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3BECAUSE  作者: Guru
72/131

第72話「すべての始まり①」

ジョカー・ジンVSキング・ヤコウ


その頂上決戦は、一気にカタがついた。



あまりにも大きすぎる力同士のぶつかり合い。


他のリミテッドである者達が

その力のぶつかり合いに、気づかないわけがなかった。


善は強大な力の存在に驚愕した。



「!!!


お、おい…

なんなんだよ今の“2つ”の大きな力…」



志保も善同様に、驚きを隠せないでいる。



「それでいて、今一瞬だけ放たれた力…


ケタ違いの強さだった…」



「力のする方角って…


キングのアジトがある方じゃねぇか!?

もしかして今のヤコウの力か!?」



突然出現した、2つの大きな力。

この力が一体誰によるものなのか分からず、善は戸惑っていた。


しかし、大悟にはすでに分かっていた。

今のケタ違いの力が、一体誰によるものなのかを…



「いや、今の強大な力…

あれはキングなんかじゃねぇ…



ジンだ!!

長く付き添った俺には分かる 間違いない


ジン自ら表に出てきやがったんだ!!」



「ジン!!!

まさかとうとうヤツが自ら…!?


そうなると、もしかして…

もうひとつの力の方が…


キング・ヤコウ!?」



2つの力の正体を察した瞬間、嫌な予感がエーコの頭をよぎる。



「そ、そんな!!


まずいよ…

トウマさんが危ない!!


早く行かなきゃ!!」



ヤコウの身を案じて、エーコは一目散にキングのアジトへと一人走り出す。



「お、おい!エーコ!


行くぞ!俺たちもヤコウのもとへ!」




この頂上決戦。

リミテッドである者なら、嫌でもその力を感じ取ってしまうだろう。


それほど大きな力のぶつかり合いだったのだ。



そうなると必然的に、善達以外にも駆けつけるべきはずの者が…



もう一人、いるはずである。






BECAUSEスリービコーズ


第72話

 「すべての始まり」






全速力でキングのアジトへと向かうライジングサン一同。


特にエーコはヤコウを心配してやまない。



悪い予感はすでにあった…


それでもとにかく、今は急いで駆けつけるしかなかった。




キングのアジトへと一同はたどり着く。

そこにジンの姿はなかった。



その場にいたのは、血まみれに横たわっていたヤコウと…


その姿を静かに眺める一人の男。



「!!!


レトイン!!!」



善はまず初めに、レトインがいることに気がついた。


レトインは善達を背にして、仁王立ちしている。

善が名前を叫ぼうとも、一切振り返ることはしなかった。


善が恐る恐るレトインの方へと近づく。

すると善の目に、衝撃の映像が飛び込んできた。



「ヤ、ヤコウ!!!!」



血だらけになり、ピクリとも動くことのないヤコウの無残な姿だ。


他のメンバーも、その事実を遅ればせながら知る。



「トウマさん!!!」



変わり果てたヤコウの姿を見たエーコは、慌てて近寄った。


真っ青になるエーコに、冷静な男は現実を告げる。



「無駄だ


ヤコウ トウマ

こいつはもうすでに死んでいる」



「!!!


そ、そんな!!トウマさん!!!」



一気にエーコは泣き崩れた。


善達に心は動かされようと、キングへの感謝がエーコにはあった。


元キング・黒崎とは違い

ヤコウを本当に慕っていた、仲間の一人だ。



事態はまだ把握できてはいないが、善は真っ先にレトインを疑った。



「レトイン…

なんでおまえがここにいる…


もしかして…

ヤコウを殺したのは、おまえなんじゃねぇだろうな…?」



「えっ!!

ヤコウを殺したのはジンなんじゃ…?」



善の推測に、志保は驚く。

善は辺りを見渡しながら話を続けた。



「ジンなんてどこにもいねぇじゃねぇか…


正直に答えろレトイン

返答によっては、今ここでブチのめす…!!」



「………」



レトインは黙った。

善に背を向けたまま、振り返ることはない。



「レトイン!!答えろ!!!」



黙るレトインに、善がもう一度強く聞いた。


するとレトインは振り返り、善の目を見ながらゆっくりと答えた。



「………



そうだ

キング・ヤコウを殺したのは


この俺だ」




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