双剣お試しとおいしいごはんが食べたい
双剣は手に入れた、これはもう狩りに行くしかないでしょ
家事を終わらせてすぐに出発だ
あ、あの門番さんだ 毎日立ってるのかな?ご苦労さまですね
「おはようございます。この前はありがとうございました、悪い事しちゃったんでコレはお詫びです良かったらみんなで食べて下さい。」
ツボに入ったジャーキーと、たくさんのサンドイッチを渡す
きっと衛兵さんだからいっぱい食べるだろう、そう思ってだ
門番「いや、君を引き留めた俺が悪いのに。気にしなくていいんだよ君が無事ならそれで良かったんだ。気をつかわせてなんだか申し訳ないな、これはありがたく貰っておくよ次は気をつかわなくていいからね。」
わあ、根っからのイケメンだわ。
発言がイケメン、言わないけど
コレは賄賂でもあるからしっかり受け取ってもらわないと、円滑な人間関係はこれが一番効くんだ
「はい、これからはガンガン狩りに行きますので今後もよろしくいお願いします!では、いってきまーす。」
そう言って手を振って走る、よし任務完了
これで止められることはないだろう・・・・・
そのまま走り続けて森の入り口まで来る
近くまで来ると木が大きいのがわかる、立派な森だ
所々に人間が通ったであろう道の形跡があった、むやみに入ると迷子になるんだろう
こういう道が頼りになってくるんだろうな、まあ探知があるから私は大丈夫だろうけど
こんだけ木が生えていたら弓は難易度上がるなー
魔法か、双剣の出番だね うふふふ
森はクマ、ヘビ、イノシシ、シカ、らへんが出るって言ってたな
オオカミとかもいるんだろうか
探知で探ってみる、うん、ネズミとかウサギよりも大きな反応があるな
どの魔物がどんな反応なのか知るためにもとりあえず見に行くことにした
走って反応の方へ行く
あ、いた。猪だフォレストボアってやつだろう
どうやって倒そうかな?って考えてるとボアがこっちを向く
「え?この距離でわかるんだ」 かなり敏感なようだ、匂いかな?
双剣を抜いてかまえる
まっすぐ向かってくるボア 早い
「よっと。」 分厚い土壁を目の前に出した
バッゴーーーン ボアは直撃したみたいだ周りの木が揺れているすごい衝撃だこんなまともに食らったら死んじゃうかも ヤバ
土壁の横から覗いて見ると ボアは昏倒していた
これはいい倒し方かもしれない
すぐにボアの喉元を切って締める 同時に血抜きだ
双剣で切ってみたけど、切れ味も抜群だしいま使っているナイフとはぜんぜん違うや
浄化で綺麗にして納刀する
これだけ切れるなら狩りは楽だな、あとは倒し方をいろいろ模索するか
倒したボアを見る。それにしてもデカい
前世の何倍だ? よく小説でも軽トラくらいの大きさっていうけど
まさしくその通りだと言いたいね、牙もいかついし
すごい量のお肉が取れそうだな、そうだ猪なら油も取れるんじゃない?
ぼたん油ってやつだな、こんだけ大きいとかなりの量が取れるのでは?
揚げ物ができちゃう? うわーー 唐揚げ、とんかつ、食べたい・・・・・
お米、お米がほしすぎるーーーー
なんて妄想にふけっていると 血も出なくなったみたいなので収納にいれる
こんだけ大きくても入るや 便利
さあ、つぎの反応は・・・・・・・・あっちだ
走って向かうと鹿だ! フォレストディアってやつだな
なんて立派な角だろうか、あれは凶器だな。でもお金になりそうだ
キレイに倒したいな、できれば首を一撃で切りたい
弓をかまえて、放つ ドシュ 首の根元に刺さった
これじゃだけじゃダメだ、こっちに気づいた鹿が鳴き声を上げて向かってくる
私も双剣を抜いて向かう、鹿が角を使ってすくいあげようとするのをよけて
ここだ、一気に首を切った ザッシュ ドスッ
すご、首を切るどころか、首を切り落としちゃったよ
はあー、双剣すごい
そして鹿もデカい
ジッテさんがおいしいって言ってたもんな、楽しみだ
鹿って食べたことないけど、馬っぽいのかな?
馬っぽいならタタキとか食べたいけど、生は怖いからな
いやまて、浄化すればいけんじゃね? うーんこれで死んだら元も子もないもんな
ローストぐらいにしとこうかな
どうしても生っぽいモノ食べたくなるんだよなー
お刺身食べたい、生まれ変わったのに味を覚えているなんて残酷だよね
そりゃ食べたくなるよ、マグロ食べたい
鑑定で「生食可」とか出ないかな?
「鑑定」 フォレストディア 生息地森 買取部位は角、皮、肉。
やっぱり食べ方とか出るわけないか・・・・・・ ぴえん
大物2匹も狩れたしそろそろ帰るかなー
なんて考えながら鹿を収納にしまっていると 探知に反応が
めっちゃ近い・・・近づいてきてる?
向かってみる、 あれは・・・・・・オーク?
二足歩行のブタっていうけど本当にそうだ、でっか
2メートル以上あるよねアレ、血の匂いに寄って来たのかな?
どうしようかな?二足歩行って倒すのためらっちゃうな・・・・・
まあ、これも経験だいつかはやらなきゃいけないこと
そう自分に言い聞かせて弓をかまえる 首をねらって放つ ドシュ
「ブキャアアアアア」 すごい悲鳴だ、鹿と猪よりひどい
双剣を抜いて距離をつめる オークは首の矢を抜いて折った ああ、もったいない悪いやつめ
掴もうとしてくる手をかわして、背中側に回る、飛び上がって首をはねる
「プゴッ」 ドスッ 落ちる首
ふう、動きは早くないしそんなに困らないけど、鳴き声が・・・・・イヤ
嫌いかも、まだ動物っぽい魔物を倒すほうがいいや
積極的には狩らないかな・・・・もう
血抜きを終わらせて 収納にしまう
さあ、帰ろう。ギルドに解体を頼まないと
走って町に帰る、
「ただいまです」
門番「おう、おかえり。早かったなー。そういやもらった差し入れめちゃくちゃ美味かった!ビックリしたよ母さん料理うまいんだな!」
「?違いますよ?私が作ったんですよ、両方とも。」
門番「へ?ふたつとも?」
「はい、ふたつとも。うそじゃないですよ ふふふ」
門番「うそじゃない・・・のか。まじか・・・・。」
門番2「うますぎて奪い合いになっちまったよ!また作ってくれよーお願い!」
門番「コラ、無茶いうんじゃない!」
「ああ、二つとももうすぐ買えるようになるはずです。サンドイッチは屋台ができるはずなんで気楽に買えるようになると思いますよ。」
「「なに!?ほんとか?」」
「ふふふ。うそじゃないですよ。いま商業ギルドが頑張ってくれているみたいなので楽しみですねー、じゃ私はギルドで解体してもらわないとなので失礼しまーす。またね!」
手を振って走る
やっぱりジャーキーを渡しておけば大人はだいたい大丈夫かもしれない ふふふ
大人対策として常にストックしておくかー
冒険者ギルドについた 受付に行き
「すみません、解体お願いしたいです」
受付「解体と買取カウンターはあちらになります」 後ろを差している
おお、あそこか「ありがとうございます。」
さっそく教えてもらったカウンターに行く
「すみません、解体と買取をお願いします。」
受付「ん?なにも持っていないじゃない?」
「あ、収納に入れてるんです。大きいんですけどどこに出したらいいですか?」
受付「???そんなに大きいの?一体なにを持ってきたの?」
「えっとー。ボアと、ディアと、オーク?です。」
受付「え?あなたが?一人で?」
「?はい、ひとりで」
受付「・・・・・・ちょっとこっちにいらっしゃい。」
「はい。」 後ろを付いていき 倉庫のような所に入る
受付「ここならいいわ、出してみて?」
「はい、えっと、ボアとーディアとーオーク?です。」
大きなテーブルの上に出していく ギリギリ乗り切った
受付のお姉さんは 口を開けて見つめるばかりで動いてくれない
「あのーーー」
はっ とするお姉さん
受付「冒険者タグを見せてくれる?」 「はい」 どうぞ
受付「Fランク?うそでしょ・・・・。」
「最近登録したばかりなんで」
受付「ちょっとまっててね、絶対どこにもいっちゃダメよ?」
そう言ってタグを持ってどこかに行ってしまった・・・
あれ?ダメなことしたかな?
一気に持って来すぎた? なんだろうこわい
ありがとござした!




