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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
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Trigger;UNHappy~特化の無い殺し屋~

作者:手ノ目 甲
 神は人間を見捨てた。
"もう人間には興味がない。やり方を間違えていた"
 見捨てられた全ての人間は、己の特化すべき物を掴み始める。
それは一縷の希望か、はたまた溺死体の掴んだ藁か。

 ここではない地球の可能性の一つ。
世界は八つの大陸に分かれ、それぞれの大陸が
それぞれ違う星であるかのように異なる特色を持っていた。

 ここは第八大陸。
荒れ果てた街。ひび割れた大地。風吹きすさぶ荒野。
路地裏に一人の殺し屋が、ただ雨止みを待っていた。

 殺し屋の名は黒森 裂。
大して年端も行かない青年だ。
だが、決して油断してはならない。

 彼は、藁すら"ろくに"掴むことを許されなかったのだから。
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