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3BECAUSE  作者: Guru
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第38話「ライジングサン・大悟VSキング・英子①」

ジョーカー・四天王を倒したのも束の間


ライジングサン一同は“キング”とも対峙することとなった。



“アイス・リミテッド ”を有するキングに、志保は一瞬にして凍り付けにされてしまう。


その全身凍ってしまった志保を、善が火の力で必死に溶かそうとしている。



この状況で、唯一大悟だけが取り残された。



「なぁ…今更、やっぱさっきのはなし…


ってのはだめかな…?」



「なめんな もう遅いし」




ライジングサンVSキング




最悪な状況下で、大悟は戦うこととなってしまった。


大悟は戦う前に、一言レトインに尋ねた。



「おい…レトイン 知ってるのか…?


キングについての情報も…」



「………」



レトインは黙る。

すかさず、キングの女は口を挟んだ。



「レトイン?はぁ?あんた誰だし


あんたが私たちの情報なんか知ってるわけないじゃん!」



そう女が言うも、レトインは淡々と話し出す。



「“氷川 英子” 17歳。


幼い頃、雪山にて遭難

その時リミテッドとなる



詳しい情報まではない…知ってるのはその程度だ」



キングの女、改め英子は驚いて声をあげた。



「!!!

あ、あんた…なんでそれを…」



大悟も同様に驚いたが、それと同時にまたひとつはっきりとしたものがあった。



「いや、レトイン…それだけで十分だ


(貴様がジョーカーだけでなく、キングについても知ってるってことを明確にするにはな)」






BECAUSEスリービコーズ


第38話

 「ライジングサン・大悟VSキング・英子」






動揺を見せた英子だったが、気持ちを切り替える。



「なんであんたがそんなこと知ってんのか分からないし…

一体何者なのかは知らないけど…


あんたらには容赦しないし!!」



「それは…


こっちのセリフだ!!」



大悟は一気に勝負に出る。

土の大剣・グランドセイバーを作り出し、英子に斬りかかった。



「甘いし」



しかし、英子は、氷の力で“何か”を作り出し、大悟の大剣を受け止めた。



「!!!


盾!?」



英子は氷の力で、強度のある“盾”を作り出していた。



「リミテッドの力ではね、なかなか珍しいんだ


強度あるもんを生み出せるってのはね」



「そうだろうな…

だが、それがどうした


そんな盾、俺の大剣でブチ砕いてやる!!」



「どうだかね…」



大悟は再度、大剣で斬りかかりにいった。


だが、先程と同じように、盾で止められてしまう。



「あいつ…」



大悟の攻撃を見ていた善が、喝を入れる。



「おい!!大悟!!なんだその情けねぇ攻撃は!!


俺と戦ったとき、おまえの太刀筋は数倍も速かったぞ!!

そんな攻撃じゃ、蚊も止まっちまうわ!!」



「う、うるさい!!貴様は黙ってろ!!


いいから志保を救うことに集中してやがれ!!」



英子があることに気づき、口を緩ませた。



「あんた…よっぽど疲れてんのね


そんなんで勝てるわけないし あきらめた方がいいし」



「はぁ…はぁ…


だ、黙れ……」



大悟は限界に近かった。それも無理はない。


先程、四天王との戦いで、大悟はすべてを尽くしてしまっている。



大悟には体力、メンタル共にわずかしか残っていなかった。



「確かに今の俺じゃ貴様には勝てないかもしれん…


だが、まだ善がいる

俺が勝てなくても、きっとあいつが何とかする」



「お、俺頼みかよ!!」



まさかの大悟の発言に、声を大にし驚く善。



「あんたバカじゃん?


あいつだって同じだし

あんた同様、力なんか残ってないじゃん」



英子の当然の推測も、大悟は鼻で笑って言い返す。



「フン…善を俺たちと同じ物差しで測るなよ


あいつのメンタルの回復速度は、天下一品だ」



「言ってればいいし だったらまずあんたから殺してやるし」



単なる挑発と受け止め、今度は英子は右手を大悟にかざした。



「アイスニードル!!」



英子の手から、つららのように、先が尖った無数の氷が大悟めがけて飛んでいく。



「ぐっ……


(くそっ…動けないことをいいことに…


だったらこっちは…)」



大悟がリミテッドの力で反撃しようとする。


グランド・リミテッド

英子が足を着けている地面から力を放つ。



しかし、その攻撃も英子には読まれていた。



「アイスフィールド!!」



英子は一旦攻撃をやめ、地面に触れるように力を放った。



「!!!

なっ、なんだ!?」



すると、英子の手の位置から、辺り一面の地面が凍りつき始めた。



「やっぱこれだけじゃ甘い…


私がもっと力を溜めていれば…

地面に触れてるあんたらごと、凍り付けにできたし」



「!!!」



今放った力では、地面を氷らせるので精一杯。


大悟たちの体ごと凍り付けに…

というわけにはいかなかった。



(なんて強力な力だ…アイス・リミテッド…


だが、こいつ…)



英子の氷の力には、正直度肝を抜かれたが、大悟にはひっかかることがあった。



「どう?これで地面からの攻撃も防げるし」



完全に土の力を封じ込み、笑みを溢す英子。

なす術なく、大悟は右手に握る大剣を見つめた。



(やはり頼るのは…この大剣しかないか…)



大悟が英子に近づき、再び大剣で攻撃を仕掛ける。



「だから…何度やっても同じだし!!」



これでは先程と同じ事の繰り返し。

大剣からの攻撃は、英子の盾によって防がれてしまう。



「くっ……」



もう大悟に力は残っていない。

大剣を振り抜くのがやっとであった。


そんな攻撃が、成功するわけもない。



見る影もない大悟の姿に、たまらず善が声を荒らげる。



「だからてめぇ!!大悟!!

何ふざけてんだてめぇは!!」



「はぁ…はぁ…


(ふざけてるわけじゃないいって…

力が…力がこれ以上出ないんだ……)」



ふらふらになりながらも、大悟はちらっと善の方に目をやる。


すると…



今、善のやるべきことは、凍り付いてしまった志保の氷を溶かすことのはず…


なのだが……


善は大悟と英子の戦いの観戦に熱くなってか、志保のことは全くもって放置。

ひたすら大悟に向かってゲキを飛ばしていた。




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