クラフトと畑 お買い物は値切りましょう
最近、家で一人になれる時間はすべてモノづくりに使っている
今できているのは、ナイフ、裁縫針、マチ針、定規、だ
コツコツ貯めてきた鉄が大変役に立った
鉄の加工にはすごく魔力を使う だから結構大変だった
ナイフは比較的かんたん、刃を研ぐのが難しかった 鞘が欲しいけど今はない
針も小さいぶん大変だった、定規はすぐできた
これでいつでも裁縫ができる
あ、あと焼き印も作ったんだった
ブサ猫焼き印 結構かわいくできた気がする 作品ができたら押すんだ
少し困ったのは 借りた本の写しだ
これを書き写す? できればこのまま丸々写したい
印刷魔法とか転写魔法とかそんなことができないかまず試す
紙がもったいないので庭の地面で試してみる
イメージはコピー機かな
画像として読み込んでインクで書く インクは無いから熱で焼き付けよう
開いた本の上にバリアを展開し 文字の部分をバリアに写していく
結構きれいにできるな そのバリアを地面にもっていき 一気に熱で焼く
お? 土だから読みにくいけど 成功かも
下等紙で試してみよう、 下等紙を並べて 焼き付ける 燃えた
ああー温度が高すぎたかな もう一回 焼き付ける ジジジジジ
成功かも? ちゃんと読める 焼きムラが多少あるけど まあいいでしょう
次のページをバリアに写して またに下等紙に焼き付けていく
これを繰り返し 一冊を作り上げた 大成功だ!
本はすぐに返すと怪しまれそうなんで しばらくしてから返そう そうしよう
それからも時間をみつけては 手仕事をして
お金を入れるための小さな巾着を作った
ブサ猫ちゃんの焼き印をして 出来上がりだ
けっこういい感じにできた気がする
次はレザークラフトもしたいな ナイフの鞘がほしいんだ
他には 畑仕事も計画進行中だ
肥料を混ぜた畑を土魔法でよく耕して 畝を作っておく
いつでも植えられようにしておいた
なのでいまから植えよう ジャガは芽が出ている所をよけて切り分け
芽を上にして植えていく これでOK
運が良ければ少し増やせるはずだ
オニオムはたぶん玉ねぎと一緒だから 植えておいて完全に成長するまで育てる
成長するとてっぺんに ねぎ坊主っていう部分ができて それが種になる
その種を乾燥させれば 植えて増やせるようになるはずだ
ジャガは何個かあるし 植物魔法試してみようかな?
植えた一つに手をかざして 植物が成長するのを想像して魔力を流してみる
「おっきくなれー おっきくなれー」
・・・・・・・。
「おっきくなれーーーー」
・・・・・・・。
ダメかもしれない
これはまた挑戦だな
翌日の放課後に また雑貨屋さん行った
店主「へい、いらっしゃい」
「あの、ヒモと、皮の切れ端がありますか?」
店主「ちょっとまってな」
色んなヒモが入った箱と いろんな皮の切れ端が入った箱を持ってきてくれた
また宝探しだ よーーし
ヒモを数本と 皮は質感のと色が似たものをえらんで取った
「これ全部ください」
店主「これなら銀貨2枚だな」
「え、高くないですか?」
店主「皮だからな」
「でもこんな端っこじゃ売れないんじゃないですか?」
店主「う、売れるときもある」
「こんなまとめて買わないですよね?」
店主「わかったよ、銀貨1枚に負けてやる」
「やったー店長さんいい人ですね」 お金を渡す
店主「そう思うなら値切らんでくれ」
「ふふふ」
店主「まいど」
「ありがとう」
家に帰って畑を見に行った
「ん?なんか一個だけ芽がでてる」
これは昨日植物魔法を試したやつだ
もしかしてちょっとは効いてる??
今日も一応 やっとこうか 「おっきくなっれーおっきくなれー」
ひとつけ芽が出てるということは効果があると思いたい
買ってきたヒモを作った巾着につけた これで完成だ
さっそくお金を入れてみる うん 十分使えそう
皮の切れ端でもう一つ財布を作るつもりだ
小さいお金入れと 大きいお金入れ
これは時間がかかりそうなので ぼちぼち作っていこう
畑の経過観察と
小物つくり
たのしーなー
ありがとござした!




