はじめての弓と 将来の夢
今日は戦闘の授業で初めての弓に挑戦だ すごく楽しみだ
運動場に行くと生徒たちが何人かいてジッテさんもいた
「ジッテさんこんにちわ」
ジッテ「おう、来たな。弓は初めてなんだろ?」
「はい、ぜんぜん持ったこともないです。」
ジッテ「よし、やっと勝てるかもしれないな。俺は弓得意だからな。」
「え、そうなんですか?じゃ教えてくださいね」
ジッテ「教えたらすーぐ上手くなるかもしれないからなーどーしようかなー」
「えー、棒回すの教えてあげたのにー」
ジッテ「はは、冗談だって。」
なんてやり取りしてると先生が来た
ダイパー「よし、みんな来ているな各自、弓を持って整列だ」
弓を持ってみる、案外短い子供用だろうか
矢筒を斜めがけで背中側に筒が来るようにする こう後ろから一本取る感じか
こう、こうか。 なんどか取って入れてをくり返して確認する
ダイパー「整列したら、順番に射撃開始だ。」
順番に矢筒がカラになるまで撃って交代する 全員がうち終わったら拾いにいく
これのくり返しみたいだ
矢のさきは丸くなっていて刺さりはしないようになっていた
ダイパー「アル打ち方を教えよう」
「はい、よろしくお願いします」 右手で矢を引き抜いて 前に持って来ながらつがえる
なるほど、矢を引き抜くときに掴む指が こう人差し指と、中指で挟む感じで
で、つがえる なるほど
ダイパー「打ったあとに弓の弦が反動で返ってくるからな注意だ、こうこんな感じだ。」
先生が見本を見せてくれる。 なるほど これは当たったら痛そうだ
なんどか 試してみてどう返ってくるのか確認しておく ビィィン ビィィン
ダイパー「よし、そんな感じだ。矢を乗せる左手は人によって好みがわかれるからな何度かやってみてやりやすい形をみつけたらいい。じゃあさっそく射ってみるか。」
「はい」 的の前に行き構えてみる 距離は7~8メートルぐらいかな?
少し下に落ちるはずだから 上目を狙う ぐっ シュパッ
「ああ」 的には当たらず左にそれてしまう
ダイパー「打つときにしっかりと固める、弦を引くときにブレるからなこうだ」
ぐっ シュバッ
「おお」 パチパチパチ さすが先生上手だ
ダイパー「コツを掴むまで射れば ある程度は狙えるようになる頑張れよ!。」
「はい、ありがとうございます。」
そこからはひたすらに打った 当たるようになったがブレる
これはもう必殺技を出すしかないか・・・・・
子供の力では限界がある、身体強化だ でもやりすぎると弓が壊れるのでほどほどで
グッ シュバッ
「おお」 全然ちがう これなら グッ シュバッ グッ シュバッ
なるほど わかった
みんなが射るのが終わったタイミングで拾いにいく
ジッテ「おい、上手くなるのはやいって。」 ジッテが悔しそうな顔だ
「ふふ、安定しなくて身体強化つかっちゃった」
ジッテ「なるほどな、急に安定したなと思ったんだでもよく壊さないようにできるな?」
「そこは微調整を、でも難しいねもっと強い弓だともっと遠くまで飛ぶだろうし身体強化も強くかけて射れるのにね。」
ジッテ「そうなんだろうけど、強い弓はデカいんだよ俺たちにはまだ早い。」
「ああーなるほど、いつか使ってみたいね。」
ジッテ「そうだな、弓と近接両方できるようになれば冒険者としてもいいだろうな」
「ジッテさん冒険者志望なの?知らなかった」
ジッテ「そういや言ったことなかったな、アルノーラは何になりたいんだ?」
「あんまり考えたことなかったな・・・・。いろんなところを旅したいから冒険者もいいかもしれない。」
ジッテ「そうだな、冒険者なら国にしばられないし依頼を受けていろんな所にいける。」
「そっかー冒険者か。」
ジッテ「もし冒険者になったら一緒に依頼受けたりもできるな!」
「それはすごく楽しそう ふふふ」
話ながら
ひたすらに、射る、拾う、を繰り返して 授業は終わった
弓楽しかった 普通に戦うより好きかもしれない
もっと遠くから打てるようになりたいなー
弓買おうかな?
ダイパー「授業はこれで終わりだ!お疲れ様!」
みんな散っていく
「ダイパー先生」
ダイパー「おう、どうだった?」
「すごく楽しかったです、あの、もし弓を買うとしたら高いですか?」
ダイパー「そうだな、ピンキリだが子供用ならそんなに高くないはずだ。銀貨何枚か高くても金貨1枚くらいだろう。」
「そうですか、ありがとうございます。また参加させて下さい。」
ダイパー「ああ、いつでもまっているからな!」
こうして初めての弓の授業は終わった
授業受けさせてもらって本当に良かった これはハマっちゃうかも
新たな楽しみを見つけてしまった 武器屋さんに行かないと!
ワクワク ウキウキ
明日さっそく見に行こう!
たのしみだー
ありがとござした!




