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ブラックな戦隊ヒーロー ケンジの憂鬱  作者: 双鶴


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13/17

13話

 金曜の朝、都内某所の高層ビルで、オーロラ戦隊の記者発表会が開かれていた。

 壇上に立つのは、プラチナ長官。背後には、無表情のスーツ姿の“新戦隊”が並んでいた。


「本日より、オーロラ戦隊は“AI戦隊プロジェクト”へと移行します。人間の感情に左右されない、完全管理型の正義部隊です」


 記者たちがざわついた。

 長官は続ける。


「ケンジ=オーロラグリーンのような“感情的な逸脱”は、正義の信頼を損ないます。今後、戦隊はAIによって指揮され、任務は効率的かつ均質に遂行されます」


 その映像は、即座にSNSで拡散された。

 「#AI戦隊」「#感情排除」「#ケンジ排除」がトレンド入りする。


 一方、自由が丘のコンプレックス拠点では、ケンジたちがその映像を見つめていた。

 ミナミがつぶやく。


「……正義を、効率で定義する気ね」


 サンシャインピンクは静かに言った。


「それは、誰の声も聞かないということ。ヒーローの本質を、完全に見失ってる」


 ケンジは、拳を握った。


「俺たちは、聞く。AIじゃなく、人間として。それが、俺たちの“正義”だ」


 その夜、オーロラ戦隊のグループチャットが更新された。

 オーロラレッドが、密かにケンジにメッセージを送る。


「長官のやり方、もう限界だ。俺、そっちに行きたい」


 ケンジは、短く返信した。


「待ってる。一緒に、声を聞こう」


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