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長い

夏休み子供スペシャル!

「今時たんす貯金とはな…手間が省けたぜ」

下痢便小便屎尿糞尿クラミジアンは既に居間まで侵入していた。

「外が厳重だっただけに拍子抜けだな」

家の中には防犯装置はほとんど取り付けられていなかった。おそらく外を固めて安心していたのだろう。

しかし、下痢便小便屎尿糞尿クラミジアンが札束を手に取ろうとしたそのとき、彼の背後で何者かが動く気配がした。

(ちっ、家のもんに感づかれたか)

「何もんだ!そこでコソコソ何してやがる!!」

その人物は部屋の電気を電気をつけ、近づいてきた。

(片付けるしかないか)

と、その時

「あれっ、あんたはこないだインゲーと一緒にいた…」

「お前は…」

下痢便小便屎尿糞尿クラミジアンが忍び込んだ豪邸は、奇しくも弟、陰毛鞭毛クラミジアンの学友、神崎の自宅だったようだ。


「インゲーが最近学校来てなかったのはそんなことがあったからだったんだな」

下痢便小便屎尿糞尿クラミジアンは神崎に事の経緯を説明した。

「そんなんになってるんだったら早く言ってくれりゃ良いのによ。二人ともうちで面倒見てやるよ!」

その後、下痢便小便屎尿糞尿クラミジアンは陰毛鞭毛クラミジアンを呼び、以降二人は神崎の家に居候することとなった。

「こいつの世話になるのは不本意だが仕方ないか…」

陰毛鞭毛クラミジアンは不満の色を隠せないようだがどこか安心しているように見えた。数日後からは学校にも再び通い出した。

しかし、真に問題があったのは下痢便小便屎尿糞尿クラミジアンの方だった。

金持ちの家なだけあって家の中にはメイドが常時徘徊している。彼女らと遭遇してしまえば他人の家の中で大惨事になることは明白である。そのため、下痢便小便屎尿糞尿クラミジアンは移動時には常に細心の注意を払って行動しなければならなかった。

さらに、彼の趣味である“自分の下痢を煮込んで近所に匂いを撒き散らし、煮込み終わった下痢を冷まして肛門から腸へ戻す”ことが出来ない状態である。公園での野宿生活の間も含めておよそ二週間はこの趣味を我慢してきた。

ハードな野宿生活、神崎の家に居候になってからも真に心休まる時はなく、加えて家侵入の疲労、ストレスが彼の体を蝕んでいった。

これらが祟ったのか、ある日下痢便小便屎尿糞尿クラミジアンは重度の病に倒れ、危篤状態となってしまった。

「お兄ちゃん、しっかり!(ボソッ)」

「見せた医者も皆匙を投げた…どうすればいいんだ」

神崎と陰毛鞭毛クラミジアンの必死の看病も虚しく、下痢便小便屎尿糞尿クラミジアンの病状は悪くなる一方だった。そして、もうダメかと誰もが諦めかけたとき、神崎家に一人の訪問者が現れたのであった。

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