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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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防犯用の笛を屋台で売ろう 3日目

防犯用の笛を屋台で売り出して3日目


昨日は夜ごはんを食べたあとに、必死になって在庫を作った

特にドラゴンのやつ

男の子はほぼこれを買っていく


朝から屋台に立って、在庫を作りつつ売っていると

孤児院を運営している、司祭さんとシスターが買いに来てくれた

全員が意外にも猫を選んでいて、「クセになる可愛さ」と言っていた


わかるわー

自分で描いておいてなんだけど、可愛い


猫もたくさん売れているので、作り置きを増やしておかないとね

そして、商業ギルドのノーランドさんも来てくれた


ノーランド「何とか明日から販売を開始できます。お店は3か所で、名入れも対応して下さるとの事でした」

「良かったです!正直かなり売れました。大人も買って下さる方が多くて。特に女性の方が。なのでちょっとシックな模様も増やしてみました」


ノーランド「なるほど、これはいいですね。では、これとこれとこれをお願いします」

「はい、お名前はどうしますか?」

ノーランド「お願いします」


ノーランドさんは自分用と、子供用、奥さんにも買って行ってくれた


明日以降は雑貨屋さんで買えるので、その宣伝の看板も立てておいた

私は今日で終わりなので、最終日とも書いておく


きっと他の職人さんが作るものは、別の個性がでている事だろう

特に猫とか動物系は私にしか描けないと思う

ここにはキャラクター化した絵とかないもんね


ガロルドにお手伝いしてもらって、隙間時間は追加で笛を作りまくった

残った分は雑貨屋さんに置いてもらうつもりだからだ

ナンボあってもいいですからね!


最終日はもう凄かった、お昼を過ぎてからはどんどんと増えていき

列が無くなる事は無かった


そしてついにドラゴンが売り切れて、次に猫がなくなり

残っているだけになってしまった


ドラゴンと猫の売り切れを張り出して、残念がって帰っていく親子には

明日から雑貨屋さんで買える事を伝えておいた


そして残っている列のお客さんを捌いて、閉店


大人の女性向けのものもたくさん売れたので、かなり在庫は少ない

猫とドラゴンに関してはどれだけあっても足りないんじゃないかとさえ思えた


「お疲れ様ー、助かったよー」

ガロルド「お疲れ様。3日でかなり売れたな」

「うん、想像以上だった・・・・ありがとう」

ガロルド「俺は大した事はしてないけどな」

「ううん、ガロが居たから追加で作れたんだもん。居なかったらもっと早く無くなってたよー」

ガロルド「力になれたのなら良かった、ふふ」


隣の屋台のおばさんにも「お世話になりました」と挨拶をしておいた


「うちも売り上げさせてもらったからね!こっちこそありがとうだよ」

って言ってくれた

良かった


バイバイをして、夜ごはんを食べに行く


「これからどうしよっか、戻って花グモの蜜を取りに行く?」

ガロルド「そうだな、持っておいた方がいいんじゃないか?」

「うん、これからいつ必要になるかもわからないもんねー」

ガロルド「ああ、自白薬もそうだが、エリクサーにも必要だろう。階層ボスは1日で復活すると思うから、何日か滞在すればいいんじゃないか?」


「そっか、そこで何度も狩ればいいのか。じゃ、戻って狩りにいこうか」

ガロルド「賛成だ。自白薬は今後も必要になるかも知れない」

「そうだね・・・きっとここだけじゃないもんね」

ガロルド「ああ」


考えたくはない事だけど、きっと他国にも似たような事が起こる

防犯用の笛が早く広まる事を願っておこう



そして、翌日にお別れの挨拶をして回る

ギルドマスターに挨拶をしに行くと、かなり忙しいらしく、伝言だけ頼んでおいた

行方不明者の捜索協力もしているのだ、やるべきことはたくさんある事だろう


衛兵本部に行く前に雑貨屋さんに寄って、防犯用の笛を見てみた


職人さんが作った笛はキレイで、模様もたくさんあった

かなりカラフルに絵付けされたものもあって、こっちが好きな人もいるだろう


お店の人に自分が持っている分も売ってもらおうと思ったけど

職人さんのが売れたほうがいいだろうと思って、自分のものは少しだけ渡しておいた


店主「これが噂の・・・ドラゴンの物はないんですか?」

「あ、猫とドラゴンは売り切れてしまって・・・・」

店主「そうですか・・・買いに来た人が『ドラゴンは?』とか『猫は?』と聞かれる事が多くてですね・・・・もしよろしければ、こちらでも同じデザインの物を作りたいのですが・・・」


「え?同じものを?職人さんが怒ったりしないですか?」

店主「いえ、大変興味がある様子でしたよ。多くは作れないかも知れませんが、同じものを欲しがる人が多いので作れるのなら作りたいな・・・と思いまして」


「なるほど、こちらがラフで描いたものなんですけど・・・」

アルジャンを見て描いたものを見せる

店主「ほーーー。これはカッコイイですね・・・子供が欲しがるのもわかります」

「出来るだけ簡単な線で描けるようにしたのがこっちの方ですね」

店主「なるほど、よろしければ猫も見本が欲しいのですが・・・もちろんデザイン料をお支払いいたします!」


「いえいえ、そんな大した物じゃないですから・・・ちょっと待って下さいね・・・・」

紙と板を取り出して、デザインで使っていた猫たちを描いていく

模様は自由だけど、あくまで見本なので、4種類描いた


「こんな感じでどうですか?」

丸ーい顔に耳、ブサ系に、可愛い系、毛色の違うものまで


店主「ぶっ、こ、これは・・・・可愛いですね・・・ふふっ」

笑いをこらえている店主さん


「好きに使ってもらってもいいんですけど、職人さんに無理に描いてもらうとかは止めてくださいね」

店主「ええ、もちろんです。これからもデザインは増えるでしょうし。こちらも参考にして作らせて頂きます」


「はい、じゃあ失礼しますね」

店主「ありがとうございました」




ガロルド「猫が人気か・・・・」

「ドラゴンの方が凄かったけどね、猫もなかなかだったよ」

ガロルド「クセになる顔してるもんな・・・」

ガロルドもそう思うんだ・・・ぶさ猫恐るべし



衛兵本部に行ってカーシャさんにお別れを言った

花グモの蜜を取りに行く事を話すと驚いていたけど


カーシャ「必要な時がまた来るかもしれんからな・・・」と神妙な顔だ


「無ければいいんですけどね。備えておけば安心ですから」

カーシャ「間違いない。あなた達には大変世話になった。どうか元気で」

ガロルド「元気でな」

握手をしてお別れをする


「あ!忘れてた!」

大事な事だ


カーシャ「どうした?」


「あの・・・・」

防犯用の笛の話をかくかくしかじか、話した


カーシャ「なるほどな、どうりで笛の音を聞くと思った・・・・」

「ははっ、子供ですからね、持ったら嬉しくて吹いちゃいますよね」

カーシャ「良い考えだとは思うが、遊びで吹いているのとの区別がつきにくいな・・・」


「そうなんです。なので衛兵から吹き方の統一をお願いしたいんです」

カーシャ「吹き方の統一?」

「はい、長く2回吹くとか、細かく何度も吹くとか。吹き方で助けを求めているかどうかがわかるように」


カーシャ「なるほどな・・・危険な時に簡単に吹けて、かつ、助けを求めているのがわかる吹き方か・・・」


「それを学校などで講習してもらえると、今後は吹き方で危険かどうかがわかると思うんです」

カーシャ「わかった!広く使い方を知ってもらえるようにしよう。笛を購入できる所にも張り出してもらう事にしよう」

「はい、お願いします。これは見本で一つどうぞ」


カーシャ「これが噂の笛か・・・小さい物なんだな」

「首から下げやすいようにしてます。生活でも邪魔にならない程度に」

カーシャ「確かに・・・これなら普段から下げっぱなしでいいな。しかし・・・これは?何の生き物だ?」


カーシャさんに渡したのは、柴犬さん

だって衛兵っていえば、犬のおまわりさんでしょ


「それは犬ですよ」


カーシャ「い、いぬ?・・・・見た事がない犬だな・・・・」

「ふふっ、可愛く描いているんですよ。犬の衛兵さん!です」


カーシャ「犬の衛兵さん・・・ふふっ、こんな可愛い衛兵とは・・・ふふっ。ありがとう。これを使って広く使い方を広める事にするよ。何から何までありがとう・・・そうだ!この前の差し入れ凄く美味しかった!何だったんだ?あれは?」


「ああ、サンドイッチは・・・何を入れたっけ?」

カーシャ「なんだか甘くてしょっぱくて、凄く美味かった!」

「あー照り焼きチキンかな?じゃあ、今日も同じ差し入れをあげますね」

カーシャ「いいのか!?前もらったカゴを持ってくる!」


まるで喜んでいる犬のように走っていった

犬の衛兵さんだねー


ガロルド「あれは美味いからな・・・」

ガロルドまで味を思い出しているのか、目を閉じてうんうん頷いている


「ふふっ、照り焼きチキンは美味しいもんねー」


戻ってきた犬の衛兵さんに、たくさん照り焼きチキンサンドを入れてあげたら

しっぽがあるんじゃないかというくらい喜んでいた

良かったね


衛兵本部から出たら、今度は孤児院へ行ってお別れを告げる

そして、いくらかの寄付をしておいた


かなりお礼を言われたが、「立ち寄った孤児院は全て寄付しているので」と説明した


司祭「どこまでも献身的な冒険者なのですね・・・きっと神のご加護がありますよ」

と、私達を拝みだしそうだった


子供達にもお別れを言った


シゼ君は泣いていたけど、ガロルドに抱っこしてもらって

高い高いをしてもらって笑っていた


かなりの高さだったけど・・・・・

獣人の子供強い・・・


「また来るよ」と言ってバイバイをした



これでいつでも旅立てる

でも、その前にお買い物だ

ここでしか買えないものがまだあるかもしれない!

さあ!行こう!!

ありがとござした!

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