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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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ベルアート様襲来と野営

ベルアート様襲来


ダンジョン産の食材を秘匿していると思われた


とても心外ではあるけれど

行動的には疑われても仕方ないなーって、反省した


なので、夜ごはんを豪勢にしてご機嫌取り

そして、わさびを紹介するために、赤牛のステーキで食べてもらった


ギルマス「こんなのも隠してたのかい・・・・」

ステーキをワサビ醬油で食べての感想だ


「いえ、隠していた訳ではなく・・・・」

ギルマス「はいはい、明日連れてってくれるんだろ?」

「はい」


メルト「ふふふっ、ギルマスそのへんにしてあげて下さい」

ファイン「まだあるとは思わなかったけどな、はははっ」

レイジ「まあ、美味しいからいいじゃないですか」

パイン「だよねー、美味しい!」


ガロルド「俺も言うつもりは無かったから、同罪だな」

ギルマス「あんたはどうして言うつもりが無かったんだい?」


ガロルド「めんどくさい事になるだろう。戻って、ここに連れて来るまでに説明も解説も必要だ。レンコンもワサビも採取には危険がある。市場価値があるかどうかなんて、俺達にはわからない事だしな。連れて来てコストに見合わないってなればそれまでだろう。だったら知らないままの方が良い」


ギルマス「なるほどね・・・・儲けようって考えがないと行動に移す理由が無いって事か・・・ちょっと考える必要があるね・・・」

「ガロの言う通りです。もし場所だけを教えて、誰かが危険な目にあったり、最悪命を落とす事になってしまうかもしれない。そう思うと、簡単に場所だけ教えるっていう事もできればしたくないです」


ギルマス「うーーーん。確かに・・・・金が手に入っても命あってだからね・・・」

ファイン「まあ、いいじゃないですか。今回は知る機会が出来たって事で」

ギルマス「そうだね・・・・今後どうしていくか考えてみるよ。あんた達が隠し事をしてるって疑って悪かったね、レンコンの事を知って利益に目がくらんでたみたいだ・・・」


「いえ、隠しているつもりは無かったですけど、ギルドから見たらそう感じてしまうのもわかります」


今後は、新しいものを見つけた時の行動を考えた方が良いな・・・・

ちょっと反省だ


明日の朝から、ワサビを取りに行く約束をして寝る事にした

ベルアート様は自前のテントがあるって事だったけど、一緒に寝てもらう方が安全なので

こっちのテントに招待した


ギルマス「これは凄いね・・・空間拡張が付いているんだね・・・」

テントに入って来て、中の広さに驚いている


「ダンジョンの下層のドロップ品なんです」

ギルマス「さすが踏破者は違うねぇ」

「こっちのベッドを使って下さい」

ギルマス「あんたはどうするんだい?一緒に寝てもいいくらい大きいじゃないか」

「私はこっちで寝ます」

出したのは干し草のベッドだ

最近使ってなかったけど、こっちも好きなので問題ない


ギルマス「へー、草が中に入ってるのかい?」

「はい、良い香りの物を詰めてるんで、寝心地もいいですよ」

ギルマス「じゃあ、こっちを使わせておくれ。寝心地も気になる」

「え?いいんですか?」

ギルマス「干し草のベッドなんていいじゃないか。うん、いい感じだね」

さっそく座って感触を楽しんでいる


ま、本人が良いならいいか

ギルマス「ほんとだ、いい香りだねー」

「ですよね、毛布はありますか?」

ギルマス「もちろんあるよ。じゃ、これを借りるね」

「はいー、どうぞ」


私とガロのベッドの間にベルアート様が寝ている

何か不思議な感じになった・・・・・


いつもと違う雰囲気の中眠りについた


翌朝、目が覚めると

ガロルドとベルアート様はもう起きていて


身支度をして外に出ると、素振りをするガロルドとお茶を飲んでいるベルアート様

何とも見慣れない光景だった


「おはようございます」

ギルマス「ああ、おはよう。あの剣はいいものだねぇ」

素振りするガロルドを見ながら優雅にお茶を楽しんでいるベルアート様

ヒヒイロカネのたなびく赤は確かにキレイだ


「ですよね。私もいつも見ちゃいます」

ギルマス「ヒヒイロカネって聞いたけど、ダンジョン産かい?」

「はい、宝箱から出てきました」

ギルマス「凄い物が出るんだねー。買うとしたらいくらくらいになるんだろうか」

「値段は聞いた事がないですね・・・・」


ギルマス「商業ギルドに聞けばわかるだろうか?ま、わかった所で手に入らないだろうけどねー」

「どうしてですか?」

ギルマス「だって、どこで手に入るかわからないだろう?たまにオークションで出るくらいだよ」

「あー、・・・・・まだありますよ?ヒヒイロカネ・・・・」

手元にまだ残っている


ギルマス「は?・・・・・・」

「ダンジョンの下層で手に入れたヒヒイロカネはまだ残っています。ベルアート様になら譲っても良いってガロも言ってくれそうですけど・・・」


ゆっくりとコップを置いて立ち上がる、ベルアート様

がっしりと両肩を掴まれて

ギルマス「あるって・・・・原石がって事かい?」

「は、はい」

凄い気迫だ・・・・


ギルマス「ほ、欲しい・・・・だが、いくらになるだろうか・・・・」

「ちょっと値段はわからないので・・・・戻ってから相場を聞いてみますか?」

ギルマス「是非!頼む!出せるだけ出すから!!」

「は!はい!わかりました!!」


迫力のある美人に詰め寄られるのは心臓に悪いな・・・


ガロルド「どうしたんだ?」

「あ、ガロ」

何事かと思ったガロルドが素振りを中断して近くに来た

かくかくしかじか、ヒヒイロカネについて話をする


ガロルド「ああ、いいんじゃないか?ギルドマスターの旦那さんに聞けば相場もわかるんじゃないか?」

ギルマス「ありがとう!確かに!旦那に聞いてみよう!あーワクワクするねぇ!」

「良かったですねー」

ここまで喜んでくれるのだ、買える値段である事を願うばかりだ・・・・


ベルアート様が金の剣を持って、赤い軌跡を残して戦うとか芸術すぎるな・・・

是非見たい


地上に戻ってからの約束をして、朝食を取る事にした

人数がいるので簡単に、雑穀ぞうすいと付け合わせだ

作り置きのお漬物と、ガロルドが好きな柚子大根、お肉入りのきんぴらもある

ワサビも試して欲しいので、葉ワサビの醤油漬けも出した


ギルマス「豪勢だねぇー」

「いろいろ試してみて下さい。こっちは柚子が使われてますし。こっちはワサビが使われてます」

ギルマス「なるほど、食べてみるね」


みんなでテーブルを囲んで朝ごはんを食べる

『平原の風』ももちろん一緒だ

雑穀ぞうすいは鶏だしで、肉団子も入っているのでガッツリ食べたい人も嬉しい

ショウガも入れてあるので体も温まる

お漬物をつまみつつ、ぞうすいを食べればほっこり美味しい

柚子大根はさっぱり美味しいし、葉ワサビもすっきりさせてくれる

本当にワサビってクセになるよね・・・


それは他のみんなも一緒だったみたいで


ギルマス「これはクセになるね・・・」

葉ワサビをまじまじと見ている

「葉ワサビは鮮度が命なので、これこそ時間停止の魔法カバンが必要かもしれませんねー。水に浸けて保管して2,3日って所だと思います」

ギルマス「これも繊細なんだね・・・・魔法カバンを買うべきだね・・・・」


ファイン「レンコンの利益で買えるんじゃないですか?」

ギルマス「うまく行けば買えるだろうね。レンコンの人気が出てくれれば嬉しいねぇ」

メルト「ふふふっ、きっと人気が出ますよ」

ギルマス「ああ、頑張ろうね」


「「「はい」」」


朝ごはんを食べて、ちょっと休憩をしてから出発

『平原の風』とベルアート様が一緒なので、久しぶりに歩きだ


ベルアート様は腰に剣を差している

細身の剣で、ショートソードよりは長く、ロングソードほど長くないって感じだ

「必要があれば戦えるよ」とは言っていたけど

片手は義手で、全力では戦えないとも言っていた


義手は魔道具で、体の一部のように使えるけど、強度がないらしく

繊細な動きと強度を両立するのは難しいのだろう

いつか構造を見てみたい

戦える義手ってのもカッコイイ

作るのに挑戦してみたい分野でもある


「その義手って作った人が分かったりしないですか?」

ギルマス「ああ、あんた達も会ってきたんじゃない?リオーリオのギルドマスター、ベルヌルトさんだよ」

「ええ!そうだったんですか!」

ギルマス「あの人はエルフなだけあって、知識の宝庫だからね。魔法や魔道具でエルフに勝てる種族はいないだろうね」

「はぁー、そんなに凄い人なんだ・・・」

ギルマス「ヘラっとしてるからね、見た感じじゃわからないだろうね、はははっ」


ガロルド「俺も知らなかったな・・・」

「ガロも知らないんだ・・・」

ギルマス「魔道具作りを仕事でしている訳じゃないからね、知らないのも無理はないよ。私もたまたま作ってもらえたようなもんだよ。ギルドマスターになってなかったら作ってもらえなかったかも知れない」


「そうだったんですね」

こんな近くに製作者がいるなんて・・・・次に会う時に聞いてみよう

絶対面白いに違いない!


ありがとござした!

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