表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

375/579

防犯用の笛 商品登録

防犯用の笛を持って商業ギルドへきた

受付で笛の事を話すと、個室に案内してくれた

しばらく待っていると、男性がひとりやってきた


「はじめまして。ここで副ギルドマスターをしております。ノーランドです。よろしくお願いいたします」

清潔感のある細身の男性だ


「はじめまして。Sランクパーティ『アルラド』のルラです」

ガロルド「ガロルドだ」


ノーランド「はじめまして。冒険者の方でしたか、しかもSランクとは、お会いできて光栄です。新商品として、防犯用の笛と聞いたんですが、どういったものでしょうか?」


「こちらなんですけど、首から下げておく形で、軽くて小さなものがいいかと思いましてこの形にしました。あとは、子供が好きそうな模様や絵を描いておけば常に持っていてもらえるかと思いまして、こんな感じで描いたものを作ってみました」

言いながら、作っておいたものを並べていく


ノーランド「ほーなるほど、これは良く出来ていますね。失礼しますね・・・・・花にドラゴン、子供が喜びそうですね・・・・これは何かの生き物でしょうか?」

一つずつ手に取っては確認している


「あ、それは猫です。」

ノーランド「ね、ねこ?はじめて見る種類ですね・・・・」

「ふふっ、創作なので、実際に居るわけではないですよ」

ノーランド「ああ!なるほど、何とも面白い猫もいるのだと思ってしまいました」

ちょっと安心したようなノーランドさん


「形を作るのはそんなに難しくないんですけど、この絵を入れるのは細かい作業なので、他に良い方法があればいいなと思うんですけど、絵付けとか?」

ノーランド「絵付けは可能ですよ。とても良いと思います。子供の防犯用とはいえ、大人が持つのも良いですね」


「はい、これからデザインを増やしていけばいいかと思います。とりあえずは子供に普及させたいのでそちらを優先したいですね」


ノーランド「もちろんです。知り合いの子供にも渡しておきたいですね。ちょっと、吹いてみてもよろしいですか?」


「はい、どうぞ」


ノーランド「では、失礼して」

ぴーーーーーっ



ノーランド「ほーっ、これは軽く吹いただけでも遠くまで聞こえそうですね」

「はい、なるべく響きが良くなるように何度も作り直したので」

ノーランド「では、こちらの形を商品登録して、絵付けや装飾などは自由に、ネックレスタイプや、小物として下げておけるストラップタイプなどを作らせましょう」


「はい、お願いします。さっき孤児院の子供達には渡してきたんですけど、裏には名前を入れました。迷子だったり、誰の物かを判別するにもいいかと思って」

ノーランド「なるほど、それも良いですね。購入する時に名入れをする・・・これも選べるようにできるお店がよいですね」


「はい、出来るだけ子供達に持ってもらえるように、価格はなるべく低くしたいので、利益率は一番低い物でお願いします。そして利益率分は笛を作ってくれる職人さんへ配分して欲しいです」


ノーランド「それは・・・・」

「難しいですか?きっと割に合わない仕事になってしまうと思うんです。単価は低いし、作業は細かいし、少しでも足しになれば嬉しいんですけど・・・」


ノーランド「・・・・わかりました。少し複雑になりますがやってみせましょう。子供たちの為です。それにあなたのおっしゃる通りだと思います。職人に入る手取りはかなり少ないでしょう。そこまで考えておられるあなたに感服いたしました。どうか、私にお任せ下さい」


「ありがとうございます!実際に売りに出すまではどれくらいかかるでしょうか?」


ノーランド「そうですね・・・・5日・・・いえ3日でやってみせましょう」

そう拳を握って言うノーランドさん


「それは早いですね!では、それまでの間に屋台でもして先に販売していてもいいですか?」

ノーランド「ええ、もちろんです。広場での販売許可証を出しておきます。知り合いにも買いに行くように宣伝しておきます」


「助かります!ちなみに、私が作った笛はどれくらいの価格で売ればいいでしょう?あまり安くすると後発で販売する分に支障がでますよね?」

ノーランド「そうですね・・・・あなたが作るものはかなり手が込んでいるので高価になると思いますが・・・・原材料のみの値段として考えるのなら・・・他の店舗で出すとしたら・・・ぶつぶつ」


ノーランドさんはしばらく、ぶつぶつと考えこんで

ノーランド「キリの良い所で銀貨一枚ではどうでしょうか?銀貨2,3枚でも良いとは思いますが、できるだけ安く提供したいのなら銀貨一枚までにして欲しいです」


「わかりました。では銀貨一枚にします。教えて頂いてありがとうございます」

ノーランド「いえいえ、では商品登録を進めていきましょう」

「はい、お願いします」



とても話が早くて助かる

商品登録の用紙を書いて、登録も完了したところで商業ギルドを後にした



広場に向かう前に、屋台で買い食いしつつ、雑貨屋さんで皮ヒモをたくさん買った

ストラップにするにも、ネックレスにするにしても必要だからね


他にも商品の見本を置くための物なども買った

これでよし



広場に行って、どこからでも見えそうな位置に店を構える事にした

横の屋台の人に一言あいさつをしてから、テーブルと椅子を2つ出した

まだお店に並べられるほどの数が無いので、無地の物を作っていく

ガロルドには皮ヒモを良い長さに切ってから結ぶのを頼んだ


無地のものをたくさん作ったら絵を描いていく

ドラゴンが一番人気だったので、描こうと思ったけど

最初のはデザインに凝りすぎたので、顔のみを描くことにした

もちろんモデルはアルジャンだ


「アルジャンちょっと口開けてみてー、そうそう良い感じ。ちょっとそのままで・・・」

紙にササっと形を描いていく、コレをモデルにしてちょっと簡略化

小さい笛に描くので線はできるだけ少ない方が良い


ガロルド「うまいな」

「ほんと?実物みたいに描くのは苦手なんだけど、簡単に描くのは好きなんだよね」

ガロルド「十分だろう、猫も子供には人気だ」

「そーだよね、ドラゴンの次は猫が人気だもんねー」


そう、まさかの二番人気はブサ猫ちゃんだ

猫の種類はその時に気分で変えている、三毛か、虎柄、ハチ割れとか描きやすいものを顔だけ

男の子にも女の子にも人気だ

三位は柴犬、4位が鳥さん、5位がお花


まさかのお花人気がない・・・・

ドラゴンを描くのが一番大変なのに一番人気っていう・・・

花なら一瞬で描けるのに・・・

そんな事を考えながら10個ほど完成させて、見本を並べていく

木の板を取り出して、『防犯用の笛・名前入れできます』と書いた

下には値段を大きく書く、銀貨一枚だ


ガロルド「じゃあ、俺は孤児院へ行ってくる」

「うん、欲しい子がいると良いんだけど」

ガロルド「大丈夫だ、きっとたくさん買いにくるから作っておいた方が良いぞ」

「ほんと?じゃあ頑張って作っておくよ」

ガロルド「ああ、行って来る」

「いってらっしゃいー」



ガロルドは孤児院にいる子供たちの、お友達にも宣伝してもらえるように頼みに行ってくれた

孤児院の子供たちは全員持っているからね


ガロルドが戻ってくるまで、もくもくと無地の笛を作った

これは簡単なんだけどねー、絵を描くのがねー

首や目が疲れるので、時々上を向いたりしながら作業した


お客さんが来ないので、横の屋台のおばさんが話かけてきてくれて

何を作っているのか説明すると


「そりゃーいいね。大人でも欲しいよ、銀貨一枚だろう?あたしも買っていいかい?」

そう言ってくれた


「もちろんです!大人向けにもちょっとおしゃれな模様もありますよ」

お花も種類を増やして、桜やコスモスっぽいの、バラっぽいのなどを作った

他にも、つる草模様とか、星模様とか、調子にのって増やした


是非大人にも持って欲しい


「まあ!こりゃあ素敵だねぇ。どれにしようか迷うわ」

「お名前を裏に入れる事もできますので」

「そんな事まで?銀貨一枚は安すぎるんじゃないかい?」

「価格は必要最低限にしているんです。目的はたくさんの人に持ってもらって、防犯を目的としているので、この価格でいいんですよ」


そう言えば「なんて良い子なんだい!知り合いの子供達の分も買わせておくれ!」と言ってくれた

嬉しい

さっそく選んでもらって、教えてもらった名前を裏に入れた


「こりゃー良い買い物したわ。お友達にも教えていいかい?」

「もちろんです!ここでお店を出すのは3日間だけなので、その間だったらいつでも」


「わかったわ!言っておく!」


隣の屋台のおばさんは5個も買ってくれた

良いお客さんだ、喜んでくれて私も嬉しい


女性にはやっぱり、お花が良いみたいなのでお花ももう少し作っておこう

さっそく売れてルンルン気分で、追加の笛を作っていく

たくさんの子供が持ってくれると嬉しいなー

ありがとござした!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ