自分の弓と冒険者
今日は戦闘の授業
いよいよマイ弓で練習できる日が来た!
家から持っていくと目立つので学校で収納から取り出した
家で取り出したら絶対なんか言われるからね
弓を持ってウキウキで運動場へ行く
もしかしたら授業のなかで一番好きかもしれない
なんとも言えない爽快感があるんだよね
「あ、ジッテさん見て見て、買ったの!」
ジッテ「ええ!ましで?めちゃくちゃカッコイイ」
「でしょ?練習用じゃ壊しちゃいそうでさ。」
ジッテ「あーわかるわ。買ってもらったのか?」
「ううん自分でアルバイトしてるんだ魔石作り」
ジッテ「まじかーいいな魔石作り、俺できないからさ」
「そっか、子供でもできるアルバイトって他にないのかな?身体強化系なら何かありそうじゃない?」
ジッテ「そうだな冒険者登録してから働いて自分で買うかな。もう今年で卒業だしな。」
「あ、そうか。今年で卒業・・・・。」
なんか寂しいな
ジッテ「なんだ?寂しいのか? はっはは。お前も可愛いところあんだな。」
「せっかく仲良くなったのに・・・。」
ジッテ「大丈夫だまた会えるよ、俺はこの町で冒険者やるつもりだからな。」
「ほんとに?ならいいかな?。」
ジッテ「おい、切り替えはやいよ、もっと寂しがれよ。」
「ははははは、寂しいって」
ジッテ「なんだよー。」
でもほんとの所はやっぱり寂しい
ダイパー「みんな集まってるな、授業はじめるぞ!弓と矢をもって整列だ。」
みんなゾロゾロと弓と矢をもって整列だ
私は矢だけもらう
ダイパー「準備が出来たらはじめてくれ。」
みんなが順番に射っていく
私の順番がきた かまえて グッ シュパッ ドスッ
やっぱり刺さらないから 気持ちよさはイマイチだけどそれでもやりやすい
ダイパー「いい弓だなアル。」
「はい、すごくやりやすいです。弓でだいぶ変わるものなんですね」
ダイパー「ああそうだな、学校では練習用しかできないがぜひ実践でもやってみてほしいな。」
「実践ですか?」
ダイパー「ああ、実際の狩りとかだなこの距離はあくまで練習用だからな、倍くらいの距離で狙えるくらいにはならんとな。」
「確かに・・・もう少し遠くも狙ってみたいですね」
ダイパー「せっかくだし一か所だけ距離を伸ばしてみるか」
そう言って的を遠くに設置しに行く先生
距離は15メートルはあるだろうか これは難易度が跳ね上がったな
ダイパー「挑戦したいものはこちらでやってもいいぞー」
さっそく狙ってみる かなり距離があるしまっすぐは飛ばないから調整しないと
グッ シュパッ ドスッ 当たってはいるけど・・・・
ダイパー「距離が遠い場合は風も考えないといけないぞ、しかも実際の獲物は動くからな。」
「なるほど。」 風か、確かに少し吹いている
グッ シュパッ ドスッ なるほど こんな感じか
グッ シュパッ ドスッ わかってきた
グッ シュパッ ドスッ いい感じ
ダイパー「コツをつかんできたみたいだな」
「はい、わかってきました。」
ジッテ「よう、俺もちょっとやらせてくれ。」
「うん、どうぞ」 ジッテさんに順番を譲る
グッ シュバッ ズサッ
ジッテ「うーん、この距離だとだいぶ上げないとだな」
「これ使ってみる?」
ジッテ「いいのか?」
「うん、どうぞ。気持ちいいよ」
ジッテ「じゃ、借りるな。」
グッ シュパッ ドスッ 「おおお、めっちゃいい」
グッ シュパッ ドスッ グッ シュパッ ドスッ
ジッテ「めっちゃいい、ぜんぜん違う。俺も自分のほしいいいい。」
「だよね、早く買えるといいね。」
ジッテ「うん、いつか絶対買う。」
こうして弓を貸してあげたりしながらひたすらに練習した
狩りかあ、やっぱり冒険者になるのがいいかな
ジッテさんともまた会えるかもだし
「ジッテさん冒険者って何才からでもなれる?」
ジッテ「7才からだったはずだ、だが冒険になると定期的に依頼を受けないといけないんだ、あと登録料とかがかかったはずだ。」
「来年か、一回いってみようかな。」
ジッテ「登録するのか?」
「うん、考えてる。町の外に出て見たいし狩りもしてみたいなって。」
ジッテ「外に出れるかな? 子供一人だけじゃ無理かもしれないぞ?子供が受ける依頼はだいたい街中依頼で雑用程度のもんだぞ。」
「雑用・・・・じゃ、いいかな。もう少し大きくなってからでも」
ジッテ「そうしときな、せめて幼年学校卒業してからだな。てかお前なら高等学校に行けるんじゃないか?」
「高等学校?今のもう少し難しいこと勉強するって感じでしょ?それなら興味ないかなー」
ジッテ「そっか、興味ないならしゃーないな。ま、冒険者になったらよろしくな。」
「うん、会いにいくよ」
ジッテ「そりゃ楽しみだ」
冒険者登録かー町の外に出れるならすぐにでもしたかったけどなー
そうもいかないかー
今は外に出ても大丈夫なように鍛えとくしかないか
がんばろー
ありがとござした!




