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選択授業見学  製造魔法

今日は製造魔法の授業だ 場所は工作教室 はじめて行く教室だ


教室に入ると 工作室特有の匂いがする 木や金属 何かの薬品の匂い

結構すきな匂いだ 近くの空いてる席に座る

どんなことをするのか ワクワクだ

教室を見回すと女の子がほとんどいない 女子には人気が無いようだ


そんなことを考えてると 先生が入ってきた


「さあ、授業をはじめるぞ。ワシは加工を教えてるフィクだ、よろしくな。

 さっそくだが初参加組は前の方へ 上級生はいつもの加工の続きをするように

 なにか困ったことがあればワシのところまで来てくれ。」


前に行き先生の周りに集まる

フィク先生は小柄でいかにも職人だという手をしていた


フィク「では、さっそく説明していくぞ良く聞いててくれ

    一人ひとつこの、加工用ナイフと加工用の木を渡す これでなんでもいい置物でも

    飾りでも好きなものを作ってくれ。木を思い通りの形にできるようになったら

    金属加工もやる、だが金属加工には魔力もいるがなによりイメージを形にする能力がいる

    この木がうまく形にできるようになるまでは金属なんて加工できたもんじゃねぇ

    だからしっかりやって見てくれ できたら声をかけてくれアドバイスをもらいに来て

    くれてもいいぞ、ワシからは基本声はかけないからな。加工はとにかく練習だがんばれ。」


なんだ得意分野だ 木ならたくさん削ってきた 

加工用ナイフも使いやすそうだ まるで彫刻刀のようなナイフ

さっそくシュッシュ ショリショリと迷いなく削っていく

教室は加工の音がたくさんするが話声は聞こえて来ない みんな真剣だ やっぱり選択するだけあってみんな好きなんだろうな 私も物づくりは好きだ無心になれる


木も金属も自由に加工ができるならすごくいい授業だな

木の入手は結構困るんだ 金属は地面から取り放題なんだけど

木は、家の庭に切り株があってほったらかしになっていたのでこっそり切って使っていた

あれがなかったら木を手に入れるのは無理だったなー 切り株さんありがとう


て、何でもないことをツラツラと考えていると できた! 

お得意のブサ猫ちゃんだ 今回はキジトラ柄だ かわいい

チャームポイントはおしりの穴もしっかり入っていることと にゃん玉もしっかりあることだ

そうだ猫が好きなんだ  うんうん


さっそく先生のことろまで持って行く

「先生できましたー」 先生のまえに置く

フィク「は?早すぎだろちゃんとやったのか?テキトーに・・・・・」

ブサ猫ちゃんを手にとってまじまじと見る先生    どうですか?私の力作

フィク「テキトーにはやってねぇみたいだがコレは・・・・なんだ?魔物か?みたことねえが」

「なんで魔物に見えるんですか、魔物じゃなくて猫ですよねーこ。」

フィク「ね、ねこ・・・・・言われてみれば・・・ねこ?    ブッフッ」

「ブサ猫ちゃんなんですよ、この丸々として短足で、おしりもすごく可愛いでしょ?」

フィク「グッフフフッ ゴホン・・・・なるほどなわかった感性はひとそれぞれだしな 

    まあいいだろう。こんだけできるなら金属加工するか ほれ これに魔力を通して

    こんな感じに加工していくんだ。」

言いながら 銅の塊を変形させていきまん丸な形にした おお早い!

「すごいです、早いしきれいです」

フィク「あたり前だろ、ワシは先生だぞ。」  すこし照れている ツンデレだ

「わかりましたやってみますね、なんでもいいんですね?」

フィク「ああいいぞ、出来たら持って帰ってもいいぞ この木の猫?も持って帰っていい」

「やったーがんばります」


そういって席に帰る 

何をつくろうか? 銅だしな置物? そうだ犬 犬にしようか犬も好きだ

好きな犬はたくさんあるけど やっぱ柴犬かな この子もまんまるにしよう

このしっぽが特にかわいいんだよなー   ふんふんふーん♪

銅は柔らかいから加工しやすいなー いままで使って来なかったけど

こういう小物は銅でつくるのがいいかも

細かいところも作りこんでいく  肉球もモチロンぷにぷにしてそうな雰囲気に

こう、ちょっと笑ってるように見えるんだよね あーかわいい

しっぽはふわふわそうに あーかわいい   でーきた!


「先生できましたー」

フィク「なに?早すぎんだろとりあえず見せて見ろ」

「得意なんですよ加工」

フィク「おい、こいつはなんだ?また見たこともない生き物を・・・・・。」

「何って犬ですよ。すっごく可愛いでしょ?」

フィク「犬・・・ワシが知っている犬とはだいぶん違うが、なんか笑ってないか?」

「そうなんです、笑っているように見えるように作ったんです」

フィク「かわいいな・・・・」  ボソッとすごく小さい声で言った

「はい?」  どうやら先生は犬が好きみたいだ

フィク「いや、良くできているな・・・・その、こいつを・・・・見本にもらえないか?

    良くできているからな、見本として見せたいんだ。どうだ?」

「もちろんいいですよ」

フィク「!!いいのか?ありがとう大事にするぜ。」そう言って机の上に自分に向いているかのように座らせてそっと頭をなでた、すんごい犬好きかもしんないフィク先生

しかも見本のわりには向こうがわに見せてないし・・・・・ふふふ ツンデレだ


フィク「しかしなこんだけ出来るなら先に次に進むか?魔道具関係になるが。」

「まどうぐ!やりたいです!」

フィク「わかった、だが魔道具は別次元だ加工の技術だけじゃなく回路図と魔法文字

    全部理解する必要がある」

「魔法文字はときどき勉強してるんですよ、ロスター先生にお願いして本を借りて」

フィク「ああ、あいつか。あいつは魔術バカだからな、それなら話ははやい

    次の授業で回路図と魔道具に必要な加工の書いてある本をもってきてやる。

    貸してはやれんが授業中に頑張って読んで、必要な知識だけうつせ。」

「わかりました!ありがとうございます。」


たのしみだーーー


こうして製造魔法の授業体験は終わった

決めた、この授業を受けることにした ニコ先生にいわないとだ!

あ、あと戦闘のダイパー先生にも言った方がいいかな?すんごく誘ってくれたし

そしてあわよくば弓の授業だけでも受けたい! 弓やってみたいんだーーーー


ありがとござした!


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