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薬草畑? と身体強化授業

昨日は日が暮れるまで薬草畑を改造し

もうすぐ完成というところまでもって行った


まず、薬草を救出するところから もう選別するのも難しいほどの雑草

みつけた薬草をかたっぱしから根っこと土ごと収納へ

もうどこからどこまでが畑なのかもわからないので こっからここまでと決めた

その範囲内の薬草を救出したら一気に土魔法で耕す!!

で、可哀そうな状態になった雑草たちを一か所に集めて 燃やす

君たちの命は無駄にしないよ・・・・

しっかりと燃やし尽くしたら また土魔法で耕す、耕す、耕す、ふっかふかになるまで

雑草だったモノたちもこれで畑の養分として役にたつ 

ありがとう 雑草たち・・・・


しっかりと水を撒いておき これでいったん置いておく

あとは明日の放課後にでも植えにこよう




そして次の日 今日は身体強化の授業なので

魔法訓練場にいく これが終わったら薬草畑にいくつもりだ


バルバロ「みんな揃っているな!新しい参加者は3人か、担当のバルバロだよろしくな。

     さっそくランニングからだ、訓練場を10周よーいはじめ!」


今日から参加の新入生はとまどいながらもしっかりと走っている

これから大変だろうけど負けずに頑張ってほしい  うん


私たちはあれから約半年間、週一回の身体強化の授業で鍛えてきた

なのでランニングも10周ならみんな2分ほどで終わる 

「「「がんばれーー」」」

新入生たちにエールを送る 


バルバロ先生の指導の下で特訓し今ではみんな組手もするし

徒手空拳もアリだ 身体強化アリの打撃音はハンパ無い  木でも殴っているかのようだ


身体強化ができる人は根が脳筋なのか はじめこそ戸惑っていたが

強化ができるようになってからは 結構ようしゃ無い

きっと親が見たらビックリする 


待つこと5分 新参加者は走り終わった ゼエゼエとしんどそうだ

でもバルバロ先生はそんなの気にしない


バルバロ「よし準備運動は終わりだ、今から鬼ごっこをする 身体強化をしてだ。

     身体強化は習うより慣れろだ、難しいことは言わねぇ

     自分の体に魔力を行きわたらせて、感じろ。上級生は組手アリだ

     新参加者にぶつけないように気をつけろよ、説明は以上、鬼は俺だ!

     死ぬ気で逃げろよ! いーち、!にーい!・・・・・・。」


「え」「ええ」  新規さんは戸惑っている

「がんばって逃げるんだよ、本当に鬼だから!」  とりあえずエールを送っておく


みんなが思いおもいに散らばる


バルバロ「・・・・きゅう!じゅう!よしいくぞ!!」


私はいつも真ん中だ でも先生ははしっこにいる新規参加ちゃんたちへ一直線だ

鬼だやっぱり

「「「きゃーーー」」」「ぎゃーー」  悲鳴をあげて逃げる新規ちゃんたち


もう先生絶対楽しんでるねコレ しゃーない 邪魔でもするか


新規ちゃんたちに近づき  「足に魔力を送るんだよ!」 と言って先生の前に躍り出る

バルバロ「おう!邪魔するか!?いい度胸だ!」

先生が私を捕まえようと手を伸ばしてくる その手をかわしながら掴みそのまま投げる!

バルバロ「うぉっとぉ、あぶない」  体をひねって上手に着地した

「さすが先生」

バルバロ「あたりまえだろ 先生だぞ? へへ」  どや顔だ


バルバロ「でもその手はくわん!!!」 そう言ってまた新規ちゃんを追いかけだした

くそ気をそらす作戦は失敗だ! 


そこからは、先生は新規ちゃんたちを追いかけ回し それを邪魔する上級生たち

邪魔しに来た上級生たちは次々捕まっていき 新規ちゃんも捕まってしまう

そして残された私 結局こうなるのだ   「「「「がんばれーー」」」」

みんなは応援してくれるケド  逃げるほうが不利なんだって 

捕まるまで終わらないんだから


バルバロ「観念しな ぐふふ」  だからそれ悪いやつが言うセリフだって


ふう 息をととのえる    今日は倒す


バルバロ「行くぞ!」 正面から伸びてくる手 これはわかってるんだ

あとはどう対処するかだ


最初の伸びてくる手をかわし 足元にスライディング

バルバロ「わかってるよ!それは!」 振り返ろうとする先生のひざ裏を蹴り

先生は前のめりになる

バルバロ「おっと」 難なく両手をつきそのまま倒立前転でかわす

ここだ 

次に先生が着地しようとしている所に先回りし着地と同時に足払い

バルバロ「そっれは、うおっ」  前向きに倒れる先生の足をつかみ


「よいっしょーーーーーーーーっ」 一気に背中側にもっていく

必殺エビ固めだーーーー!!!!


バルバロ「ちょおおおおおっ、なっんだっコレぇ!?」

「どうですか!?降参ですか!?」

バルバロ「ぐうう、なんでだうごけねぇ!」

「ほーら、ほら、降参しなきゃくるしいですよぉ」  グイグイと負荷をかける

バルバロ「ぐうっっ、 こ、こうさんだ」

「いやったぁーーー」  ウイニングランだ みんなのところまで走り

ハイタッチをしていく

「すごいすごい!」「やったなー!」 なんてみんな一緒に喜んでくれる


バルバロ「なんだあれは??抜け出せなかったぞ。恐ろしい技をうみだしやがって」

「必殺エビ固めです、先生を止めるにはあれしかないかと思って ふふ」


バルバロ「ほんと恐ろしいやつだぜ」

「ありがとうございます、ほめことばです ふふふ」


バルバロ「みんなお疲れ様いい戦いかただったぞ、こいつは規格外だから

     参考にするくらいにしておけ。新参加者も良く頑張ったなあとは場数をふめば自然と

     上手くなってくるはずだ。今日はこれで終わりだお疲れ様。」

「「「「「ありがとうございました」」」」」」


「すごかったよ」「またね」「つぎはおれも勝つ」なんてみんな声をかけてくれる

ジッテ「いやほんとすごかったよ、まさか勝とは」

「ジッテさん、でしょ?すんごい考えて対策したんだ」

ジッテ「作戦がちかぁ、やるなあ。ところで受ける授業は決まったか?」

「あ、製造の授業にしようかなって戦闘の先生にはちゃんと言いにいこうって思ってはいるん

 だけど。弓の授業だけ出れたりしないかな?」

ジッテ「そっかあ残念だけどしかたないか。棒をまわすやつ、教えて欲しかったんだけどな。

    弓は頼めばいけるんじゃないか?」

「棒をまわすやつ?ああ、いいよ。今度授業に顔だすね」

ジッテ「やった!まってるよ。」


そこでみんなとは別れて 急いで薬草畑にいく

早くしないと 暗くなっちゃう

そこから 土魔法で畝を作って丁寧に植えていく しっかり根元を押さえて

最後に水をやれば 完成だ!

「はぁー、これだよこれこそ畑。」  満足だ


トウゲン先生が見たらビックリするだろうな  たのしみだーーー

ありがとござした!

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