私の野菜と２年生
最近上手くいっていたから ちょっと油断していたかもしれない
ああいう 姉だ きっとまた何かしてくるだろう
こっちからは関わらないようにしてるのに なんで邪魔してくるのか
まあいい こんどは実の成る野菜にしよう ピーマン トマトなんていいかも
なんて考えて 昨日水浸しにした畑に来た
ん？ 水で土が流されて畝が壊れて 植えていたジャガの根が見えたいた
そして ジャガも一緒に 生きていたのか！
そうか燃えていたのは上だけで 土の中は無事だったのだ
急いで掘り起こしてみる
「うわぁーーー。たいりょうだ！」
出てくる出てくる しかもかなりいいサイズだ
少しだけ収穫して お母さんに見せに行く
「お母さん！ ジャガ無事だった！ しかもすごくおっきいよ」
母「まぁ、立派なジャガねぇ。すごいわ良かったわね」
「うん、これでご飯つくってほしい」
母「そうね晩御飯で使わせてもらおうかしら？」
すごく嬉しい 玉ねぎは全滅だけど ジャガだけでもいいや
後からきたアガゴリが睨みつけてくる やっぱり邪魔したかっただけじゃないか
「もう燃やさないでね」 と言っておく
すごく悔しそうな顔だ ザマァ 私のジャガの勝ちだ
それから ピーマンやトマトの実が成る野菜を中心に育てた
これでわかったことは どうやら魔法を使うと野菜の育ちも実りもいい
売っているやつより 美味しいんだ
耕したり 水をあげたり 毎日しているせいか すごく実りがいい
植物魔法ありと、無しも試したけど 味には変化は無かった
という事はべつの魔法 水やりや耕すことだと思う
作った野菜をもって行き ロスター先生に話すと
「これは確かにおいしい！発見ですよこれは！さっそく家でも作ってみます！！」
と、張り切っていた
こうして野菜を育てつつ そこまで大きな問題もなく生活をしていると
気がつけばもう２年生だ
クラス替えも無いのでいつものメンバー 担任先生も一緒でニコ先生だ
２年生になって変わるのは 教科が国語、算数、社会、あとは選択授業
選択授業はより就職するために役立つ授業だ
商業は、 より難しい計算、帳簿の付け方など 商業関係全般
戦闘は、 剣、槍、弓、組手など こちらは騎士、警邏隊、冒険者志望が受ける
魔術は、 魔法が使える子は 就職できる場所が多く人気の授業だ、
製造業、製薬、などの就職先もあるので 授業も細分化される
戦闘魔術、製造魔術、製薬魔術、だそうだ
どれを受けようか迷う・・・・・
ちなみに１年生の時の魔術の授業は基礎魔術だ これ以上は先生が変わるしより難易度が上がる
選択授業の魔術系に参加するには 基礎魔術が出来るようになった２年生以上で
１年生の私たちと一緒に授業を受けていた上級生たちは
まだ、練習中の生徒だ
特に戦闘魔術を希望する生徒はしっかり攻撃魔術が出来るようになってからでないと
参加できないようになっている
逆に生産系の魔術を希望の生徒は攻撃魔法ができなくても ２年生になれば
選択魔術の授業に出れるようになっている
上手くできている
授業は２個まで選べる どれにしようか？ 商業はいらないか
製薬は気になるな 戦闘魔術は気になるけど人に打つのはちょっと
製造もどんなことをするか気になる
先生にどんな事をするかわからないから見学してから決めてもいいか聞いたら
OKだった。 やった
最終的に決まったら報告してほしいとのことだ
製薬と、もうひとつはちょっと考えよう
マリー「選択なににするか決めたー？」
シャール「私は商業よ、家がお店なの」
「そうなんだー」
マリー「シャールの家は果物とか野菜とか売っているんだよー」
シャール「そうよ、買いにきてね。マリーとアルは選択どうするの？」
「私は製薬と、あとひとつはまだ悩んでる」
マリー「製薬なんてむずかしそうー。あたしは、攻撃魔法もうちょっと勉強してみようかな
まだなんの仕事したいのかなんてわかんないよー」
確かに。６才で将来を考えて勉強する すごいなー
「授業別れちゃうけどがんばろうね」
マリー、シャール「うん」
授業の時間割はこんな感じだ
月、 国語、算数、選択
火、 算数、社会、選択
水、 国語、社会 身体強化
木、 算数、国語 選択
金、 社会、算数 選択
身体強化の授業は学年も関係なく 週１回だけ
選択授業を一つしか選んでいない人は 週２回の授業だ
身体強化の授業はかなり進んでいる 力くらべや組手なんかもやりだしている
１年生がこれに入ってくるのは かなり可哀そうな気がする
さあ２年生楽しみだなー
ありがとござした！
