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俺はターゲットを確保して転送まで終わらせてた。
フハァア〜。
一仕事終えた後のヤニは格別に美味しい。
[ス、スネーク!なにこのサボテンは?]
……麻酔針を抜くのを忘れた。
[きゃーあ!なんか…臭いし…なんか漏らしてる!]
さすが超強力下剤…麻酔中でも下痢は続いているようだ…。
そして…チート能力と記憶を消して彼は地上に戻された。
最早…人並みの能力しかない彼は最初は戸惑って家で引きこもっていた。
しかし彼女さんの献身的な努力で彼は学院に戻った。
そして血反吐を吐く努力でチート能力には及ばないが…かなりの力をつけてた。
彼はチートがなくても元々魔法の素質はあるようだ…。
俺はその努力に免じて彼のこの先の未来に祝福があらん事を祈った。