→風属性→水属性→火属性

→の方向に2倍


と言った感じである。ほかのスキルも確かめたいが…目立つので止めとく。


「もうちょっと奥まで行く?」


「つってもなぁ、初心者ポーションはそんなに数が無いし…」


ポーションが無いから遠くに行きたくないのか…近くに人はいないし……良し!



「《初級回復魔法》取ってあるから遠くまで行けるよ」


「マジか!魔法使い職がlv.10で覚えるスキルだぞ!?お前1だよな!?!?どうなって…まさか!」


「ここだから言うけど私の職業は魔法使いじゃないから…」


「あのランダムのやつやったのかよ!?職業名は!?!?」


「メインが《竜魔女》サブが《予言者》だけど…」


「どっちも攻略サイトにのってねぇ…レア中のレア職人かよ。マジでお前のラックどうなってんの?恐ろしいんだが」


やっぱりここで話しておいて良かった。広場で話そうものならどうなっていたか…怖い。


「取り敢えず他の奴には黙っとけ。お前は性格も顔も良いから無理矢理にでもギルドに入れてマスコットにしようとする奴らが続出する。少なくとも俺が作るまでは黙っとけ」


「ユウのギルドに入っていいの?…」


「良いって良いって。むしろこっちからお願いしたいくらいだわ」


「じゃあよろしく…」


ヤバい、顔が真っ赤になってるのがわかる。ユウは小説の鈍感主人公なんかじゃない。むしろ嗅ぎ付けて男側をおちょくったり助けたりする親友タイプだ。つまり、私が赤くなってる理由に気が付いてる、若干ニヤニヤしてるし。


「ふんっ!「ごっ!?」…【ヒール】…行くよ……」


だから照れ隠しにみぞおちを容赦なく殴る。ダメージも回復してやったので文句もないだろう「有るわ!」…地の文に突っ込まないでよ。


「私の思考の中に入ってこないでよ」


「このやろう…ふぅ、取り敢えずお前が回復魔法持ってるなら近くのフィールドボスを倒しに行くか?初期位置のこういうとこにいるやつってゴリ押しでも倒せるから回復魔法持ってるなら余裕だろ」


「オッケー」



「フィールドって言っても一番近くはダンジョンフィールドのボスだから部屋の中だし思いっきり出来る」


「ついでに職業の検証ってこと?」


「ああ、そんじゃ行こうぜ!」











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