自宅の畑は大豊作
学校の薬草畑は順調で昨日完成した
これからもっと収穫量が増えるんじゃないかな
そして自宅の畑もコツコツお世話をしてきたので豊作だ
今日収穫するのはトウモロコシだ
アガゴリに畑を燃やされてから とにかく雑草に見えない野菜を育てた
あと地上に実がなるものだ
これで燃やされていたらきっと 水攻めにしてやっただろう
最近はおとなしいが油断は禁物だ
今は楽しい収穫だ 畑の面積は少ないけど結構取れた
12本 すごくおいしそうだー
これはぜひ茹でて食べたい
お母さんに持っていって茹でてもらおう
「お母さんいいモロコシが取れたから茹でて食べよう」
母「あらーほんとおいしそうね。さっそく茹でましょうか」
トウモロコシを茹でてもらい 食べてみる
「お、おいしーーー。」
母「ほんと、甘くておいしいわー。すごいわねアルノーラ」
「うん、大成功だね!」
アモラも一緒に食べているが感想も言わずに夢中で食べている
美味しかったみたいだ 良かった育てて
少し味見で食べてあとは晩御飯の時に食べることに
今お腹いっぱい食べたいところだけどね
そして父も帰ってきてご飯を食べようとなった
配膳をしてアガゴリも呼んでくる
母「今日はアルノーラが育ててくれたモロコシもあるのよ、すごくおいしかったから食べてみてね。」
テーブルの真ん中には 茹でたトウモロコシ
私はさっそく一本取ってかじりつく
んーーーーやっぱりおいしいな また育てよう
アモラもおやつのトウモロコシじゃ足りなかったみたいで
夢中でかじりついている
父「晩御飯に茹でただけのモロコシ?手抜きだろう、何をかんがえてるんだ。」
母「モロコシはこれが一番おいしいわよ?」
父「そういう問題じゃない、俺は食わないぞ。」
母「・・・・・そう。」
なにがそんなに気にくわないのか こんなにおいしいのにもったいない
食べないならこっちで食べるし むしろ沢山食べれてラッキーだ
こんな奴に食べてなんかほしくもない
母も言い返すとややこしいから 黙っているみたいだ
私は母ににっこり微笑みかけて2本目を手にとって食べる
こんなにおいしいんだもん食べちゃうよねー
「アモラも!」
おおアモラも2本目?大丈夫か?お腹壊さないだろうか
暴れそうなので2本目を渡すとまた一心不乱にかじりついている
うん、おいしい
アガゴリも食べないみたいだし まだ残っている
また茹でてたべよう そう思った
トウモロコシ以外にも ピーマンとナスのような野菜も育てた
ほんとに大豊作だ
やっぱり収穫が一番楽しい 畑のお世話して良かったなって思うんだ
次もトウモロコシを育てよう そう思った
父とアガゴリは結局トウモロコシを食べなかった
何がそんなに嫌で憎いのか
父は母を信じない 好きだから結婚したのんじゃないのか
好きな人がいう事を信じられないのか なんて悲しい生き物なんだ
姉もなにがそんなに気にくわないのか
これと言って嫌われるような妨害をしたこともない
気がつけば悪意を向けられていた
これも邪神の影響なのだろう きっと
ということはいつかこの家族は壊れる
その日までに準備しておかないといけない
母と妹は助けられるようにしておくんだ
世の中にはどんな親兄弟でも家族だから助けなければならない
なんて、言う人もいるけど
そんなものは偽善だ
前世では最後まで家族の為に生きようとしていた
自分のすべてを使ったでもダメだった
無限に求めてくるのだ
私のモノがなくなっても搾取しようとしてくる
搾取できないとわかると 暴言と暴力だ
一体なんのために産まれて来たのか なんかいも考えて
家族を助けられない自分が悪いのだと思おうとした
でもそんなのおかしい 気が付いたんだ
産まれた環境が人生を決めて
家族で生き方が決まってしまうなんて そんなのおかしい
じゃあいったい いつから私の人生が始まるのだ
自分で決めて、自分の力で生きる
これがしたいだけなんだ
これは私の人生 2回目の
自分で決めて選んで生きるんだ
いつか家族が壊れるとしても
負けない
今度は
ありがとござした!




