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母のきもち  子のきもち

初めてのアルバイトでお金を稼ぐことができた しかも、思ったよりもたくさん貰えたし

なにより楽しかった

ロスター先生も一緒だからきっと少ししかできないんだろうと予想してたんだよね


でも実際は先生がすごく乗り気で一緒にやってくれた

魔術が趣味っていうのは冗談じゃなくて本心みたいだ

つぎは1000個取ってくるって言っていたし  ふふふ


はやくお母さんに渡してあげたい 楽しくお金稼いできたよって


走って家に帰ってきた 「ただいま」

母「おかえりなさい」  お母さんはご飯の用意をしていた

いつ渡そうか? 2人になった時がいいなお父さんに絶対バレないほうがいい

母「もうすぐ晩御飯できるわよ」

「わかった、手を洗ってくるね。」 走って汗もかいていた、ついでに水浴びもしよう

洗い場に行き 魔法で温水を出し 一気に洗っていく

魔法で乾かし 着替えて戻る  慣れたものだ

 

配膳を手伝い 晩御飯を食べる スープの具は少ない

普通にご飯が食べれるようになるまで 頑張ろう アモラもいるし

これではきっと栄養が足りない


ご飯を食べ終わり 後片付けを手伝う

「お母さん、これがおわったら見せたいものがあるからへやにきてほしいんだ いい?」

母「わかったわ、なにかしら」


片づけを終わらせ 一緒に私の部屋に行く

「あのね、アルバイトしてきたの 魔石をつくるやつ」

母「え?アルバイト!?どうやって?」

「がっこうの先生に、魔石をつくるアルバイトがしたいですって言ったら

 いっしょにやってくれたの。べんきょうにもなるしいいよって だからコレ」

金貨3枚を渡す

「これからときどきやることにしたんだ、だからこれ使って」

母「金貨3枚も!? 魔石を作る仕事だけでこんなにもらえたの?」

「うん、魔石100個つくったんだ、先生といっしょに」

母「100個も・・・・・・。」

突然母に抱きしめられる どうやら泣いているようだ

母「助けようと思ってくれたの?」

「うん」

母「まだこんなに小さいのに、ごめんね・・・。ありがとう・・・・。」

「いいの魔石づくりたのしかったんだ、それにわるいのはおとうさんだし

 お母さんがどなられらたりするの・・・まちがってるよ」

母「そうね、どうしてあんな風になってしまったのか昔は優しかったの・・・・。」

「おかあさん・・・・・。」

母「でも全部は受け取れないわ、あなたが初めて稼いだお金だもの・・・・・だから

  一枚だけもらうわ、あとは欲しいモノを買いなさい あなたお買い物したことないでしょう?」

「あ、かいもの・・・・したことないや」

母「ね、お買い物も経験しておかないと」

「うん、ありがとう。かいものしてみるね」

母「私こそありがとう。 あなたが私の子供で良かったわ本当にこんなに優しい子になって

  自慢の娘よ。でも無理はしないで?あなたはまだ子供なんだから・・・」

「うん、うん、わたしも・・・・・おかあさんのこどもで・・よかった・・・。」


泣いていた、なんだか心がいっぱいで    うまく言葉にできないや



しばらく、母に抱きしめてもらっていた

なんだかもっと小さい時に戻ったみたいで少しはずかしくなってきた

 


「お母さん、アモラをはみがきさせなきゃ。それにお父さんもかえってくるかも」

母「そうね、これは大事に使わせてもらうわね。本当にありがとう」

「ちゃんとつかってね、また稼いでくるんだから」

母「ふふ、頼もしいわね。お母さんのお給料なんてあっという間にぬかれちゃうわね」

「お母さんが働かなくてもいいぐらいまで稼いできちゃうんだから」

母「楽しみだわ、ふふふふ」


母は部屋を出て行った


なんか久しぶりに泣いたな いつ以来だろうか

全部は受け取ってもらえなかったけど また稼いでこよう

 

それに忘れていたことがあった

買い物をした事がないのもそうだけど、せっかく借りた魔法文字の本

あれを写すものがない、  紙だ


紙はお高いんじゃないだろうか

金貨2まいで足りない気がするな


あとでお母さんに聞いてみよう



あとは畑だけど


ジャガとオニオムの芽がだいぶ出てきた そろそろ植えても良さそうだ


明日またやろう


生活向上のためにがんばろう

せめて食べるものに困らないくらいには




がんばるぞーーーーー




ありがとござした!

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