王道はバナナ! それ以外異論認める
メルトがあれこれ貴族の人脈を使い、袋いっぱいの金貨が集まりました。
そして僕は……季節外れのサンタコスに衣類替え。
あぁ、なんて便利なハズレ魔法なんだ……! これ先あれば衣類の店を……あ。
簡単な話に気づいた、そうだ店を作ろう!
「ルークいつも初歩的なミスは当たり前」
「なっ!? 僕にはバナナとか梨とかあとは……あとは色々あるんだよーーーー!!!」
「意味わかんないわよ! それに、なんでサンタコス?」
「夢と希望をときめきを……! 分からせに」
「警察いますか? ここに変態います」
「ちょっ!? メルト!!」
「はあはぁしてます、はぁはぁしてて気持ちいいって言ってるんです」
「僕そんな変態じゃない!! バナナだけ食べてればあとは別にいい!!」
「アホかぁぁぁぁぁ!!!」
強めに頬にビンタを重くメルトからバァンっと弾いた。今度は壁にめり込んだ。
「お揃いが台無しよ!!」
「メイドコスにどハマりしたメルトが怖すぎるよ!!」
「ふん、いらっしゃいませー? ご注文はバナナですか?」
「なんで武器召喚見たくバナナをこっちに向けるの!?」
「罪深いルークだから……ね?」
バナナは壁に刺さる、ただのバナナじゃないのはわかる。これを食えと言うのかメルト!?
いくら硬いのが好きだからって、僕の知力は1より上がらない実績あるの知ってるのに!!
「なら僕は、下着パラダイス!!」
無数の下着が花びらをまうようにヒラヒラと、参加者貴族へ……。鼻血が沢山流れて倒れた。
しかし、メルトのバナナを全力で顔に受け止めた僕は知力が1下がった気がした。
「僕はねバナナしか愛せない……!」
「あんな分からせてた意味で演説した癖に?」
「だれそれ? 僕は下着かバナナかコスプレしか……愛せない」
「記憶まで失った?! やりすぎたかしら」
「第三試合を僕はアホとしてバナナとして逃げる」
「戦いなよ!!」
渋々まぁ、僕は参加した。乱入者だけど変態観客からの視線がほんとニヤける。
目の前にいるのは四大貴族のアルト、この人はまぁ大体が脳筋バカとか言われてる。
カイトくんは、あぁ……怪我してる。うん、痛そうなのはわかる。けど立ち上がるのはかっこよ。
ひとまず準備時間は僕がアルトを相手かな。
「なんでてめぇが……」
「理由なんてない、バナナに誓って」
「はぁ? お前たしかハズレ魔法使いだよな。お前がしゃしゃり出る幕しゃねぇよ」
「だからだよ? そんな君だから僕は立ち塞がる。学生の時、何回もそうだったでしょ?」
「ちっ……アホのくせにそこは変わんねぇな。なら、死ぬ気でこいよ」
僕はぴょんぴょんとうさぎ跳び、アルトはイライラしてる。いやぁ、これがまぁ楽しい。
僕一応、体は柔らかいんだ。しなやかにバナナの様に……。カイトの反撃は変わらず凄い、あのアルトを追い込む……まるでバナナの様な立派なパイナップルだ。
だけど、そんな油断が……僕のシンボルバナナが折れました。アルトの一撃はもはや殺しだった。
「ルーク、もう戦わなくていいよ」
「メルトの幻影が……ついにお出迎えか」
「あ、まだ死んでないよルーク」
「え? バナナは既に折れたよ」
「なんなのその基準……。離脱した方がいいわよ? あとは、カイトに任せなよ」
メルトの執事によって僕は運び出された、その後は覚えてない。気を失うこともあるんだ。
気が付いたら、僕は病室……お父さんが天使の翼の服を着て窓辺で祈る。
「ルークを、私のルークを……そっちに連れてかないでくれ! 俺がその役割になる! さぁ、私に翼をください!!」
どっかで聞いたことがある音楽が流れた、いやこれ……それっぽい曲だ。
「勇気の翼に込めすぎてーーー私の希望の成り果ててーーーーこの女装空にーーーー下着を撒き散らしてぇ!!」
流石にうるさいので看護婦長がドアを開けて、父をドロップキックする。窓を突き破りある意味本当に天使になる所だ。
「患者さんに笑い死にさせるつもりなら貴方が天使になりなさい!!」
言葉に微塵もない、看護婦だよね? ツッコミがもはや制裁じゃないか。
「……問題ない」
お父さん問題あり過ぎだよ、僕の目覚めは笑いから始まるの? 傷口開いちゃう。
メルトが凄い眼差しで見ていたのはまだ誰も知らない話でした。




