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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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ティブギルドマスターに報告

ギルマス「すっげぇ・・・・」

テーブルの上に並ぶドロップ品たち、当然乗り切らないので床にも置いている


ギルドマスターのティブさんに、3階で取れたドロップ品を見せながら説明をした


その結果がコレだ

衝撃を受けた顔で、ドロップ品をひとつずつ手に取って確認している



報告を始める前に

「どれぐらい3階の事を知っていますか?」

と聞いてみた


湿地だという情報があるって事は、まったく調査していないって事は無いと思ったからだ


ギルドマスターから返ってきた答えは

ギルマス「前の代のギルマスが調査を出した時は、湿地が広がっている事と、カニやヘビがいたと聞いたな。しかし、足場が悪すぎてまともに戦闘できなくて、割に合わないって事で調査を打ち切ったらしい。俺がギルドマスターになってからは一度も調査をしていないな。わざわざ危険な所に行かなくても、2階までで十分稼げる」


「なるほど・・・じゃあ、先に結果だけ言いますね」

ギルマス「結果?行って来たのか?3階に」

「はい、ボスの所までは行ってませんけど、十分な収穫がありました」

ギルマス「ほお、聞かせてくれ」


「結果としては・・・・湿地だけではありませんでした。ジャングルもありました」

ギルマス「は?ジャングルってのは・・・・森って事だよな?」

「はい、気候が温かいところの森って感じですね。こことは全然違います」


ギルマス「森って事は・・・・足場がある・・・」

「はい、ジャングルの所はしっかりとした地面でしたよ。湿度は高いですけど」

ギルマス「いや!それが知れただけでも良い。湿地から森までは遠いのか?」

「まあ、頑張って歩けば1日もかからないかと・・・」


ギルマス「まあ、許容範囲か・・・・それで?そのジャングルには何があったんだ?」

「まあ、色々と・・・出しながら説明しますね」


そう言って、ドロップ品を出して、説明をしていく



全部説明をし終わり、冒頭のギルマスになる




ギルマス「はぁ・・・この毛皮・・・こりゃ高く売れるな・・・。こっちの黒大蜂の顎も加工に使えるし、羽根も上等だ、この女王蜂の目はヤベェな・・・・宝石じゃねえか」

「それは宝石として加工できるって鑑定で出てましたね、キレイですもんねー」


ギルマス「は?鑑定?まさか魔法じゃねえよな?」

「はい、魔道具です。ダンジョンで手に入れたんですよ」

ギルマス「さっすがSランクパーティだな、で・・・これが果物か」


「はい、食べてみて下さい」

パイナップルを手に取って、余分な所を切って、食べやすい大きさにカットした

皮を器にして、テーブルに置くと、手づかみで食べるギルドマスター


ギルマス「うめえ!あめえ!」

「ですよね、パイナップルっていうんです。群生していたんで、採取はそれほど難しくないかと」

ギルマス「これは欲しい、絶対欲しい」


「次はこっち、マンゴーです」

言いながら、食べやすいようにカットして、切り込みを入れて皮をブリッジさせる

そのままギルドマスターに渡した


香りを少し嗅いでから、がぶっとかぶりついた


せっかく切り込みを入れたのに、無視だ


ギルマス「すっげぇ・・・・、あまい、うめえ」

「ふふふっ、さっきと感想が一緒ですよ」

ギルマス「いや、なんか味も違うんだが、どっちも甘い。こっちの方が高そうな感じだ」


「よくおわかりで」

感想が一緒だったから、味に鈍感なのかと思えば

違いはわかるようだ


ギルマス「いや、そんな感じがしただけだけどな、で?なんでこっちが高いんだ?」

「入手難易度的にそうなるかなって?」


ギルマス「そんなややこしい所にあるのか?」

「はい、近くに黒大蜂の巣があるので、倒さないと収穫は無理かと」


ギルマス「っかーーーー」

顔に手を当てて、天を仰いでいる


それどういうリアクション?



ギルマス「そりゃ高い!倒しにいくのにAランクを何人雇わないといけねえんだ!」

悔しそうな顔だ、どうやらコストが高すぎる事を嘆いていたらしい


「まあ、そうなりますよね。かなり大きかったし、この顎は脅威ですよね」

ギルマス「それもあるが、数の暴力だろう。同時に何百匹ってそんなやつが襲ってくるってわかってんのに誰が採取にいくかよ」


「それでも、2人と3匹で倒しましたんで、方法はありますよ」


ギルマス「なにぃ!?お前らはどうやって倒したっていうんだ?Sランクにしか出来ないなら意味がねえぞ?」


「まあ、Sランクではなくても実現可能かと思います。多少人は選びますが」

ギルマス「教えてくれ」


「私達は巣ごと、大きな水球で包んだんです。これで飛んで来る蜂は最小限に出来るし、放っておけば巣ごと殲滅できます。私たちはその水球に雷撃を落として、一瞬で倒しましたけど」



ギルマス「水球・・・・確かにそれなら可能か?しかし、巣がかなりデカいんじゃないか?」

「はい、この部屋くらいはありましたね」


ギルマス「ぐっ・・・・」

また、顔に手を置いて天を仰ぐ


嘆いているかな?



ギルマス「簡単に言うが!そんな事が出来る魔導士はそうそういないぞ」

「だと思ったんですけど、まあよく考えてくださいね。水球を作るのは一人じゃなくていいんです」


ギルマス「はっ、確かに!そりゃそうだ!数人がかりでやれば!」

「そこまで難しくはないと思うんですよね、巣ごと殲滅出来ればかなりの素材が手に入りますし、儲けは十分に確保できるかと」


ギルマス「いいな!それなら出来そうだ!」

どうやら実現できそうだと確信して、テンションが上がってきたらしい


「そうなんですけどね?」

ギルマス「なんだ?他に問題があるのか?」

「これは、湿地を抜けてジャングルに到達できる事を想定した話なので、そこまで進める、しかも水魔法が使えて、ジャガーや黒大蜂を倒せる実力のある冒険者って難しくないですか?」



ギルマス「あ”っーーーー」

また顔に手を当てて天を仰いでいる


今度は絶望かな?


「なんですけど・・・・」


ギルマス「なんだ!」

立ち上がって、前のめりに聞いて来る


「適任を知っているんです」

ギルマス「適任?お前らじゃなく?」

「はい、私達は忙しいので・・・・」


ギルマス「その適任とやらを教えてくれ!」

「リザードマンです」


ギルマス「リザードマン・・・・・」

ガロルド「彼らはああいう足場が悪い所を得意としている、だから槍使いが多いんだ。しかも、ほとんどのリザードマンが水魔法を得意としている」


ギルマス「!!!そうか!!」

ガロルド「俺達の拠点に半リザードマンが一人いてな、適任だと思う。あとヘビ獣人もいる、あいつもリザードマンほどじゃないが、水魔法が使えるし、足場が悪い所の戦いも得意だ」


ギルマス「そりゃいい!そいつらに任せたい!」

「彼らはうちの奴隷なので・・・・収穫してきた物をギルドに売る事は出来ますよ?」


ギルマス「は?奴隷なのか?」

「はい、この国は獣人の奴隷が多いでしょう?そういう人達を買い取って、適材適所に人員をやって、彼らが独立できるように活動しているんですよ」


ギルマス「あー、そういえば聞いたような?酒を出す店をやっているんだろう?ギルドに最近獣人が多いのはお前の所の従業員か」


「まあ、大体はうちの所かもしれませんね。とにかく、収穫物をギルドに降ろす事は出来ますけど。今後も安定して収穫して、他国へも輸出を目指しませんか?」


ギルマス「できるもんならしたいが・・・リザードマンなんて珍しいもんだろう」

「そうですね、なので募集しましょうよ。そのための冒険者ギルドだと思うんですよね」

ギルマス「募集・・・・って、大陸中からリザードマンを集めろって事か?!」


「ちゃんとした労働環境と、安定したお給金を保証すれば喜んで来る人がいると思うんですよね。リザードマンに関わらず、ヘビ獣人や足場の悪い所の戦闘を得意とする種族。そういう人たちの職場としてアピールするんですよ。人族よりもよっぽど適任です」


ギルマス「た、確かに・・・・しかしな・・・うちの国は獣人達からの評判が良くないだろう?」

「それも募集項目に入れればいいじゃないですか、安心、安全、安定ってね」


ギルマス「な、なるほどな・・・生活から保障するのか・・・」

「はい、うちも拠点は色んな種族がいて、まるで寮のような感じです。家政婦さんの仕事をしてくれる人もいて、掃除や食事も用意してくれます。そこまで安定しているのなら、働きたい人はいっぱい居ると思うんです。家庭持ちなんて、一か所で暮らしたいはずだし、安定した収入なんて喉から手が出るほど欲しいでしょう?」


ギルマス「確かにな・・・そこまで保証しても、これだけの素材が手に入るのなら十分利益は出るか・・・」


「ですです。危険な仕事ですからね、しかも、出来る人は限られる。高給を保証してもお釣りが来ますよ」

ギルマス「なるほどな・・・やってみるか」


よし、もう一押しだ


「あと・・・」


ギルマス「なんだ?まだ何かあるのか?」


「カニとヘビが居るって言っていたじゃないですか?」

ギルマス「ああ、そうらしいな。見た事はないが」


「これが、そのカニです」

茹でたカニの爪を出す


ギルマス「おお!なんてもんを入れてんだ・・・・」

「ふふふっ、ダンジョンで食べたんですよー。それでこっちが手長エビです」

手長エビも茹でた物を出す


ギルマス「おお!でけえエビだ!・・・手が長いから、手長エビか?」

「はい、これはこのままの姿をドロップするんですよー」

ギルマス「へえ、珍しいな・・・そう言う話は聞いた事があるが・・・これがそうか」


「で!問題は味です」

ギルマス「味?・・・・もしかして喰ったのか?」

「はいーーー、それはもう・・・・めっちゃ美味しいです」

ギルマス「これが?美味い・・・」


「まあ、まあ、まあ、食べてみましょ?」

カニの爪も、手長エビも半分にしてフォークを渡す


ギルマス「カニは美味そうか・・・」

大きなカニの爪を持って、フォークを刺した

そのまま持ち上げると、かなり大ぶりな身が取れた


ギルマス「おお、すげえ」

自分の顔くらいの大きさの身にかじりつくギルマス

もっぐもっぐと咀嚼して、「ふめえ!」


「でっしょーー!」

渾身のドヤ顔だ


ガロルド「エビも美味いぞ」

ギルマス「どれ」

半身を持ち上げて、端っこにかじりついた

そのまま、もぐもぐと食べ進めている、口を離さずに・・・・


どんどんと無くなっていく身・・・・

そのまま半身を食べきってしまった・・・恵方巻じゃないんだから・・・


ギルマス「やべえ、美味すぎだろう」

そう言いながら、残りのカニに手を伸ばしている


「ふっふっふー、これで茹でただけですよ?これも売れるでしょう!」

ギルマス「ふふぁいへぇ!!」

口をパンパンにしながら答えるギルマス



結果、作戦は大成功だった


なんか出会った瞬間から誰かに似ているなーって思ってたんだよね


故郷のギルドマスター、ダンギルマスだ


そうなったら、美味しいものを出しておけば説得できる

これは確信だ


予想通りになった

あのしゃべり方をする人って、食べ物に弱いのかなー?ふふふっ

ありがとござした!

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