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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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大きなフクロウとエルフ

夜ごはんを食べてゆっくりとしている所に急に現れた

大きなフクロウさん


そして、たっぷりふわふわな羽毛の中から出て来たエルフ


衝撃の出会いの後は、エルフさんのお腹が鳴ったので

ご飯をあげる事にした

エルフさんの名前はパドロントさん

そして大きなフクロウの相棒はミノンちゃん

大きいけど、女の子らしい


パドロント「いやあ、こんなに美味しいご飯を頂いてしまって。申し訳ない」

「いいんですよ。長旅お疲れ様でした」

パドロントさんには作り置きのご飯を適当に出してあげて

ミノンちゃんにはラットのお肉を切って出してあげた

どちらも美味しそうに食べてくれている


パドロント「じゃあここが目的の町で間違ってないんですね?」

「はい、ここがカンリンの町です」

パドロント「良かったー。じゃあ伝声しておこっかな」

「それが良いですね」


『こんばんわー。パドロント到着しましたー。町の外で待機してますー』


『パド!来たか!大事な話があるんだ』

『え?なんですか?ワサビ以上に大切な話ですか?』

『ああ、大問題だ。お前が移動中にいろいろあったんだ』

『そうですか、じゃあ明日の朝に聞いても良いですか?外で野営しておきますので』

『ああ、そうしよう。町の外に私たちをここに連れてきてくれた子たちが野営しているんだ。明日紹介しよう』


『ああ、彼らなら今一緒に居ますよ』

『『『はあ?』』』


『あ、野営している所に彼が降り立ちましてー。今一緒に居ます』

『『『は??』』』


『いやあ、美味しい匂いがしましてね。お世話になってます』


『・・・・まあ、仲良くしているのなら良いとしよう』

『ルラ、そいつの事を頼む』

『はい、大丈夫ですよ』


『じゃあ、朝になったらそっちに行く』

『はい、わかりました』


「びっくりしてましたね」

パドロント「だね、僕も驚いたからねー」

ガロルド「テントはあるのか?」

パドロント「いや?いつも相棒の中で寝ているからね」


「相棒のなか?」

パドロント「ミノンの羽毛はかなりふかふかでね、しっかり全身包み込んでくれるからね」

ガロルド「は?立って寝るのか?」

パドロント「ほぼ立ち寝だけど、羽毛のお陰で倒れもしないから」


簡単な事のように言うパドロントさん

ここまで来るのも、飛んでいる間はずっと羽毛の中にいて

寝る時も羽毛の中

だからそんなに羽毛まみれなのか・・・・


「そんなに凄いんだ・・・」

ちょっと気になる


パドロント「すっごいんだから、ほらちょっと腕を入れてごらん?」

「え?いいんですか?」

パドロント「いいよね?ミノン」

「ホゥ」

パドロント「いいよって」


「じゃ、じゃあお邪魔しまーす」

見るからにふわふわな胸の毛の中に手を入れてみると・・・・みるみる吸い込まれていく


「うわーわわわっわっわっ」

腕を肩まで入れても体に触れない・・・・どんだけ凄いんだ・・・・


パドロント「体に届いた?」

「いえ・・・届いてないです」

パドロント「もうちょっとで届くと思うけどなー」

「じゃ、もうちょっとだけ」

顔が沈み込むまで腕を伸ばすと、暖かい体に届いた


「あ!届きました!」

パドロント「ふふっ、良かったね。ね?すごいでしょ?最高の寝心地なんだから」

「ホウ」

得意げに胸を張るミノンちゃん、可愛い


「最高の相棒さんですね」

パドロント「ふふっ、そう言ってもらえて嬉しいよ」


ガロルド「凄いのはわかるが立って寝るのはもっと凄いな・・・・」

ガロルドがもっともな事を言っている


うちの可愛い従魔たちも紹介をして、ミノンちゃんにも紹介した


「ホゥホゥ」

「みゃう」「きゅうきゅう」「きゅぃー」


パドロント「仲良くできそうで良かった」

「そうですねー」


ガロルド「・・・・なんて言ってるんだ?」

「うん?挨拶しただけだよ。よろしくねーって」

ガロルド「・・・・それだけか・・・」


従魔同士の会話は簡単だった

そんなに話す事もないらしい


仲良くなれたところで、ガロルドの為にお風呂にお湯を入れてあげる

パドロントさんはお腹いっぱいになったら、ミノンちゃんの羽毛の中に帰っていった・・・・


ずっとそこなの?


あんまり自然にミノンちゃんの羽毛の中に戻っていくから

止める隙も無かった・・・・・不思議な人だ

ミノンちゃんも目を閉じている、何も疑問はなさそうなので

これが2人のいつもの事なんだろう・・・・



私は今日はお風呂に入らずに、そのまま寝る事にした

アンディーが走り回って汚れていたので、足を入念にキレイにしてからベッドに乗せる

「ちょっと重くなった?」

「みゃう?」

わからないかー


抱っこした感じ、重くなった気がしたんだけどな

元気に走り回っているみたいだし、ちょっとずつ大きくなってきてるみたいだなー


しばらく布団の上でじゃれていると、アンディーは寝てしまった

たくさん遊んで疲れたみただね


ガロルドが戻って来て「不思議なやつだったな」って第一声がそれだった


「ふふっ、会った事ないタイプだねー」

ガロルド「あの毛の中で生活してるんだな・・・・」

「うん、凄いふっかふかだったよー」

何人か入れるくらいにはふかふかだった


ガロルド「フクロウも嫌そうじゃなかったしな」

「うん、受け入れ態勢だったね」

ガロルド「飛んでる間もあそこに入っていて、外も見ずに飛んでよくたどり着けるな」

「確かに!ミノンちゃんが賢いのかな?」

ガロルド「あー、フクロウは賢いって聞いた事がある」

「私もフクロウは賢いって聞いた事あるなー、あっちにずっと飛んで欲しいって言えば飛んでくれるとかかな?」

ガロルド「かもな、それでも美味しそうな匂いには降りて来てしまうらしいがな」


「あははっ、お腹空いてたみたいだしね。旅の間はご飯が少なかったのかも?たくさん食べてたし」

ガロルド「そうだな、危ない奴じゃなくて良かった」

「そうだねー、明日みんなと会ってから・・・話をしないとねー」

ガロルド「ああ、眠たかったら先に寝ていいぞ」


「あー、うん。じゃあ先に寝ようかなー。おやすみー」

あったかいアンディーを抱っこしてたら眠たくなってきちゃった

お言葉に甘えて先に寝る事にした







翌朝、目が覚めて

身支度をしたあとに外に出ると、ガロルドがいつも通り素振りしている


「おはよう」

ガロルド「おはよう」

「パドロントさんは起きてない?」

ガロルド「起きているのかどうかはわからないな・・・・ずっとあのままだ」

「そっか・・・・」


ミノンちゃんは昨夜と変わらない感じで立っている

羽毛も見た目は変わっていないけど、たぶんあの中にパドロントさんがいるんだろう・・・・


「ま、起きたら出て来るかな?」

ガロルド「ああ、出て来るだろう」

「じゃ、朝ごはんでもつくろーっと」


パドロントさんも起きてくるかもしれないから、多めに作ろう

今日は食パンが食べたいなー、おかずにベーコンと目玉焼き、もちろん半熟

トーストは絶対おかわりするから、多めに焼いて収納に入れておけば

いつでも焼きたてが食べれる


「はい、ご飯できたよー」

ガロルド「ありがとう」

テーブルに座って、料理を並べると


パドロント「美味しそうな匂いが~」

って声と共に羽毛からパドロントさんが出て来た


「おはようございます。朝ご飯たべますか?」

パドロント「いいんですか?ありがとうー」

「はい、どうぞー」


3人で席について、いただきます

焼きたてのトーストはひとり2枚最初に置いてある

最初のひと口はバターを塗って噛り付く、サクッとモチッと

「美味しいー」最高


パドロント「このパンは美味しいですねえ。柔らかいし、サクッとしてて」

ガロルド「俺も好きだ」

「ふふっ、ありがとうございます。手作りなんです」

パドロント「ほおー、それは凄い」


トロッとした黄身にベーコンを付けて、一緒に食べる

そしてトーストにかぶりつく

最高です


パドロントさんも一緒に食べる美味しさに気づいたのか、黄身にパンを付けて食べている

美味しいよねー


ガロルドはいつも通り追加でトーストを食べて

パドロントさんも申し訳なさそうにしつつもおかわりしていた



自分たちのご飯はいいとして

「ミノンちゃんのご飯はいいんですか?」

パドロント「ミノンは夜行性なので昼間はほぼ寝ていますよ」

「そっか、起きたら食べるんですね」

パドロント「はい、起きたら自分で狩りにでかけるので、気にしないでいいですよ」

「へえ、賢い」


自分で自分のご飯を取りに行くとは・・・・本当に賢いな

ありがとござした!

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