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クエストを受けるそうですよ?


「えっと……シエラさん、無理やりパーティー組ませたらだめですよ?」


嫌々ながら組んでくれたパーティーなら、正直ないほうがマシだ、とまでは言わないが、そんな風にパーティーを組んでまともに機能するとは思えない。


いくらSランクの冒険者といえど自分の専門外の役職の動きまで出来る人はそうそう居ないため、確実に人の助けが必要になる。


そんなとき、ある程度の信頼関係がないと背中を任せ、自分の仕事に専念できないのだ。


「そんな、無理やりなわけないじゃないですよ。彼女たちの要望にも合った話ですよ」


シエラさんは、胸を張りそう言った。


「それにこの子たちは今このギルドでも急速に伸び始めている子たちなので、無茶をしないようにさせるためにも組んでいただけるとありがたいです」


「えーと、リンたちもそれでいいのか?」


彼女たちは首が落ちそうな勢いで縦に振った。


「わかった。それじゃあ悪いんだが、早速クエストを受けたいんだが大丈夫か?」


「それなら、このゴブリンの巣への討伐依頼を受けていただけるとありがたいです。昨日、報告を受けたばかりなので中の様子は不明ですが、近隣の村への襲撃の規模的にゴブリンキングはいないと思われます」


ゴブリンの巣に行くのはDランクのクエストだ。


ゴブリンは一匹だけならせいぜいが人間の子供ほどの力しかなく、森にいるような奴ならFランク冒険者でも簡単に討伐できる。


しかし、巣の中は暗く、また巣を形成するような知能を持ったホブゴブリンが最低でもいることになる。


また、最悪の場合はさらに上級のゴブリンキングが確認された巣はBランクの冒険者でもないと厳しいだろう。


「キングがいないなら全然大丈夫ですよ!なんだったら私たち3人でも行けますし」


リンが元気よくそう言った。

エチカもエリンも特に異論はないようだ。


俺も三人が受ける気なら異論はないため、依頼の手続きを済ませ、早速ゴブリンの巣へ向かった。




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