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おいしいポーション2

おいしいポーションができた翌日 トウゲン先生に呼び出された

しかも校長室だ なんかしたかな? ドキドキする

こういう時、悪いことをした覚えがなくてもドキドキするのはなんでだろう


トウゲン先生と一緒に校長室に入る

校長「いらっしゃい、まっていたわ。」

「あ、はい」

トウゲン「実はですね、昨日のおいしいポーションを商業ギルドに持ちこんだら三倍の値が付きまして、そこで商業ギルドに商品登録をして学校でもいくらか作るのと同時に販売権を商業ギルドに売りに出そうかという話になりまして。発案者のアルノーラさんに許可といくらかの特許料をお支払いしたいのですがいかがでしょうか?」


「え?は?」


校長「急な話で申し訳ないね。説明するとね商品登録はなるべく急いでしなきゃいけないのさ。誰にいつ取られるかわからんからね。でも発案者はアルノーラさんあなたで授業中の事だから学校を介して申請することになる。商品登録には責任者、発案者、権利者を書く必要があってね、そこをどうしようか悩んでいるんだよ。」


「な、なるほど。あの確かに提案したのは私ですが実際に作ったのはトウゲン先生で・・」


トウゲン「何を言うんですか、あなたがおいしいポーションの話をしなければ実現しなかったことです。」


「ええ、でも発案者とかに書かれるにはちょっと・・・。」


校長「そうですね、子供が商品登録の欄に書かれることになると確実に悪用しようとする人がよって来ると思います。そこで学校が登録を行うので収益のいくらかがアルノーラさんに入るようにしたいというのが今回のお話です。大変な利益が見込めますのでよく考えてください。」


「そんな学校の役に立ててもらえれば・・・・。」


校長「そういう訳にもいかないですね、あなたは良くても学校はそうはいかない。一緒に実験した生徒もいたでしょう?学校だけでやったとは言えないのですよ。

そこで提案なんですが、学校が登録や販売権の管理を行いますそれによって出た収益の一部をあなたに渡す、これで丸く収まるんですがいかがでしょうか?」


「はあ、それで丸く収まるのならお任せします。」


校長「話が早くて助かります、ではこの後私たちと一緒に商業ギルドにいってもらい、専用の口座を作ってもらいます登録もろもろは私たちにまかせて下さい。取り分は毎月の利益の2割でどうでしょうか?」


「はい、先生がそう言うのであれば大丈夫です」


校長「よし、では行きましょう」


そうして三人で商業ギルドに向かい校長先生は登録と交渉にどこかの個室に

私は、トウゲン先生と口座を作りに


受付で新規口座を作りたいと言えば

何か特殊な板がでできた 「こちらに名前を書いてください」

名前を書く 「ではこちらに魔力を流してください」

で魔力を流して  「ではタグを発行して参ります少々お待ちください。」


で、今タグが届いた  アルノーラと刻印がある銀色のタグだ

「こちらで入金、出金ができます。万が一他人の手に渡ったとしても魔力が一致しなければ使えませんのでご安心ください。」


おおすごい、前世よりもハイテクじゃない?


トウゲン「これで口座は完ぺきですね、さて校長先生のところに行きましょうか。」


そう言って案内されるままに個室に入っていく

校長「来ましたね、口座はできましたか?」

「はい」

校長「ではこちらに、利益振込の契約書ですタグに書いてあるシリアルナンバーとサインをすれば契約成立です。」


契約書をみて見るとながながと色々書いてあった

やっぱり契約書ってわかりにくいもんだなーと思いながらサラッと読んでいく

特にへんなところもない、利益率も2割 よし  サインとタグナンバーを書く

「できました」


校長「よし、・・・・・・・・・・いいでしょう。」

しっかりと確認してから 体面に座っている男性に渡した


「では確かに、これからも良い取引をお願いいたします。」

校長「こちらこそ、よろしくお願いします。」



そうして商業ギルドを出て学校に戻る


校長室に戻りお茶を飲みながらの話になった


校長「これで商品登録は問題ないです、販売と製造は商業ギルドに丸投げしてあります。学校と、トウゲン先生、アルノーラさんにそれぞれ利益が分配されている、販売元と商業ギルドが5割、学校とアルノーラさんが2割、トウゲン先生が1割です。学校に入る利益の一部は製薬の授業に還元しますこれからの売り上げに金額にもよりますが。」


「ありがとうございます。」

トウゲン「ありがとうございます。」


校長「ここからは相談なんですが、今ある薬草畑を拡張して学校でも少量のおいしいポーションを作って販売しようかと、無理して作る必要はありませんがどうせ授業でもポーションは作りますしたくさん練習できるのなら一石二鳥かと。」


トウゲン「そうですね、できますかね?アルノーラさん」

「畑の拡張は問題ないと思いますが、みんなに手伝ってもらう必要がありますね」

トウゲン「そうですね、出来る範囲でやりましょうか」

「はい」

トウゲン「だそうです校長」


校長「・・・・トウゲン先生アルノーラさんに頼りすぎでは?」

トウゲン「いえ、あの畑はアルノーラさんに整備してもらいまして、やはり専門家の意見をきいたほうが良いかと思いましたので。」


最近思うけどトウゲン先生はたいへんいい性格をしているようだ ふふふ


校長「ここからは大事な話なんですが、この事をご両親に話す気は?おいしいポーションの利益の話もふくめて。」


「あ、・・・・えっと。」


校長「言いたくはない?」


「・・・・はい。」


校長「わかりました、だいたいの話は報告を受けています。そのお金は自分の将来のためでも必要になった時でも自分のおもうように使ってください。でも、無駄使いはダメですよ?」


ロスター先生が話してくれてたんだろうか・・・・

わかってくれて良かった


「はい、ありがとうございます。」  深く頭を下げておく。


校長「そんな頭を下げなくてもいいですよ、お礼を言いたいのはこちらです。学校に収入源ができたのですから、これで新しい備品を買ったりできます。アルノーラさんお手柄です。」


「みんなの役に立てたならうれしいです」


校長「話は以上です、突然すみませんでしたね。」


「いえ、ありがとうございました。失礼します」

校長室をでる


「はあーーーーーー。」  疲れた まさかこんなことになるなんて


トウゲン「すみませんね、どうしても早く対応する必要がありまして。しかも私まで利益をもらうことになってしまいました。」


「いえいえいえ、先生が作ってみようと言ってくれなければ実現しなかったことですから。」


トウゲン「そうですか?ではこれからもよろしくお願いしますね ふふふ。アルノーラさんに助けてもらって畑も拡張しないとですね。」


「先生も手伝ってくださいね?」


トウゲン「もちろんです、つぎの授業はみんなで拡張しましょうね?」


もうみんなを巻き込んでやる気だ いい性格だなー


「ふふふ、わかりました楽しみですね」


トウゲン「ええ、本も買ってもらいましょうね。楽しみです」


こうしてあわただしい商品登録が終わった

どうしてこうなったか、おいしいポーションが気になっただけなのに

不思議なもんだなーと、思いながら 

次の畑の拡張はどうするかを考えながら帰ることにした


ありがとござした!

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