困りごとを解決しよう!
お酒をゲットした翌日さっそくオドさんに会いに行ってみることに
お酒にプラスしておつまみになりそうな手作りジャーキーも用意した
もちろん、お肉がおいしいミックススパイスを使った
噛めば噛むほどおいしい、すごくいい味に仕上がったと思う
これは狩りでゲットしたマウスを使った、クセがあるけどミックススパイスを使うといい感じに仕上がったのだ、うさぎも試したけどこちらは鳥っぽい肉だったのでちょっと違うな、となった
お酒のお礼に商業ギルドにも今度もっていこう うん
目的の鍛冶屋さんは町の端っこだ 結構遠いのだ
てくてく歩いて目的の場所を探す このへんかなー?
歩いているとカンカン カンカン音が聞こえてくる
音の方向に歩いていくと 鍛冶屋 オド の文字 ここだ!
入り口をノックしてみる 返事はない
カンカン聞こえてくるので作業中なのだろう そっと開けて覗いてみる
誰もいない もっと奥にいるのかな?
「おじゃましまーす」 そろそろ入っていく 音が大きくなる方にいくと
鍛冶場があった ここが鍛冶場かあー 初めてみた!
一心不乱に槌をふるう男性 この人がオドさんだろうか?
作業中なので少し待ってみることに
しばらくして 手を止めて 鍛えていた武器を水に沈める 焼き入れだ
真剣な顔で刀身をみつめている 邪魔するのは申し訳ないが 今しかない
「あのー・・・。」
ビックリして跳ねる体 どうもすみません
「あの、ノックしたんですが返事がなかったので入ってきましたすみません。」
「あんた誰だ、子供がなんのようだ?」
「私はアルノーラといいます、はじめまして。オドさんで間違いないですか?タイデンさんからの紹介できたんですが・・・。」
オド「そうだワシがオドだが、タイデンが紹介?なんのためにだ。」
「いま、武器を作ってましてアドバイスをいただきたくて。タイデンさんからの紹介状も持ってきました!」
紹介状を出して渡そうとする、が受け取ってくれない
オド「は?子供が武器を?なめんじゃねえ。ワシはそんな暇じゃねえ帰んな。」
おお、これが職人の頑固さ?というものか
だが負けませんよ? こっちには手土産という必殺技がある
「そうなんですか?それは残念です・・・せっかくおいしいお酒もおつまみもご用意したんですが・・・・。他の鍛冶師さんを頼るしかないんでしょうか?」
話を聞いてくれないなら他の鍛冶師さんにお酒あげちゃうよーという脅しだ ふふふ
オド「・・・・なに?それなら早く言え。酒をくれるなら話をきいてやらんでもない。」
釣れた ちょろい ポルモットさんありがとう!
「ほんとですか?良かったです。」
さっそくお酒を出して見せる
オド「そいつは・・・。子供がどうやってそいつを手に入れた?」
「商業ギルドにツテがありまして・・・・相談に乗っていただけるなら美味しいおつまみもつけますよ?」
オド「わかってんじゃねえか、わかったその相談ってやつにのってやるよ。だから酒とつまみをよこせ。」
ちょろい お酒とはそんなに大事なものなのか・・・・
「約束ですよ?やっぱ止めたとか無しですよ?」
そう言いながらお酒と、おつまみ手作りジャーキーを渡す
オド「男に二言はねえよ、このジャーキーはなんだ?見たことねえし嗅いだことねえ匂いだな?」
「手作りジャーキーです、すんごく美味しくできたので食べて見てください。」
オド「子供の手造りジャーキーだと?確かに美味そうな匂いだが・・・どれ。」
一つ摘まみ上げて 食べた カミカミモグモグ
カッ 目が見開かれた え、こわ
オド「なんだコレはめちゃくちゃうめえ、ぜったいに酒にあう・・・・。」
「でしょう?自信作ですよーー。」 ドヤァ
オド「おい、相談にはのってやるだからこのジャーキーの作り方を教えろ。」
「もちろんいいですよ。そんな難しいものでもないですし。」
オド「よっしゃ。絶対だぞ。で?相談ってのはなんだ?」
「実は・・・・・」 双剣を出して説明する
かくかくしかじか 改善点をお願いします・・・・
オド「なるほどな、これは鍛造で作ったもんじゃねえだろう?」
「はい、加工魔法で鍛造っぽく作ったものです。」
オド「加工魔法?それでこんな感じになんのか?よくわからんが、この武器にはいろいろ足りねえもんがある、粘りに、あそび、聴いてみな?。」
オドさんが取り出した刀身を槌で軽くたたく キィーン
オド「これがワシが作った剣だ」
私の作った双剣を 同じように叩く コォーン
オド「音が違うだろう、あんたが作った剣はそうだな、鐘。あれみたいなもんだ武器のための鉄じゃねえ、使えねえわけじゃねえが違和感があるのはそりゃそうだろう切れ味もちがう。」
「はあ、やっぱりそうか。素材の段階で違うか。」
オド「そういうこった、加工魔法ってのはよくわからんがやはり武器は叩いて強くするこの過程が死ぬほど大事なんだ。」
「なるほど、理解しました。」
オド「あとは遊びだな、抜くときに違和感があんだろ、これは説明がむずかしいが刀身に合わせてやんなきゃいけねえ、反りがある刀身ってのは難しいんだ。」
「はーやっぱりそうなんだ。」 もうこの辺はさっぱりだからな
オド「この形のが欲しいんだろ?ワシが作ってやろう、このままそっくり作ってやるよ。」
「え!いいんですか?!」
オド「ああ、お代はしっかりもらうがな。なかなか面白い形の武器じゃねえか作りがいがあるぜ」
「やったぁ!お願いします。」
オド「そうだな、金貨10枚とこのジャーキーを山盛り二袋だ。」
「ははっ、わかりました。お願いします。」
商談成立だ
やっぱり武器は専門家にまかせるのが一番いいと思った
その後、私が作った試作品を使って
どうやって使うのか、剣の抜き方から立ち回りの想定まで細かな話をして終わった
完成は10日後らしい
なんとも楽しみだー
ジャーキー用に沢山ネズミ狩りにいこう
商業ギルドにもお礼しなくちゃ
ああーーーーたのしみだーーーー
ありがとござした!




