朝起きてのドッキリ作戦?
更新遅れてすいませんでした。今回は短めです。
プライベートが落ち着いたので、なるべく早く更新したいと思います。これからも、ご支援お願いします。
「とうとうこの日がきたのか」
今日は土曜日。普通の学生には嬉しいことかもしれないが、おれにはきてほしくなかった。
「いっそ逃げるか?」
!!・・・逃げれない。
「なんで体が動かない?」
首を起こして見たおれの体には、縄がしっかり巻きついてありますけど・・・。
なんでこうなってんだ?!
「恋!恋!!」
「ふぁ〜〜い」
「何でそこにいるんだよ!」
恋の声がしたのはおれのベッドの横から。言うなれば、おれの部屋の床から。つっこむのが疲れてきたよ。
「夜中に起きちゃって、昂ちゃんの寝顔を一目見ようと入ったんだけど、昂ちゃんの寝顔がかわいいからそのまんま私も寝ちゃったの〜」
「そうか。だが、この状況はなんだ!」
「昂ちゃん、もしかしてM〜?」
「違う!だから、お前がしたんじゃないのか?!」
この状態はけっこうつらいんだから。
「私じゃないよ〜。パパがやったんだって〜」
「なんだって?」
「この紙に書いてあるよ〜」
『「君はすでに僕のものさ」ってセリフを恋ちゃんに言えば、縄を解いてあげようかなぁ』
ふ、ふざけんじゃねぇ!!あのヒマ親父!今度会ったら太平洋に沈めてやる!!
・・・ん?まだ続きがあるみたいだな。
『加奈子さんにいじめられたから、お前に天誅!いや、八つ当たりだ!
byパパ』
八つ当たりすんなよ!母さん、いっそのこと埋めてください。おれからのお願いです。
「なぁ、縄を解いてくれないか?」
「イヤ!昂ちゃんの縛られてる姿がもっと見たいの〜」
変な奴だな〜。
こいつの頭の9割はバカだな。おれの中で決定だ。おなじみの手を使うしかないのか?
「昂くん!なんで縛られてるの!?」
お、桜。助けに来てくれたのか?たぶん桜は、デートを見に行くために来たんだな。
「桜〜。縄を解いてくれ〜」
「えっ?何で?私が昂くんの縛られてる姿を見るのはいけないの?ダメなの?恋ちゃんは見ているのに・・・。昂くんって白状だよね・・・」
「そうだよ〜」
白状はあんたらだろ?
もういいよ。おれが自分でなんとかするからさ・・。
「村中将大!居るんだろ?出て来い」
「なんでござろうか?」
「縄を解いてくれ」
「了解致した」
村中は、おれの付き添いの忍者で、昔もよく助けてもらってたな・・・。こんな風に。
いい奴なんだけど、
「昂殿、拙者に絡まったでござる」
「ありがとう。そのおかげで、おれは自由だよ」
「助けてくだされ」
ドジなんだよな。
「はいはい」
村中の縄を解いている途中に嫌な視線を感じるんだよな。
「なんだよ?」
「「昂ちゃん(くん)にじゃないよ。村中さんに」」
「な、なんでござるか?」
さすがの忍者もびびるよな。この2人、怖いもん。
「なんで昂ちゃんの縄を解いたの?・・・村中さん?」
「それは、主君の命であり申したから・・・」
「恋ちゃん、しょうがないから村中さんを縛っておかない?永久に動けないように。」
ひどくないか?初登場で抹消か・・・。
村中、安らかに眠れ。
「昂殿、助けてくだされ」
「無理」
もちろん即答しないとね。
「昂殿〜」
再度言おう。村中よ、安らかに眠れ。
「ぎゃあーーーーーー!うぁふん!!」
悲鳴なのか?それとも色っぽい声を出しているのかはっきりしろよ。
はぁ〜、憂鬱な1日になりそうだな。
・・・続く
今回はデート編に続く前書きみたいな感じです。
キャラクターの要望がありましたので、登場させてみました。皆様も、名前の希望があればどんどん言ってください。




