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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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574/593

パチュリーダンジョン3階層

「よっと」


飛ぶ斬撃で大きな青いカニを倒した


ガロルド「こいつだな」

「本当に青いね・・・」


私の体よりも大きい青いカニは、見た目はノコギリガザミのようだった

倒して出て来たドロップ品は、大きなカニの爪2つと、魔石

鑑定してみると、『ブルークラブの爪、生食不可。火を通せば美味』


「あ、美味しいみたい」

ガロルド「いいな、この爪なら食べ応えがありそうだ」

「だね!」

大きな爪は茹でようかな?


そんな事を考えていたら、近くの水面が揺れた


「何だろう?」

目を凝らして見てみると、シルエットが見えて来た・・・・・エビだ!


銛を出して、「せいっ」 突き刺した

水から上げると、しばらくビチビチとしていたけど

動かなくなって・・・・消えない

ドロップ品は、これ丸ごとだろうか?

そう思ってしばらく待ってみたけど、消えないので、これごとがドロップ品だ


ガロルド「随分手が長いな・・・」

「うん、手長エビってやつかな?」

確か美味しかったはずだけど、一応鑑定してみる

『手長エビ、魔物に分類されているが、攻撃力は長い爪以外にない。生食不可。美味』


「あ、美味しいって」

ガロルド「おお、いいな。エビは好きだ」

「あとで料理して食べようね」


その後もてくてくと歩いていると、ズルズルと音が聞こえてきた

ガロルド「ヘビだな」

「本当だ」


視線の先には大型のヘビだ、模様はニシキヘビみたい


「一回狩っとこうか」

ガロルド「そうだな、何か良い物が手に入るかもしれない」

近づいてくる前にガロルドが飛ぶ斬撃で胴体を切った

2つに分かれた体は別々にウネウネと動き、しばらくして消えた


そこに残ったドロップ品は、綺麗な皮と魔石だ


「皮だ」

ガロルド「ヘビ皮は人気があるんじゃないか?」

「そうかも、持って帰ろう」


ヘビ皮が名産って聞いた事ないな、これなら使えそう

数が狩れるかはわからないけどね

1匹でも量は結構あるから大丈夫かな?



その後も歩いて移動、途中でアンディーが起きてきたので歩かせたんだけど

一瞬でドロドロになってしまった


「ここは歩くのに向いてないねー」

ガロルド「ああ、俺ももう靴が気持ち悪い」

「だね」

私も靴がドロドロだし、足元は最悪だ

ここでの狩りは人を選ぶなー


その後も歩いて移動するけど、出て来るのは青いカニとニシキヘビ

沼というか、水の中には手長エビが大体いるので、見つけたら狩っておく

美味しいらしいからね


ちょっと休憩してから、作戦変更だ

空から何かないか探す


アルジャンに乗って、空から全体をみて見ると

マングローブになっている所と、ジャングルっぽくなっている所がある

「あっち行ってみようか」

「きゅぃ」


ジャングルの方へ飛んで行くと、ちょっと色の違う所があった

「アルジャンあそこ行ってみて?」

「きゅぃ」

空から近づいて見てみると


「木じゃない?」

ガロルド「変わった形だな?」


近づくほど形がハッキリとわかってくる

「あ!パイナップル?!」

あの独特な放射線状の葉っぱ、中心には黄色い実が生っている


ガロルド「知っているのか?」

「たぶん?果物だと思うよ」

ガロルド「・・・・あの見た目でか?」

「うん、そう。鑑定してみよう」


近くに降りて見ると、やっぱりパイナップルだ

鑑定してみる『パイナップル、いつでも完熟。大変美味』


「やっぱり!パイナップルだって!」

ガロルド「・・・・見た事がないな・・・食べれるのか?」

「美味しいって出たよー」

ナイフを取り出して、さっそくひとつ収穫してみる

ざくざくと余分な所を切って、一口サイズにカット

一切れ食べてみる


噛むとじゅわっと果汁が溢れる

独特な酸味と甘み、間違いなくパイナップル

しかも、スーパーでたまにある当たりのパイナップルぐらい美味しい


「美味しい!」

ガロルド「・・・・本当か?」

「本当だよー、ほら、あーん」

ひとつ掴んで差し出すと、ガロルドが口を開けたので入れてあげる


ガロルド「うん、本当だ美味い。食べた事がない味だな」

「そうだねー、かなり特別だね、これは名産品にピッタリかも!」

ガロルド「確かにな・・・・でも、ここにも魔物がいるな」

「あ、本当だ」


パイナップルに夢中で気づくのが遅れたけど

ジャングルの中から出て来たのは、ジャガーのような魔物だ


「みゃう!」

走り出るアンディー


「あ、アンディー気を付けて!」

止める間もなく、突っ込んでいくアンディーを援護しようと弓を構える

アンディーは走りながら風魔法を複数飛ばした


ジャガーの魔物は最初の2つを避けてみせたけど、残る一つの風の刃が当たる

深く切れたけど、致命傷ではないみたいだ


少し怯んだジャガーに向かってアンディーが前足を振り下ろすと

ジャガーが切り裂かれた


ギャウウウウッ!


深く切り裂かれた痕は、爪の形をしているけど

あんなに深く切れるものだろうか?


ガロルド「あれは普通の攻撃じゃないな」

「だよね?爪で引っ搔いただけであんなに切れないでしょ」

動かなくなったジャガーは消えていく

残ったのは、大きな魔石と、綺麗な模様の毛皮だ


「みゃう~ん」

嬉しそうに咥えて持って来るアンディー


「上手だったねー、あれはいつ覚えたの?」

「みゃう?」


ガロルド「なんて?」

「わかんないって、ふふふっ、本能的に使ったのかな?」

ガロルド「さすが聖獣だな」


最近は一緒に戦う事も少なくなったけど、しっかりと成長しているようだ

わしゃわしゃと撫でて、褒めておく


その後は手分けして、パイナップルを収穫した

ここは群生地らしく、かなりの数が手に入った


たまにさっきのジャガーが来たけど、3匹の警備員がいるのでお任せだ

パイナップルは嬉しいし、特産にはなりそうだけど

誰かがここまで採取しに来ないといけない

誰か適任はいるんだろうか?



ガロルド「リザードマンがいるじゃないか」

「リードさんの事?」

ガロルド「ああ、リザードマンはこういう足場の悪い所は得意だぞ。あとはニーヤもだな」

「そうなんだね!じゃあ2人に任せようかな・・・でもちょっと戦力不足かな?」

ガロルド「そうだな・・・ドーラとハルマを同行させようか、4人ならあのジャガーも倒せるだろう」

「なるほど・・・じゃあミスリル武器でも持たせた方がいいね」

ガロルド「ああ、あのカニも硬そうだったしな」


「よし、戻ったら装備を新調だね」


今日はこのままパイナップルの群生地で野営をする


アンディーがドロドロなので、ガロルドに洗ってもらい

その間に料理をする


「とりあえず・・・・茹でるか!」


青いカニの爪と、手長エビ

泥くさいと嫌なので、しっかりと浄化をかけてから

お湯をたっぷりと沸かして塩を投入、その中に入れて行く


手長エビはあんまり長時間茹でない方がいいかな?

大きいので3分ほど茹でて、取り出す

氷水でしめて、半分に縦割りしてみた


「お、火は通ってるし。美味しそうかも・・・」


見た目はデッカイザリガニっぽいけど

味はどうなんだろうか?

身を少しだけ取り出して、食べてみる


「ん、美味し!」

こういう淡水のエビとかカニって泥抜きがいるかなって思ってたんだけど

これもダンジョン補正だろうか、泥くさいとかもないや


淡白な味だけど、甘味があるし、美味しい

これはレモンをかけて・・・・いや、ポン酢かな?

どっちもいいな・・・


そんな事を考えていると、カニの爪も良い感じだ

青かったのが嘘のように真っ赤になった外殻

これも氷水でしめて、半分に割った

湯気の上がる白い身は、見るからに美味しそうだ


「これも味見」

端っこを少しだけ食べてみる


「うっま!なにこれ!」

びっくりした、美味しい!

カニの旨味が!大暴走だ!

なんか身も他のカニよりもぎっしりとしている気がする

エビっぽさもあるのか?不思議ーっていうか美味しい


ガロルド「そんなに美味いのか?」

いつの間にか近くに来ていたガロルド

濡れたアンディーを抱っこしている


「うん、めちゃうまだよ。今日はもうこれだけ食べよっか。たくさんあるし」

アンディーを受け取って乾かすと、ふわふわさらさらになった


ガロルド「いいな、食べ応えもありそうだ」

「うん、身がぎっしりだよー」


手長エビのボイルは半分に割り、レモンと、ポン酢の両方を用意

カニの爪はそのままでもいいんだけど、レモンと、カニ酢を用意した

カニ酢大好きなんだよね


ちょっと野菜も食べたかったので、サラダを作って胡麻ドレッシングをかけた


「出来たよー」

3匹には、身だけを取り出して、そのまま何もかけずに


私たちはお好みのタレで食べる


「いただきまーす」

手長エビの身にレモンを絞りかけて、殻から身を外す

大ぶりな身は食べ応え抜群だ


「美味しいー」

プリっとして、甘い

これは焼いても良かったなー


ポン酢でも食べてみたけど、どっちも捨てがたい


ガロルド「海のエビとは違うな」

「ね、全然違うね」

ガロルド「ああ、どっちも美味いけどな」

もりもりとエビを食べて

次はカニだ


まずはそのまま食べる

濃いカニの旨味を感じるし、ぎっしりとした身が食べ応え抜群だ


ガロルド「これは美味いな、海で食べたカニより美味いかも・・・」

「だよね!私もこっちの方が好きかも!」

海で食べた特大のカニはどっちかというと、ふわっとした身だった

あれはあれで美味しいんだけどね


次はカニ酢につけて食べる

「うーーーーーーんまい!」

カニ酢最高!天才!

より強くカニの味を感じるんだよねー、不思議


3匹も美味しいのか、一心不乱に食べている


ガロルド「これも美味いな・・・・」

「だねー、ここを攻略しないなんてもったいないよね!」

ガロルド「入り口はほぼ泥だからな・・・ここまで来る前に諦めるんだろうな」


「そっかー、もったいないねー」


足場の悪さはほとんどの冒険者にとって致命的だろう

剣や、重量系の武器の人は本来の動きなんて出来ないだろうし

あの道を歩くだけでも疲れるもんね



マングローブでリードさんと、ニーヤさんに頑張ってもらって

ジャングルではハルマさんとドーラさんに頑張ってもらう

これでここまでは来れるだろう


パイナップルや、カニ、手長エビを名産にするには他の冒険者にも来てもらった方が良いけど

どうだろうな?

これは冒険者ギルドに話をしてみないとなー


リザードマンって珍しいと思うんだけど、募集したら来てくれたりしないのかな?

それも相談してみよう


その日は満足いくまで、手長エビとカニを食べて

ぐっすりと寝た


お腹いっぱいエビとカニが食べれるなんて幸せだーーー

ありがとござした!

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