ベルヌルトギルドマスターに報告と連絡と相談
2日かけてリオーリオまで移動して
まずはギルドマスターに会いに行った
受付に聞いてみると、「直接行ってもいいですよ」って
ここはガロルドがいるので、いつも顔パスだ
さすが育った町だ
コンコンコン「失礼しまーす」
ギルマス「おお!ガロルドー!大きくなって!また身長が伸びたんじゃないか?」
ガロルド「・・・・・つい最近会ったばかりだろう・・・・」
すごく既視感のある光景だ・・・・・
もしかしなくても初めてここに来た時と同じじゃない?
ギルマスにとってはいつまでも小さいガロルドのままなんだろう
ギルマス「まあまあまあ、細かい事はいいじゃないか。座って話でもしよう。お茶を入れるよ」
にこにこのギルドマスターに促されて、応接セットへ移動した
「もう連絡は来ているかも知れませんが、王都で事件がありまして・・・・」
かくかくしかじか、王都であった事
自分たちがどう関わったまでを話した
ギルマス「なるほど・・・この町にも連絡は来ていました。そして・・・・連絡の前に2人の獣人の子供が行方不明になっていました。まったく足取りはつかめず、未だに解決できていませんが、王都からの連絡の後には被害者は出ていません。おそらく王都のアジトが判明した事でこちらからは手を引いたのかもしれません」
2人の子供が居なくなっている・・・・言葉が出ない
ガロルド「今も捜索は続いているのか?」
ギルマス「ええ、王都の騎士団を中心に組織の動向を探っています。おそらく国を越えての犯罪なので国同士での協力体制で行っているはずです。この町でできる事は防犯なので、子供達へ一人にならない事と、王都から伝わった『防犯用の笛』を持つ事をすすめています」
良かった・・・・ちゃんと伝わっているみたいだ
ガロルド「それなら良かった、広まるのが遅いなら手伝おうと思っていた」
ギルマス「ありがとうございます。笛の生産もだいぶ進みましたので、そろそろ行きわたるんじゃないでしょうか。国からも補助金がでましたので」
「補助金まで出たんですね」
対応の早い王様だ
ギルマス「ここの国王は獣人や亜人への偏見のない方なので、子供を攫うという事は国民を攫っているという事です。犯人達にもかなり厳しい罰が下ると思いますよ」
「安心しました」
どうにか組織の全貌がわかるといいんだけど
ギルマス「私達にできる事はやりました。あとは捜査を頑張ってもらうしかないですね」
「あの、それなんですけど。今回の事で、誘拐に関わった人達は捕まえる事ができたんですけど、子供達を売りに出している者にはたどり着けなかったんです。そして、どこに子供たちを売っているのかもわかりませんでした。そこで、なにか捜査に役に立つ魔道具や魔法を開発できないかと思ってここに来たんです」
ギルマス「捜査に役立つ魔道具や魔法とは一体どういった物なのでしょうか?大変気になります」
「できたらいいなと思ったのは、居場所がわかる魔道具。指輪やネックレスで身に着ける物を探知できるものがあったらいいなと思って、詳しくはわからなくても方角がわかるとか・・・・。あとは盗聴、部屋にある置物が音を拾って、別の場所にいる人間が聞ける。一番良いのは映像をそのまま転送できたらいいですね、目で見ている物が、他の場所に映し出されて見える。そんな感じの物ができないかなって」
難しい顔をして聞いていたギルドマスターだったけど、同時にワクワクしているようだ
ギルマス「そ、それは・・・・何とも面白い・・・・・いえ、実現すれば捜査に役立つでしょう・・・」
「あと、できたらいいなって思ったのは、特定の人物の魔力の痕跡を辿れる事ができたらなって思いました。探知と似ていますが、犯人がその場所にいたとわかっているのなら、そこから足取りを辿れたらいいなと思いまして」
ギルマス「それは・・・・逆に犯罪に使われる事になるかもしれませんよ?」
「それもわかっています。なので秘匿で・・・・自分以外は使わない、もしくは使えないようにすればいいかな、と」
ギルマス「んーーーー・・・・・・」
腕を組んで考え込むギルドマスター
「ギルドマスターなら何か知っているんじゃないかと思ったんです。この事は・・・・・教皇国が関わっている可能性が高いです。犯人の尋問で「すべての獣人と亜人を奴隷にして、いつかは獣王国を攻める」そう言ってたんです。これは止めなければいけない」
ギルマス「なんと!・・・・・・それは本当ですか?」
「はい、自白薬を使っての尋問です。嘘は言えないかと思います」
ギルマス「そうですか、自白薬を・・・・『花グモの蜜』を使ったんですね?」
「はい、一刻も早く子供たちの居場所を吐かせる必要があったので」
しばらく考えこんで
ギルマス「・・・・・・・・わかりました」
決心したような顔でこちらを見る
ギルマス「決めました。一度故郷に帰ろうと思います。あなた達もついてきてください。そこならルラさんの求める物があるはずです」
「故郷・・・ですか?エルフの里的なものですか?」
ギルマス「おや、ご存じでしたか?この国の北には大森林がありまして、そこにエルフの里があります」
おお!あるんだ!エルフの里!!
ガロルド「大丈夫か?人間が行っても」
ギルマス「私がいれば大丈夫ですよ。それに、一大事ですから。ちゃんと説明すればわかってもらえます、きっと」
「で、でも、ここの仕事はどうするんですか?」
ギルマス「ちゃんと代理を立てます、長期休暇も取ってませんでしたし」
何か大事になってきたな・・・・でも、エルフの里・・・気になる・・・・
ギルマス「では、5日ほど時間を下さい。さすがにすぐに出発はできませんので、その間に準備をお願いします。エルフの里は排他的ですから、ここいらで手に入る調味料や嗜好品は無いですからね、しっかりと準備をしておいた方がいいですよ、どれくらい時間がかかるかもわかりません」
「は、はい。わかりました」
もう、行く事が決まってしまった
「あ、あの・・・・」
ギルマス「はい、なんでしょう?」
「何か手土産を持って行った方がいいですよね?何なら喜んでくれるでしょうか?」
ギルマス「・・・・・むぅー、・・・・・難しい質問ですね・・・手土産があった方がいいのはわかりますが・・・・エルフが喜ぶもの?・・・・かなり個性的な者が多いので、趣味嗜好もそれぞれでして・・・・全員が喜ぶ物は難しいかもしれません・・・・」
そんな!絶望的な条件じゃない?!
「じゃ、じゃあ、何か里で困っている事とか?」
ギルマス「・・・・・困っている事・・・・エルフは寿命が長いだけあって能力が高いですからね・・・困る事もほぼないかと・・・・・・・あ!しいて言えば、子供ができにくい事でしょうか。長寿ゆえに繁殖能力が低いんです。ですがそんな事を解決できるものでもありませんから、参考にはならないですねー」
「な、なるほど・・・・ちょっと考えてみます」
これは難しすぎる・・・・専門外です
専門なんてないけど・・・・
ガロルド「無理しなくていいだろう、美味しいジャーキーでいいんじゃないか?」
「あ、うん。それも持って行こうかな」
ガロルドは美味しいジャーキーで全てを解決できると思っている節があるな・・・
5日の間に手土産になりそうな物を考えておこう
そして買いだめしておかないと!
さっそく町に出て、買い物をする事にした
そして、孤児院にも挨拶をして、子供達の顔を見て安心した
シスターにも挨拶をして、笛の予備をいくつか渡しておく
子供が無くしたり、新しい子供が増えるかもしれないからね
少し話をしてから、子供たちともちょっと遊んで
孤児院をあとにした
あと5日で準備をするとして、手土産の候補を考える
子供ができやすくなるっていえば滋養強壮ってやつかな?マカ的なやつ?
過去に『萎え薬』を買ってたけど、興奮剤的な・・・・・あ!
私、媚薬なら作れるじゃん
子供ができやすくなるかは謎だけど、そういう行為に役立つのは間違いないでしょ
ちょっと作ってみようかな?
いらないなら、そう言ってくれるだろうし
ちょっとわくわくしながら、薬を作るための準備をした
ありがとござした!




