4話
奴のチートが認められて確保の指令が下された。
さあ…どうやってターゲットを確保する?
ちなみに俺の戦闘力は68だ…。
アイシェラにゴミとか虫けらにまで言われた。
正面では間違いなく俺は奴にやられて肉片も残らないだろう…。
説得?人間は力を手にしたら手放したくないのは普通だ…無理だろ。
奴を確保する為には奇襲か寝込みを襲うか狙撃しか手は無い。
まず狙撃は無理だ…狙撃用の武器を買うポイントが足りない。
なら…奇襲か寝込みを襲うしかない。
俺は機会を待っていた。
まず奴に有効な攻撃手段を探って見よう。
周辺でボールで遊んでいたのでそれを一つ拝借してターゲットを狙って全力投球した。
シャッキンー!
防御系の魔法が発動してそのボールは破裂してしまった。
さすが戦闘力60万…只の攻撃では効かないようだ。
屋上に行って奴に水をかけてみた。
シャッキンー!
水が当たる前に蒸発してしまった。
……化け物め。
その後…彼女のような女性と会ってイチャイチャし始めた。
リア充め…けしからん。
俺はこの歳で童貞だ…。
仕事の内容が内容で女性と付き合う事が難しい理由の一つである。
だが…それだけではない。
実は軍の内部で俺に興味を持った女性が居た。
美人で有能な仕官のテレサ少尉…。
彼女は俺に何故か積極的ですぐ付き合う事になって酒の勢いでホテルまで行く事になった。
裸で俺を誘ってる彼女の綺麗で…無防備な姿を見て俺は耐えられなくて…ヘットロックを決めて首をゴッキっとへし折ってしまった。
どうも油断してる相手にはこれをしてしまう…いわゆる職業病だ…。
幸いにテレサ少尉の命に別状はなかったが…その後…軍内部から噂が広がり誰も俺と付き合ってくれる女性が現れなかった。
まぁ…その後…紹介とお見合いもしたが…またやってしまってそれ以降誰も仲介してくれなくなった。
ふっ…このミッションが終わったら神閣下に女性を紹介して貰おう…。
首が頑丈な子でお願いしよう。
その時…突風が発生してターゲットの彼女のスカートを完全にめくり上げた。
突風よ…グッジョブ!
またのその時…慌てたターゲットにボールが飛んで来て頭に命中した。
ターゲットは痛みで頭を抱えてブルブル震えた。
なるほど…精神的に乱れるとあの防御能力が発動しないのか…。
俺は攻略法を見つけた。
[アイシェラ…これから任務を実行する…サポートを頼む]
[了解…任せて]