【分かったんだ!!】
今のところ、謎がなくなった。 そのあとは 真剣に頭をひねりまくり 正門の創作に専念しようと......思うんだが......
すごく思って仕方がない。 マキは、せっかく魔法が使える集団で祭りを開催するのに、魔法の良さを現さないものなんか作って、ここの何になるんだ?......と。
あと3日しかない。 時間がないんだが、しっかりとした、町のみんなの記憶によく残るような祭りにしたい。 一見 考えてなさそうなところに......力を入れたい...... ずっとそう思っていた。
周りからは よく漂う ここ限定のものの制作。 いい匂いがするのは調理関係の魔法をもつ奴の自信作料理だろう。 今まで嗅いだことのない匂いがよくする。
何か......やりたい。
ずっとこればかりつぶやく。
「......どうしたぁ? 進んでねぇぞ、妖姫ぃ」
クイッと首をこちらに向けてきたフランクが言う。
彼が作るのはアトラクションの小道具や、その舞台。
今は小さい子が実演する お芝居の舞台だ。
女の子が好きそうな 桃色のお花に、小さい家。 どれも森の中というシチュエーション。
森の中で誰かと出会い......自らの魔法で自分自身を守る。
なんてメルヘンなのだろう。
こんな時にでも こんなこと出来る私は何なんだ......
じっと木材を見つめ続けるマキ。 どうしたらいいのかとフランクはずっと焦り続ける......。
「お前......少し休んだらどうだ......? 」
気を使うフランクに甘え、マキは「はい......」と言って休むことにした。
ゆっくりと家の中に入って行ったマキ。 その中は驚く程に元気になった。 ......意味がわからない
能力者が元気になる。 それは魔力の全回復だけだ。 まるで 今まで使えなかった魔力が......入った瞬間に使えるようになった......みたいに。
入った時......か......
キュピーン!! とひらめいたような表情をした。 そのまま勢いよく家の中から出て行き、木材の方へと突っ走る。 フランクは「えぇ?」と言う表情を浮かべつつ、マキの後を目で追う。
「よ、妖姫......? 何、どうした!!?」
立ち上がってマキの方へ近づく。 マキは、ニッコリとした表情でフランクを見ると......
「分かったんだ。 みんなが楽しめる初めの扉!!」




