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【響く】

完璧に任された正門の創作。 魔法での物作りには 全くと言っていい程の縁無し。

ジロジロと眺める木材を ある程度触れて見る。


「......これをどう......すれば......」


どうやってもひらめかないマキの頭脳。 あぐらをかきながら悩み続ける。


だが、周りからする活気のある生徒の声や、隣でなる釘を打つ音が 余計イラついてしょうがない


「おーい じーさん。 これ何処におけばいい」

先程遭遇した棗が、やっと戻ってきた。 先程の木材をかかげて


「おぅ!! 妖姫のトコに置いとけ!!」


大回転していたマキの頭脳がいきなり停止してしまう。 それと同時に......棗の口も。


初めてフランクにあった時も思った。 なぜこいつが私のことを『妖姫』と呼んだのか。 それを知っているのは......任務関係の奴らだけだ。


それを知っているなんてあり得ない。 それなのに何なんだ!!

......今は......棗に言った。


私が妖姫ということを。


「お前が......妖姫?」


背を向ける棗が、問いかけてきた。


今じゃ有名な殺人犯。 一日5個のペースで任務をこなす実力者。 の前に命を知らない化け物のよう。 そんなことはっきり言えますか? 「私がかの有名な殺人犯でぇ~す」って言ってるようなものだぞ。


「......」


心であんなに叫んだ後だ。 口を開く余裕なんてなかった。

取り合えず本当のことを体で現す。 コクっと静かに頷いた


何を言われるのかと恐れていたマキだったが、かえってきた返事は思いもよらないものだった。


「......ふーん」


そう言って木材とバケツを隣におき、去ろうとしていた。


......しーん。


それだけ?


こんなに悩んで......返事はそれだけ? 目の前に殺人犯ですよ? 反応......ほとんどノーリアクションなんですか? え?


とても戸惑うマキ。 いつの間にか棗を呼び止める。


「......そ、それだけ? 怖くないの? え、怖くないの!!?」

一文字、一文字 段々と声が大きくなっていく。


見た目『戸惑い』のワードでしか表せない表情で何回も聞いた。

それでも棗は 少しも動じなかった。まるで、「だから?」とでも言っているかのように



「......別に怖くねぇよ」


当たり前のように言い出す。 ......納得が少しも出来ない。

フルフルと首を振り続けるマキを見て、ハァ......とため息をついた。


「お前の魔法知った時から予感くらいするよ。 普通だろ、上は誰だって知ってる」


......そうなんだ......


もうなんかもう......I do not want to think about anything too surprised(驚きすぎて 何も考えたくない)だわ。


それから目が乾くくらいずっと目を開け続けた。 また口を開く棗。


「お前にとってはこの祭りはいいチャンスだろ。 今のお前の魔法は人を殺める為にあるみたいに思われてる。 それをくつがえせよ、『コピー』はそんなに怖くないってな」


なぜか響くんだよな~ こいつの言葉は。




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