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がんばった 3さい児

泣くのも子供の仕事だよね

さぁ、昨夜はバリアの実験もして

あとは実践あるのみだ


ばっちこーーーい


朝食も終わって、父は出勤

母は昨夜もあまり寝ていないのか

疲れたように見える

妹はお腹いっぱいになって眠いのか

ぐずっている


しばらく抱っこしつつあやしていた母も疲れたのか

椅子に座ってあやしだした

これはチャンスだ!

すかさず横に行き

妹の顔を見ながら ゆっくり 歌ってみた

喉に魔力を意識して

気持ちが落ち着く、安心できるようなイメージの魔力を乗せて

「ふふふふふーん♪ ふふふん♪ ふふふふふーん♪」

生きているふしぎ 死んでいくふしぎ を歌う唄だ



急に歌いだしてびっくりしたのか

驚いた顔をして泣き止み  (効いてる?)

歌を聴いているようだ

気分がのってきた私は歌い続け

しばらくして、妹は眠りに落ちていった


母「まぁ、すごいわ。寝ちゃったわよ いつもなかなか寝付かないのに・・・。

  いつのまに歌なんて覚えたの?しかもすごく上手だったわ。」

そう言って、母は優しく頭をなでてくれた

前世でもこんなことをしてもらった記憶がなく

ものすごく気恥ずかしくて 照れてしまう  ふへへへへへ

「あのね、歌ったら寝てくれるかと思って。こっそり練習したの」

母「そうなの、あなたは不思議な子ね。神様のご加護ね、きっと」

その言葉に内心ドキッとしながら

「そうかも!お祈りしたから!!」とかえした


さて妹だ眠っているうちに 母にもねてほしい

「お母さんも一緒に寝たら?すごく眠そうだよ?」

母「でも・・・・・」

「大丈夫だよ。外には出ないし、お家で遊んでおくよ」

母「そう?・・・じゃあ少しだけ休むわ。何かあればすぐに起こしてね?

  わかった??」

「うん。すぐに起こすから。大丈夫だよ」

母「ありがとう」


そう言って母は妹を抱いて寝室へ

どうやら一緒のベッドで眠るようだ


これは好都合だ

一緒にバリアが張れる!


母の後ろに付いていき

おやすみなさい と言って扉を閉めたその後

子供の足音が聞こえてきた


来たな・・・・・・怪獣 アガゴリ


アガゴリ「ままーー」 

「どうしたの??」

アガゴリ「ママは??」

「お昼寝ちゅうだよ」

アガゴリ「そー」    言って寝室に入ろうとする

アガゴリの前に入って 「お母さんは妹と寝てるからダメだよ」

アガゴリ「なんで? ママといっしょに遊ぶの」

「私が遊んであげるよ」

アガゴリ「いや」

「じゃあひとりで遊んでね」

アガゴリ「いや」

私を押しのけ ドアに触れようとする


でも、触れない


ふっふっふー


ドアにバリアをしておきました (ドヤァ)

もちろん遮音つきだ

 

アガゴリ「なんで?ドア開けれないー!」

「だからダメなんだってば」

アガゴリはもちろん怪獣化 「あぎゃーーーー」

でも、遮音してるからね

起きてこないよ


少しかわいそうだが、たまには我慢してもらおう

このバリアも一時間程度しかもたない

まだまだ練習中だし魔力消費も大きいんだ

維持には魔力がたくさんいる

3さいならこんなもんだろう

  


やり遂げたぜ!!


達成感でいっぱいだ (ドヤァ)



ギャン泣きするアガゴリを追いていく


さぁ、母が寝ている間にやってみたいことがあるんだ


ふふふ



アガゴリの泣き声をBGMに歩き出した

ありがとござした!

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