困りごと・・・・
いま困っています
双剣を作り始めて数日
形はできてきたけど なんか納得いかない
一度仕上げてみて、使ってみたけど やっぱりなんか違う
困った
改善点が思いつかない・・・・・・
フィク先生に聞きに行こうかと思ったけど、フィク先生は武器は専門じゃないんだもんなー
じゃやっぱり武器屋さんかな・・・・・
買い物しないのに何回も行ったら怒られるかな・・・
ナイフを一本買おうかな・・・解体用のやつでも
よし、それで行こう!!
て、ことでさっそく武器屋さんにゴーだ
「こんにちはー・・・」
店主「おう、らっしゃいって嬢ちゃんか・・・最近よく来るな。」
「えへへ、今日は解体用のナイフを買おうかと思って、あと相談が・・・。」
店主「解体用のナイフか、それならあの辺に置いてあるやつだ・・・・・・で?それは口実で相談したいんだろ??」
なぜわかった?!
「えへへへ、実はそうなんですけど・・・解体用のナイフが欲しいのも本当ですよ?」
店主「わかったから、そこから選びな。」
「はーい」 相談も聞いてもらえそうだ良かった
ナイフは今使っているナイフよりも長めのやつがいいな
大物を解体しなければいけない時が来るかもだからね
うーん、迷うけどコレにしようかな。どうしても解体とか、料理って包丁をイメージするんだけどみーんなナイフなんだよね、これもナイフを長くしたって感じのもの
慣れれば使いやすいかも知れないしコレにしよう
「コレにします。おいくらですか?」
店主「金貨1枚と銀貨2枚だ」
「はい、じゃこれで」
店主「まいどあり、嬢ちゃんは金持ちだなこんないいもんホイホイ買うなんてよ」
「そんなお金持ちなんかじゃないですよ、ナイフと装備はいいモノを買ったほうが長期的にはお得だなって思っているだけなんで。それに冒険者になりましたからね!これからバンバン稼ぎます!」
店主「冒険者でもがっつり稼げるのはそんなにいねえんだが・・・・まあいいや。そんで?相談があったんじゃねえのか?」
「はい、そうなんです。コレをみて欲しくて・・・・。」
双剣を収納から出してカウンターに置く
店主「・・・・。これは?まさか?」
「はい、作ってみました。」
店主「・・・・・・・・・・・・・。コレを?どうやって?」
「?魔法でですよ?加工は得意なんです」 ドヤァ
店主「かこう・・・・。俺の知っている加工魔法じゃねえな。ふう、まあいい。で?これのどこが相談なんだ?」
「うーん、それがどこを改善すればいいかに困ってて」
店主「改善、ねえ」 剣を引き抜いて確認をしている
「なーんかしっくりこなくて、引き抜きもそうですし、形も?とにかくどこが悪いかもわからないけどしっくり来ないという謎の状態に陥りまして、困ってるんです。」
店主「いや、もう形も独特だし、片刃だししかも双剣だ。武器屋の俺からみたら良くできた剣ぐらしかわからんこっからは職人の領域だろう。」
「そうですかー」 残念だ シュンとしちゃう
店主「だが、その職人を紹介くらいはできるぞ。」
「え!!ほんとですか?」
店主「当たり前だ俺がどこから仕入れしていると思ってんだ。」
「鍛冶屋さんだ!」
店主「正解だ、紹介状を書いてやるから相談しに行ってみたらだどうだ?聞いてくれるかはわからんがな、職人っつーのは頑固なやつがおおいからな、まあ完成したら見せてくれや。どんなものが出来るか気になるからよ。」
「やったーー!絶対見せにきますね!」 やったこれで完成できるかも!
そして店主さんに紹介状を書いてもらった、武器屋の店長さんはタイデンさんというらしい。今まで名前知らなかったや。
で、話の鍛冶師さんはオドさんというらしい
「普通に行っても話を聞いてくれるかはわからんから手土産くらいは持っていけ」
と、タイデンさんはいっていたので
手土産を探し中だ、なんでもお酒が好きらしい
お酒って未成年でも買えるの?
わかんないや
商業ギルドで聞いてみるか・・・・・
受付のお姉さんに聞いてみた
「手土産でお酒を持っていきたいんですけど、私でも買えますか?」
答えは NO だ なんてこったやっぱりか
ガックリしていると 声がかかった
ポルモット「アルノーラさん?どうされました?もしや登録ですか?」
「あ、ポルモットさん実は・・・・。」
かくかくしかじか お酒が欲しいが買えないこと、手土産として持っていきたいこと
などを説明した
ポルモット「なるほど、鍛冶師とはオドさんのことですか?」
「はい!ご存じなんですか?」
ポルモット「オドさんはこの町では有名な鍛冶師さんですよ。なるほどオドさんなら手土産は必須ですね、私におまかせ下さい。」
ポルモットさんに連れられて個室にきた
ポルモット「少々お待ちください、すぐ戻りますので。」
そう言って行ってしまった 用意してくれるということなのかな?
しばらくしてポルモットさんは木箱を持って帰ってきた
ポルモット「こちらはオドさんがお好きなお酒なんです、持って行ってください。あなたの登録のお陰でギルドは大変うるおいましたのでささやかなお礼です。」
「え!そんな。いいんですか?」
ポルモット「ええもちろんです、ギルド長からもお礼を申し上げるように言われておりますので。遠慮なくお持ちください。」
「ありがとうございます、ほんとうに助かりました。」
すごくラッキーだ、まさかお酒が手に入るなんて
何度もお礼をいってギルドから出た
やったーーこれで話を聞いてもらえるかも
ルンルンで帰宅する 鍛冶師さんにもすごく興味があったからたのしみーーー
ありがとござした!




