学校って疲れます by昂
更新遅れてすいません(汗)
1週間に1回のペースで書くようにがんばります
本日は晴天ナリ。昨日までのおれとは違う予感がする。
朝起きて、一番最初に思ってしまう。昨日が大変だったからな。
―Replay
「恋ちゃん!いつでも我が家に帰ってきていいんだからね」
涙を流しながら言うのは、変態親父s`のおじさん。
「恋ちゃん、絶対に帰ったらダメだよ?変態なお父さんがいるんだから」
「はい!わかりました」
満面の笑みで返事してる・・・。おじさんが泣いてるじゃないか。
「親父、おじさん、帰ってもらえないでしょうか?学校に行きたいんだけど・・・」
「さっきは帰るみたいな発言したけど、帰りたくな〜い」
マジうざっ!ダメな大人のいい見本ですな。
「私もパパと居たいな〜。昂ちゃん、いいでしょ?」
上目遣いはやめなさい。おれの心臓がうるさくなるでしょうが!
「はぁ〜。今日だけにしてくれよ?じゃないと母さん呼ぶぞ?」
「大丈夫!加奈子さんの許可はもらって来てるんだから♪今日だけだけど・・・。」
親父、やっぱり母さんが怖いんだな。
我が家の勢力図的に、母さん>妹>親父>犬>おれ?!ちょっと?!おれが一番下なのかよ?!
「おい貴様!お願いだから恋ちゃんを取らないでくれ〜」
「ちょっとおじさん、泣かないでくださいよ」
「だって、だって・・・恋ちゃ〜ん」
このようなことが昨日あった。マジうざかった。おかげで学校に行けなかったし。
今日は絶対に行くけどね。さて、我が家のお姫様を起こさなければ、
「恋、起きろ」
「う〜ん・・」
またかよ・・・。いい加減起きてくださいよ。
「恋、起きてくれたらハグしてやらないこともないぞ?」
「ホント?!」
「はい、おはよう」
「昂ちゃん、昂ちゃん、ハグプリーズ!」
「やなこった」
朝っぱらから恥ずかしいだろうが!
「う〜〜!」
すねるなよ。
「おれは学校に行くからおとなしく留守番してろよ?」
「りょうか〜い」
めんどくさそうな声を出すなぁ。
「じゃあ行ってきます」
「・・・いってらっしゃい」
まだ怒ってやがる。
「昂くん、おはよう」
「お兄ちゃん、おはよう」
マンション出た瞬間に、見知らぬ人AとBが現れた。
昂のコマンド
たたかう
あいさつする
ほかくする
むしする
にげる
もちろんにげるだ。そうと決まれば全力疾走!
「お兄ちゃん、何で逃げるの?」
「それは、わからないな」
「わからずに逃げるの?」
「うん」
あいかわらず威圧感出すよな。
「嘘です。ごめんなさい。舞子ちゃんのプレッシャーはおれには凶器だよ」
「そうなの?それはごめんねぇ〜」
怖い怖い。かばんで殴ろうと構えないで。
「舞子、そろそろやめなさい」
「わかったよ、・・・殴りたかったな」
最期が聞きづらかったが、殺意をもたれたのか?
「あらためて、おはよう。北島姉妹」
「「おはよう」」
「昨日はすまなかったな。朝、待っててくれたんだろ?」
「うん。お姉ちゃんなんかものすごく心配してたんだから!」
「ちょっと!舞子!!」
「桜、すまなかった」
「いいよ。だけどどうして休んだの?」
「それは、親父が来てたんだ」
嘘は言ってない。
「ケータイに電話したのに出なかったし」
「それはバタバタしてたんだ」
恋が窓を割ったり、おじさんがボロボロになったりで。これも嘘は言ってない。
「そっか。カゼとかじゃなくて良かった」
「心配かけてごめん」
「いいよ。それより早く学校に行こ」
「そうだな」
学校に着くと、舞子ちゃんとは校舎に入る前で放課後までお別れ。ちなみに、桜とはまた同じクラスになったので1日中一緒なわけだ。
そういえば、あいつは来てるんだろうか?我が親友、我が悪友、まぁ変態でいいか。
「やっぱり居たか。沼田伝助」
「久しぶりではないか!昂よ。昨日はなぜ休んだのだ?」
「悪い、昨日はちょっと用事でな」
「女か?お前の体からは女の匂いがするぞ!我らの<寂しい男同盟>はどうなったのだ?!」
「そんな同盟は組んでない!」
ってかこいつの変態嗅覚はすげぇな。ある意味感心だ。
なんか視線が、痛いんですけど。
「桜さん・・・」
そんな猛獣ですら怖がる目はやめて。
「で、女とイチャイチャしてたのか?!」
「そんな興奮して言うな!昨日は親父が家に来ただけだ。ただそれだけ」
「そうか。それはつまらんな」
「お前は何を期待してたんだ?」
「伝助は秘密がいっぱいなのよ!」
「くたばれ!」
おれのパンチを余裕でよけやがった。腹立つな〜!
「そういえば、今日転校生が来るらしいぞ」
「本当か?」
「本当だ。昨日先生が言っていたからな。ちなみに女らしいぞ」
・・・嫌な予感。ベタな展開はお断りだぞ。
「と、言うわけだ。聞いていたか?」
「すまん、聞いてなかった」
「だから!お前の席の横になるから仲良くするなよ!同盟を忘れてはいかんからな!」
「はいはい」
まさか、な。あいつは来ないだろ。
「みんな、席につけ。今日は昨日話したように、転校生を連れて来た。男ども!かわいいからって襲うなよ」
あんた、一応教師だろうが。発言に気をつけろよ。
「じゃあ入って来てくれ」
「はぁ〜い」
似たような声だけど、幻聴だ!絶対に!!
だから、何も見たくない!聞きたくない!!
「「「うおーーーー!!!」」」
クラスの男がうるさい。おれは寝たフリするのみ!
「自己紹介を簡潔にしてくれ。3サイズも忘れずに」
あんたクビにしたいよ。
「はじめまして、西山恋って言います。3サイズはひみつで〜す。教えてほしかったりしても、教えません。だって」
嫌な予感ってかなり当たるんだよな。
刺される前に、逃げる準備しないと・・・。
「昂ちゃんのフィアンセだからで〜す☆昂ちゃ〜ん♪」
「名前を呼ぶな!!問題に巻き込むな!」
叫んでしまいました。
「「「な、なにーーー?!?!」」」
「・・・昂くん、・・・」
やっぱり当たっただろ?
桜と男子に殺されそうな勢いじゃん!桜なんか、ごにょごにょと危ない発言してるし!
「「「南!お前は殺だ!!!」」」
やばいから。
「伝助、おれは逃げるから」
「後でじっくりと痛めつけてやる」
怖いからやめて。
こうして、クラスの男子(+桜)との鬼ごっこが始まってしまった。
・・・続く
次回は、パート2になります。