表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

364/587

カツオ節の完成と恋の行方

虎獣人のハザムさんは結局、『止まり木』へ仮加入となった

ユーハイムさんいわく「どんな奴かもわからないからな、様子見だ」との事


翌日も、アントンさんからの連絡はなかったので

町の外へ出て私とニャムさんは料理、それについてきたハザムさん


ガロルドは2匹といつものお散歩だ


昨日と同じく、だし巻き卵を練習中のニャムさん、と

それを眺めてはにこにこしているハザムさん


しばらく眺めていたけど

ニャム「ずっと見られていると気が散る」と言われ

若干しょんぼりしながら狩りにでかけていった


「ちょっとしょんぼりしてましたね」

ニャム「でも、ずっと見られてても困るもん」

そうなんだけどね


「ニャムさんはハザムさんの事どう思ってるんですか?」

ニャム「ど、どうって?」

「好きとか、嫌いとか、苦手とか?」

ニャム「・・・嫌いではないかな」

なるほど、脈ありだ


ニャム「だからと言ってずっと見られても困るし、パーティも私目当てで入られても困る」

「なるほど、やり過ぎはよくないですもんね」

ニャム「ルラは?ガロルドとは気まずくないの?」

「へ?どうしてですか?」

ニャム「だって恋人でしょう?」


「いーえ?」

ニャム「・・・・本気で言ってる?」

「はい、仲は良いですけど。それに私まだ未成年ですから」

ニャム「そ、そうだった・・・・ガロルドも大変だなー」

そこでどうして、ガロルドが大変になるんだ?


「ハザムさんが良い人ってわかれば、お付き合いするんですか?」

ニャム「わ、わかんない」

恥ずかしそうなニャムさんが凄く可愛い

そっか、これはデリケートな話だもんね

深掘りは良くないかな


でも、上手く行くと良いな・・・


お昼近くなって、ガロルドとハザムさんが戻ってきた

何故か仲良くなって・・・・


狩りの途中で見つけて、合流したらしい

何か仲良くなる話でもしたのかな?


お昼ご飯は、ニャムさんの練習中だし巻き卵と、カツオ節たっぷりぶっかけうどんだ

フォークで食べにくそうにしていたけど、好評だった


ガロルドはもうお箸も完璧だから、ずるずる食べてたし

2匹もうどんは大好きだ

美味しいよね、ぶっかけうどん




午後も、荒節作りをしながら料理

ガロルドとハザムさんはお昼寝をしていた


「荒節はこれぐらいまで黒くなれば燻製は良いと思うんですけど、あとは乾燥具合だと思います」

ニャム「時間がかかるもんなんだねー、美味しさの為には仕方ないかー」

「まあ、一本あればかなり使えるので。普通に買えるようになるまでの我慢ですね」


日が沈む前に町に戻ることにした

ニャムさんとハザムさんはずっと仲がよさそうに話をしている

もう恋人同士みたいなんだけどねー


「ハザムさんと戻って来た時、仲良くなってたね、何を話していたの?」

ガロルド「・・・・覚えてないな・・・」

「え?何か仲良くなる話をしたんじゃなくて?」


ガロルド「何だっただろうか?」

しらばっくれているな・・・わかりやすすぎる・・・・

聞かれたくない事なのかな?まあ、いいけど


宿に戻ると、アントンさんからの伝言があった

試作の第2弾が完成したとの事だ

明日の朝に行く事にして、今日もみんなでご飯を食べに行った


そこで、ユーハイムさんとドムさんから

昨日どこに行っていたのかの話を聞こうとしたら、ガロルドに止められた


ガロルド「聞かないでいい」との事だ

楽しそうな話なのに・・・


ソマドが途中で合流して、どこに行っていたのか聞いたら

ソマド「女の子と仲良くなったから、町を案内してもらっていた」だって

やっぱりナンパしてたんだ


ハザムさんの事をどう思うかも聞いてみたけど


ソマド「男には興味がないが、強いなら問題ないだろう?」だってさ

本当に興味がないみたいだ

ガロルドの事おっかけまわしていたのにね・・・


ユーハイムさんがハザーマさんを、「また店に行こう、今日は違う子がいるかもしれないぞ」

なんて誘っていたけど


ハザーマ「いや、もういい。俺はああいう店が苦手だ」って断られていた

ユーハイムさんは「付き合いわるいなー」なんてぼやいていたけど

ドムさんと出かけていった


ガロルドも、誘われていたけど、また断っていた

こっそり「行ってもいいよ?」って言うと


ガロルド「行きたくない」ってさ

凄く嫌そうな顔だった・・・・そんなにか・・・

まあ、嫌いな人もいるかな?ハザーマさんも苦手だって言ってるし





そして、翌日に商業ギルドへ行って第2弾を見せてもらった


アントン「どうでしょうか?燻製に使う木も、ルラさんが使っているものと同じにして、燻製も回数を増やしました」

「見ただけじゃわからないので、一度出汁を取ってみますか」

アントン「はい、ではユーリーを呼んで参ります」

「ありがとうございます」


調理室へ行って、さっそく試作してみる

今日はユーリーさんが出汁を取ってくれた

練習をしていたそうなので、上手にできている


ユーリー「いかがでしょうか?」

「上手ですね、ふわっと削れています」


カツオ節がふわっと、薄く軽い

これなら、かけても、出汁を取るのも使えるだろう


ユーリーさんが取ってくれた出汁をみんなで飲んでみる


「うん、美味しい」

アントン「いいですね、ルラさんのものとかなり近い気がします」

ニャム「うん、美味しい」

ハザム「美味いな」

ガロルド「美味い」


みんなもしっくりくる味だったようだ

「これで売りに出せますね」

アントン「ええ、ありがとうございます。さっそく生産体制を整えて飲食店にも卸していきたいと思います」

「はい、楽しみにしています」

ニャム「ありがとう!」


これで、飲食店で食べれるようになる日も近いだろう


ニャム「これで安心できるよー、ありがとう」

「良かったですねー、ニャムさんはしばらくここにいるんですか?」

ニャム「居たいけど、リーダーが何ていうだろう?」

「そうですねー、家もここにはないから宿代もかかりますもんね」

ハザム「家があるのか?」

ニャム「うん、パーティの家があるんだ」

ハザム「そりゃ良いな、近いならまた来ればいいんじゃないか?」

ニャム「近いっちゃ近いかなー?護衛依頼で4日くらい」

ハザム「丁度いいんじゃないか?護衛依頼で行ったり来たりすれば」

ニャム「そうかも、リーダーに相談してみよー」


宿に戻ると、ユーハイムさんとドムさんが話をしていた

「ただいま戻りましたー、カツオ節が完成したんですよ」

ユーハイム「え?早かったな・・・じゃあ旅立つのか?」

「そうですね、落ち着いたら出発したいかな?ガロは?」

ガロルド「そうだな、特にする事もないしな」


ドム「そーかー・・・」

何か反応が悪いな?


ニャム「それでね?完成したんだけど、もう少しここに居たいなって・・・で、出来れば定期的にここに来たいなーなんて?」


ユーハイム「そりゃいいな!」

ドム「ああ!護衛依頼で行き来すればいいんじゃないか?」

何か変だな?凄く喜んでる


ニャム「いいの?宿代とかかかっちゃうのに」

ユーハイム「ああ、俺たちもここに居たいからな」

ドム「そうなんだ、どうしようかと話てたとこなんだ」

ニャム「へ?どういうこと?」


ユーハイム「へへへへっ、隠しててもしゃーないから言うか」

ドム「そうだな、俺たち恋人が出来たんだ」


「「ええええええ!」」

ユーハイム「飲みに行った店にな?いいなーって思う子がいてな?」

ドム「で、上手く行ったってわけよ。そんでこれからどーしようかって話をしてた所だったんだ」

ニャム「ええーーー!ハザーマとソマドは知ってるの?」

ユーハイム「いや、これから話をしてみようかって所だ」

ドム「ここにずっと滞在できなくても、行き来できればいいなって話をしてたんだ」


ニャム「私は嬉しいけど・・・・」

ハザム「良かったじゃないか、俺も良いと思うぞ」

ユーハイム「良かったー、反対されたらどうしようかと思ったわ」

ドム「ソマドが良いって言ってくれるかなー?」


何だか、止まり木に恋の風でも吹いているのだろうか?

この感じだと、ソマドも恋人が出来た!って帰ってきたりしてー








とか、思っていたんだけど


夜にご飯を食べに行った時に、ソマドが戻ってきた



泣きながら


ソマド「俺じゃダメだって言うんだーーー!」


どうやら振られたらしい・・・・なんて可哀そうな・・・


ユーハイム「女なんていっぱいいるからな!元気だせ!」

ドム「そーだぞ、元気だせ!」


どうやら2人は今日言うのは諦めたみたいだ

失恋した相手に「恋人ができた」とは言えないだろう・・・



ソマドが来る前に、ハザーマさんには話をしていた


ハザーマ「いいな・・・俺ももう一回店に行こうかな・・・」

と、ちょっと揺れていた


この町を行き来するのは、特に問題ないとの事で、良かった


あとはソマドだけだけど・・・

あれは時間がかかりそうだ・・・・




「ソマドって恋愛運が無いのかな?」

ガロルド「見る目がないだけじゃないか?」

「それを言うと、ガロを追いかけていたのも・・・・」

ガロルド「・・・・そうだったな・・・」


ソマドには恋愛運だけがないのかも知れないな・・・

ちょっと可哀そうだけど、まあこればっかりは仕方ない



ありがとござした!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ