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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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ダンジョン3階の屋台

いよいよする事も無くなって来たので、屋台でもする事にした

ダンジョンで・・・・・


どんな物を売りに出そうか、考えた結果

ダンジョンで手に入るものがいいんじゃないだろうか、となった

明日から屋台をするとして、準備を始める


一つ目は、柚子のジュースでも作ろうと思う

柚子ジャムをキビ砂糖で作って、それを水に溶けば美味しい柚子ジュースだ


皮は内側の白い部分をなるべく切り取って、千切り

お鍋で茹でて、お湯を切ってから、水にさらしておく


鍋に皮、果汁、キビ砂糖を入れて混ぜて火にかける

沸騰したら、アクをとりつつ弱火


トロミが出るまで煮詰めて、完成だ


あとは、時間がかかるけど、レモネードの作り方でもやっておくか

こっちの方が美味しいかもしれない

柚子で作った事ないけど・・・・


輪切りの柚子を、キビ砂糖と交互に入れていって、最後に蜂蜜を入れる。これで保存

たぶん何日か置いておく、1週間くらいかな?


完成した柚子ジャムを冷ましてから、水に溶いて飲んでみる

「うん、美味しい」

でも、なんかパンチが足りない


そうだ、ちょっと塩を入れるか

汗をかいて労働した後は塩が欲しくなるよね

ちょっと塩を入れて、氷も入れた


「うん、ゴクゴクいけちゃうね」

何かスポーツドリンクみたいだ

あとは、輪切りの柚子でもコップの縁に置けばオシャレだね



ご飯系も欲しいので、お肉を料理しよう

ガロルドのおすすめで、おいしいジャーキーは置く予定だ

「あれは売れる」って真剣な顔で言われたからね

ラットのお肉でジャーキーをたくさん作っておこう


あとは赤牛の料理だけど・・・・

なるべく手間がかからなくて、パッと食べれるものがいいな・・・

ってなるとサンドイッチかなー


ローストビーフサンドイッチ・・・・・それに蓮根でも入れようか

揚げた蓮根チップとかアクセントになっていいかも?


さっそくローストビーフを作って、薄く切った蓮根を揚げた

カリカリになるまでしっかりと揚げる

塩をかけて食べるだけでも美味しいんだけど、これをサンドイッチに入れちゃおう

サンドイッチに使うソースは、玉ねぎベースのニンニクとブラぺを効かせたものにした


パンはカスクート系にしよう、冒険者はたくさん食べる人が多いからね

いわゆるちょっと柔らかめの、短いフランスパンだ

これに切れ目を入れて、葉野菜、ローストビーフ、レンコンチップ

そして、ソースをかけて・・・・


「おいしそう~」

見た目から美味しそうだ、さっそく味見してみる

パンは歯切れよく、しっかりとしたお肉に、パリっとした蓮根チップ

もっぐもっぐと咀嚼する


「おいし~い!天才だ」


このサンドイッチに、柚子レモネード、完ぺきじゃない?

楽しくなってきた


屋台にするつもりなので、いつものテーブルに屋根も作ろう

で、ご飯を座って食べれるところも横に作ってしまえばいい

食器の返却場所も作って~、料金表の看板もいるね

楽しく鼻歌を歌いながら屋台を作っていたら、でっかくなっちゃった・・・・

かなり立派な屋台が完成してしまったなー・・・・・・ま、いいか


椅子も、丸太を切っただけのものを用意した

逆にこれがいいのだ


楽しい屋台作りと、仕込みをしていたら

帰ってきたガロルドが「随分立派な物ができたな・・・・」って驚いていた

だよねー、自分でもびっくりだ

収納があって良かった


翌日から屋台をします!

作り置きをたくさんして、準備万端だ!


ちょっとワクワクしながら寝て

翌朝に『花グモの蜜』を取りに行ってから、3階の入り口で屋台を始める

3階の入り口のすぐそばに屋台セットを出して、並べていけば

立派な屋台の完成だ

ここならサトウキビを取りに来る冒険者もすぐに見つけてくれるだろう


ガロルド「じゃあ、俺達はラット狩りに行ってくる」

「はーい、いってらっしゃーい」

「きゅう~」「きゅぃ~」


2匹も嬉しそうで、良かったね~


お客さんが来るまで暇なので、看板に絵でも描こう

ローストビーフサンドの絵と~、柚子レモネードの絵、ジャーキーはただの茶色だから

描くのは止めておこう・・・・


あー、色が付けれるように絵具が欲しかったの忘れてたな

サンドイッチとか色があった方が絶対美味しそうなのにー

若干悔しさを感じつつも、完成した絵を眺めていたら


「え?」「なんでこんな所に?」「夢か?」

そんな声が聞こえてきた


きたきた~


看板を屋台の前に立てて


「いらっしゃいませー、期間限定の屋台ですよー。いかがですかー?」

笑顔でそう話かける

接客に笑顔は大切だ


「は?」「え?ここダンジョン」「夢だろう」

3人組の冒険者はまだ信じられない様子


「ふふっ、夢じゃないですよ~。美味しいサンドイッチやジャーキー、飲み物もありますからねー」

ふらふらと屋台に近づいてくる冒険者たち


「本物だ・・・・」「サンドイッチ?」「こんな所で?」


「ほらー、美味しいですよー。小銀貨5枚です。いかがですかー?」

ダンジョンの中なのにお手頃価格、最高でしょ?

サンドイッチを見せながら、誘ってみる


「う、美味そう・・・・」「俺買おうかな・・・」「俺も・・・」


よし!かかった!


「毎度ありがとうございますー!サンドイッチ一つずつでいいですか?」

「あ、ああ」「うん」


「はい、どうぞ!あちらで座って食べれますのでー」

指さす方にはテーブルセット


「なんでこんな所にテーブルセットが・・・?」

「やっぱ夢だろう?」

「そんな事より、めっちゃ美味そうだぞ」

「ああ、肉もたっぷりだ」


「た、食べてみる。俺が倒れたら頼むな・・・」

「わ、わかった・・・」


そんな死にに行くみたいな・・・・


意を決して、一口嚙り付いた

大きな一口だ・・・・死ぬかもしれないものにそんな大きく嚙り付くの?ふふっ


サンドイッチを大きく頬張って、もっぐもっぐと咀嚼して


「おい!」

ふらっと倒れそうになった・・・・けど、戻ってきた


「うーーーーーーまい!」

良いリアクションです。ひゃくてん!


「なんだよ!紛らわしい!!!」

お仲間さんは激おこだ、仕方ない


「いや、意識が飛ぶほど美味い。食って見な?飛ぶって!」

どっかで聞いた事のあるフレーズで、仲間にサンドイッチを進める

もうひとりのサンドイッチを買った人が、促されて食べる


目を閉じて、咀嚼・・・・・

カッと目を開いて「美味い!」

良いリアクションです。100点


どっかの漫画みたいだ、ぷぷぷっ


「お、俺も買って来る!!」

買ってなかったひとりも我慢できなくなったのか、買いに来た


「はい、毎度ありがとうございます~。小銀貨5枚です!」

「ありがとう!」

嬉しそうにサンドイッチ受け取って、さっそく食べている


「う、うんめぇ~」

3人は夢中でサンドイッチを食べている

すぐそこに椅子があるのになー


あっという間に全部食べて、屋台に近づいてきた


「どうしました?」


「いや、聞きたい事は山ほどあるんだけどよ?これから毎日やるのか?」


「あー、それはわかりません。飽きるまでかな?」

だって暇つぶしだし


「な、なるほどな・・・飽きるまでか・・・」


こそこそと3人で会議をはじめた


「嬢ちゃんがいなくならないようにしないと!」

「絡むやつとか出て来るんじゃねえか?」

「だな、阻止しないと」

「とりあえず他の商品も気にならないか?」

「「気になる!!」」


作戦会議が終わったのか、戻ってきた

全部聞こえてるんだけど、悪意はないようなのでスルーだ


「ほ、他の商品も欲しいんだが・・・」


「あ、はい。柚子レモネードは小銀貨2枚。ジャーキーは3枚で小銀貨2枚です」


「ジャーキーって、美味しいジャーキーって書かれてるけど、何が違うんだ?」


「これは自家製のジャーキーで、特別な味付けなので美味しいですよー。大人は嫌いな人に会った事がないです!」

これは嘘ではない、みんな病みつきなのだ

そうだ、おいしいジャーキーじゃなくて、病みつきジャーキーに名前を変えてもいいかもね


「じゃ、どっちも1個ずつ欲しい」

「はーい。毎度ありがとうございます~。柚子レモネードはコップ自前でもイケますがどうしますか?」


「あ、じゃあコレに頼む」


冒険者たちはみんなコップを持っている人が多いので、助かる

洗い物も減るしね


渡してもらったコップを浄化、信用してないって訳じゃないけど、一応だ、一応。

レモネードを作る、氷を入れて

最後に輪切りの柚子を浮かべて、完成


「はい、どーぞー」

柚子レモネードとジャーキーを渡す


「ありがとよ」

コップのジュースの匂いを嗅いで

「いい匂いだな・・・果物みたいな・・・」

「ほんとだ・・・氷も入ってないか?」

「何か浮いてるし・・・果物じゃないか?」


コップを持っている一人が、ちょっとだけ口を付けて飲んだ


「・・・・・・。」

しばらくの沈黙

「ど、どうなんだ?」


ごっくっごっくっごっく


「おーーーい!!ちょっ!全部飲むなよ!!」

「ああーーーー!」


「ぷっはー!!うめぇ!」


わかるわかる、ごくごく飲みたくなるんだよねー


「おっまえ!全部飲むなよ!」

「だって美味くて!欲しけりゃ自分で買えよ!」

「ああー、・・・・・ってことはこっちも美味いのか?」

「そうか!ジャーキーが残ってた!」

「よこせ!!」


「いや!3枚あるんだからひとり一枚だろう!!」

争いの後にひとり一枚が行きわたって、ひとくちジャーキーを噛んで、3人は覚醒したかのような

ギラギラとした目で屋台へ来た


「「「ジャーキーを金貨1枚分くれ!!」」」


「ええええええーーー!」

まさかジャーキーが一番刺さるなんて・・・・ガロルドが言った通りだ・・・・


まだ最初のお客さんだからジャーキーはあるけど、さすがに一人150枚のジャーキーは買いすぎだ

食べ過ぎ良くない!


3人で150枚、つまり一人50枚で納得してもらった

それでも嬉しいらしいので、元気よくサトウキビを収穫しに行った


あー、面白い人たちだったなー


ありがとござした!

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